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為替介入と決算発表時期に備えるETF:TOPIX-17電力ガス上場投信

今考えている、短期トレードのアイディアです。

 

1.ドル高円安

ゴールデンウィーク中の4月末のドル円は、160円台から154円台まで動きました

 

ドル円のチャートは、日足・週足・月足のどれを見ても、移動平均線がこの順番で上を向いているパーフェクトオーダーです。

(緑:陽線 赤:陰線)

trading view ドル円日足チャート

まだまだドル高円安は続きそうですが、1回、2回、3回と為替介入があると、円高メリットの個別銘柄にも再び注目が集まると考えています。

 

2.円高なら電力ガス

短期トレードで注目したいのが「円高メリットの業種」です。

中でも、電力・ガスに注目をしています。

 

今の市場環境は、日経平均の日足移動平均線が下を向いているので、個別銘柄を全力買いはしにくいです。

  • 指数の行き先が、上か下か分かりにくい
  • 決算発表の時期
  • 業種内で、どの個別銘柄から上がるのか分かりにくい

こうした環境で、資金を抑えた短期トレードの対象としては上場投資信託(=ETF)が良いと考えています。

 

上場投資信託のメリットは、

  • 個別株と同じ証券口座で売買できる。
  • 単位が1単位なので、小額から買える
  • 市場が開いている時間帯に、リアルタイムで売買できる。

など、環境の変化に対応しやすいです。

 

数ある上場投資信託の中で、電力・ガス業界の複数の個別銘柄を組み入れている商品がTOPIX-17電力ガス上場投信です。

 

 

3.TOPIX-17電力ガス上場投信の内訳

TOPIX-17電力ガス上場投信は、次の内訳で構成されています。(2024年4月30日時点)

(引用元:https://nextfunds.jp/lineup/1627/ NEXT FUNDS 電力・ガス(TOPIX-17)上場投信(1627) | NEXT FUNDS)

 

上位の5銘柄で約68%、6位~13位で約28%を占めています。電力会社とガス会社が幅広く組み入れられています。

 

その他は、構成比率はそれぞれ1%未満ですが、

  • 9519:レノバ(再生可能エネルギー)
  • 9551:メタウォーター(上下水道)
  • 9517:イーレックス(電力小売り)
  • 9514:エフオン(バイオマス発電)

なども組み入れられています。

 

4.五月は上場投資信託と個別銘柄のシフトを意識

5月の短期トレードでは、上場投資信託(=ETF)と個別銘柄のシフトを意識したいと考えています。

 

ETFに注目しているのは、次の不確定な要素があり、リスクを抑えた小額でのトレードは、1銘柄集中よりも業種内分散の方がしやすいと考えたからです。

  • 日経平均やTOPIXの指数がいつ回復するのか
  • 円高がいつまた意識されるのか
  • 決算発表でどの銘柄が上がるのか

これらが解消されて指数の方向性がハッキリとして指数が上方向、そして円高トレンドへの転換の兆しがあれば、ETFから個別銘柄へのシフトも考えています。

 

その切り替えポイントとして、

  • 決算の注目ニュース
  • ドル円のローソク足の、長い上ひげと連続陰線
  • ドル円の週足MACDが売り転換
  • ドル円の週足移動平均線が下向き

などを意識しています。

 

電力・ガス業界の個別銘柄に魅力を感じるなら、TOPIX-17電力ガス上場投信の中から銘柄を選んでみるのもいいかもしれません。

 

5.関連おすすめ本

最後に、この記事の関連おすすめ書籍は『イベントドリブントレード』です。短期トレードに影響する「イベント」の要素を一覧で確認できます。想定に見落としや抜けが無いかのチェックにも使える1冊です。

 

 

 

※投資やトレードは元本を保証するものではありません。必ずご自身の責任と判断に基づいて行って頂きますようお願い致します。免責事項のページもお読みください。

【投資コラム】日本株・個別株への投資におすすめのyoutubeチャンネル(2023年6月)

このサイトでは、毎週木曜日と日曜日に、投資・トレードの記事投稿を目指しています。おすすめの本、勉強法、ルールの作り方を扱っています。

 

youtubeには、無料で見聞きできる投資トレードの教材が山のようにあります。数あるチャンネルの中でも、私が特に参考にしているチャンネルを紹介します。

 

ぜひ、投資スタイルや肌感覚に合うチャンネルを登録してみてください。

 

※必ず免責事項のページを先にお読みください。

 

 

 

1.資金移動を知る

草食系投資家LoK Re:

安定した語り口で、市場を解説しています。過去の値動きの検証動画もあります。テクニカル分析を中心に個人投資家に必要な視点を提供してくれます。

 

過去動画として「草食系投資家LoK」には、初心者向けの勉強動画をたくさん残してくれています。現在更新されているのは「Re:」の方です。

草食系投資家LoK Re: - YouTube 

草食系投資家LoK - YouTube

 

 

NOBU塾

米国・日本を含めて、世界の市場を関連付けて解説しています。株と為替の動きについては中長期的なシナリオを伝えています。

NOBU塾 - YouTube

 

 

東京総合研究所

米国市場、日本市場、コモディティ、仮想通貨など、幅広い市場のつながりを学べます。変動が多い相場で、何を焦点に考えるのか、解説がとても勉強になります。

  • 個別銘柄で、5割高を2回転して資産倍増
  • 安い時に買い、高い時に売る
  • 長期分散投資より2~3銘柄への集中投資

という考え方です。

株式情報・日経平均予想はテクニカル分析の東京総合研究所

 

 

 

2.経済指標と為替(FX)を知る

超保守的な資産管理チャンネル

CPI、SOX指数、イールドカーブなど、指数や経済指標などのデータの読み方を学べるチャンネルです。中長期的なトレンドを、数字の根拠を示して解説してくれます。

超保守的な資産管理チャンネル

 

外為どっとコム公式FX動画ch/川合美智子

複数の解説者のうち、特に川合美智子氏の解説がおすすめです。ファンダメンタルズが為替に与える影響と、テクニカル分析による見通しを、合わせて分かりやすく解説してくれます。

外為どっとコム 公式FX動画ch

 

ガチプロFX竹内のりひろ

為替を解説しています。その時々のトレンドや経済指標の影響、情報の集め方などを扱っています。

ガチプロFX竹内のりひろ

 

3.投資家心理を知る、田中泰輔氏の解説

トウシル[楽天証券]

楽天証券が運営するチャンネルです。田中泰輔氏の解説では、相場サイクルと資金管理のことや、投資家心理のことが良くわかります。

トウシル [楽天証券]

 

ピクテ・ジャパン株式会社

意思決定への理解をベースに、行動経済学も踏まえた投資家心理を解説しています。

ピクテ・ジャパン株式会社 - YouTube

 

 

4.コモディティを扱うyoutuber

なるほど!投資ゼミナール

金・プラチナ・シルバーなどの貴金属、原油・天然ガスなどのエネルギーなど、幅広くコモディティ商品の値動きを解説しています。中国の電力問題・脱炭素など、需給動向やインフレーションなどの最新トピックも解説しています。

なるほど!投資ゼミナール - YouTube

 

 

 

 

5.米国株・米国債券のパフォーマンスを比較する

ロジャーパパ米国株投資

米国株・米国債・ETFについて、値動きやパフォーマンスを、広い視野で解説してくれます。テンポが良い語りの中に、情報がギュッと詰まっています。

ロジャーパパ米国株投資

 

【投資塾】知らないより知っていた方が役立つ話

金融緩和や利上げなどの最新トピックから、積立や資産運用まで、幅広く解説してくれます。NASDAC100のマイナス5%ルール投資法を始め、積立戦略と出口戦略を検証しています。

【投資塾】知らないより知っていた方が役立つ話

 

能登清文【お金の学校】のとチャン

米国債を中心に、人生のライフプランの中での積立の考え方を学べます。

能登清文【お金の学校】のとチャン

 

 

まとめ

話のテンポや、声の好みは人それぞれですので、ぜひ、聴き続けやすい肌に合うチャンネルを登録してみてください。

 

投資トレード系Youtuberの方々、いつも本当にありがとうございます!

 

投資とトレードは上達します!

 

 

 

【投資本】No,024 日経平均株価が上がる理由がわかる!投資初心者の人にもおすすめの本5冊

今週のお題「読みたい本」

 

このサイトでは、毎週木曜日と日曜日に、投資・トレードの記事投稿を目指しています。投資本の紹介や考察、トレードの勉強法、売買ルールの作り方を扱っています。

サムネイル,日経平均が上がる理由,投資初心者のためのおすすめ本

日経平均株価が33,000円を超えたので、日経平均株価を動かす要因を復習する本を読み返したいと考えています。その中から、過去に実際に読んでみた良書を紹介します。

 

1.『相場を大きく動かす「株価指数」の読み方・儲け方』

ダウ、TOPIX、日経平均株価、それぞれの算出の計算式を確認できます。また、日経平均株価に影響を与える要素はもちろんのこと、先物、ETF買い、銘柄入れ替えなどの基本がわかります。

 

2.『日経平均の読み方・使い方・儲け方』

個別株投資と日経平均株価の指数の組み合わせ方法が紹介されています。また、オプションや先物を始める人向けの解説もあります。

 

3.『日本株を動かす外国人投資家の思考法と投資戦略』

外国人投資家が好む、日本企業の業種と保有比率の関係が書かれています。中長期的な投資、短期的なトレードのどちらにも活用できます。

 

 

相場考え1:RSIでは反転をピンポイントでは捉えにくい

この日経平均や大型株の上昇には乗り切れていません。なかなか波に乗るのは難しいですね。RSIは、「そろそろ反転」と考えることもできますし、「ものすごく勢いがある」と考えることもできます。私は後者の考え方をしています。

 

これも痛い目に合った上でたどり着いた考え方ですが、「ピンポイントで反転を捉えるのは無理!だいたいでいいから反転は帯やゾーンで考えることが大事!」と思っています。

 

指数を対象にするなら、今は移動平均線とMACDを頼りにするのが良いと考えています。

 

相場考え2:国債のETFVIX短期先物指数(1552)の適正価格はある?

国債のETFVIX短期先物指数(1552)は775円です。この銘柄の特徴は、日足週足月足の移動平均線がずっと下がり続けている点です。1日で+6%の上昇が時たまありますが、-3%が2日連続で続くこともあります。

 

そして恐ろしいことに、1552は何もニュースがなくても価格が下がります。この点で、これからの買い手にとってはとても不利な商品だと考えています。買ったとしても10単元で数百円のぶれを楽しむくらいが適度だと思います。

 

1000円を切ったときに「割安かも?」と感覚的に感じましたが、1000円で止まることの根拠は何もありません。そもそも、2000円の時もすんなりとキリの良い価格を割って下がりました。それと同じように、800円で下げ止まる理由もなければ、700円で止まる理由もありません。400円でもいいですし、50円でもいいです。

 

1552に適正価格は無いと考えています。明日上がるかもしれない興奮やスリルと引き換えにするには、割りに合わない商品だと思います。

 

 

4.『なぜ株価は値上がるのか?』

日経平均株価が値上がるための1つ1つの要素を、リストアップしてくれています。業績、評判、出来高、金利、為替、原油価格など、10種類の注目する材料を解説してくれています。

 

 

 

5.『矢口新の短期トレード教室』

「実需がトレンドを生み出して、投機がボラティリティを作る」という図式が説明されています。指示線となるラインは実需が生み出していることを理解できます。「投機筋が買ったものは必ず売り戻され、売ったものは必ず買い戻される」という基本をあらためて確認できます。

 

 

日経平均が33,000円を超えて上がっている今、どのように日経平均株価は決まるのか?を知れる本は読み返す価値が高いと考えています。

 

 

 

【投資本】No.023-2 半導体を勉強して投資トレードに活かす!おすすめ本と銘柄選び

このサイトでは、投資とトレードに役立つ本の紹介やコラム記事を投稿しています。毎週木曜日(18時)と日曜日(朝9時)の投稿を目指しています。

サムネイル,投資本,半導体の勉強,初心者,銘柄選び,おすすめ本

1.『半導体産業のすべて』

 

数ある半導体関連の本の中で、1冊だけ選ぶならこの本を推奨します!

 

投資家やトレーダーにとっての一番のメリットは、半導体の製造工程ごとに企業名を分類してくれている点です。

 

例えば、次のような資料があります。

   分野         企業名
材料(フォトマスク) フォトロニクス(米国)、大日本印刷、
HOYA、信越化学工業など
検査プローバ 東京エレクトロン、東京精密など
高純度ガス 大陽日酸、三井化学、エア・ウォーターなど
高純度薬液 三菱ガス化学、三菱化学、トクヤマなど
製造装置 ニコン、キャノン、ダイフクなど

 

巻末の「半導体メーカーと主要製品一覧」という資料が見どころで、多くの企業名が載っています。投資家やトレーダーにとって、銘柄選びを助けてくれる1冊です。

 

また、半導体業界の見通しを持つために、次のような情報を知ることができます。

  1. 元請けからの発注と、商取引の慣習
  2. 半導体メモリの分野などで、日本の国際競争力が低下した理由
  3. 厳しい環境下でも、日本のメーカーが、素材・製造装置・パワー半導体の分野で国際競争力を強く持っている理由

 

税込み2,200円でこれだけの情報量が載っている本は他にありません。

 

数十冊以上も出版されている半導体関連の本の中では、私が一番おすすめできる1冊です。

 

 

2.『半導体業界の動向とカラクリがよ~くわかる本』

今後の重要テーマが分かる!

中長期で半導体銘柄を保有したい方向けの1冊です。

 

中長期で銘柄を持ち続けるには、業界の見通しが明るいことの根拠を集めて、ホールドする力を強くすることが必要です。この本には、

  • 半導体が使われている「製品」
  • 半導体分野で、これから需要が増すと見込まれるテーマ (リニア、自動運転、セキュリティなど)
  • 代表的な個別企業の事業内容と強み
  • 半導体業界のこれからの動向

が詳しく書かれています。

 

この本にも半導体企業のリストと解説があります。『半導体産業のすべて』には載っていない企業もリストアップされているので、さらに広範囲の企業の情報をカバーできます。

 

素材の知識を得るには不向き

この本の注意する点として、製造工程・素材の特徴・動作の仕組みについては、ほとんどが文字で解説されています。たとえば次のような文章が出てきます。

 

「フォトレジスト」は、シリコンウエハをエッチング加工するのに必要な化学薬剤です。光を当てることで性質が変化する薬品で、ウエハ表面に回路を焼き付けるために使われます。(31ページ)

この文章がイメージできるならスムーズに読み進められます。ただ、イメージが浮かびにくい場合は、先に入門書を読むことがオススメです。

 

図やイラスト入りのわかりやすい本は、過去のこちらの記事で紹介しています。

 

 

この本の企業リストは、ほとんどが有名なトップ大企業です。※その点では、ニッチな会社も取り上げてくれている『半導体産業のすべて』の方が、私としては好みです。

 

さて、ここからは、基礎を学んだあとに、技術的な知識を深められる2冊を紹介します。技術を知れば、最新情報へのアンテナを高く持つことができます!

 

 

 TIPS:半導体製品の2つの流れ

パワー半導体の大口径化,ムーアの法則の微細化

半導体を勉強するとよく出てくる用語が「ムーアの法則」です。これは、微細化を推し進める流れで、性能がどんどんと向上するという流れを表したものです。各企業は小さいスペースの上にどれだけ多くの電子回路を載せられるかを競い合ってきました。

 

これとは別に、「パワー半導体」という分野では、「もっと大きく(大口径化)」することで性能を高める、という特徴があります。

 

2つの流れが1990年代から現在まで、同時進行しています。ここからは、その2つの流れを勉強できる本を案内します。

 

 

3.『よくわかる最新 半導体プロセスの基本と仕組み』

半導体プロセス」とは、半導体の製造工程のことです。素材の品質や、加工の技術が関わります。入門書よりも、さらに詳しく技術的なことが解説されています。

 

ムーアの法則と呼ばれるように、微細化を進めることで集積率や性能は高くなります。その技術をより深く知ることができます。

 

製造工程を詳しく知る → 企業の強みに詳しくなる → 事業の成長と利益率向上を信じる根拠が増える → 個別銘柄をホールドする力が強くなる。

この流れを私は信じて勉強を続けています。

 

 

4.『よくわかる最新 パワー半導体の基本と仕組み』

パワー半導体は、

  • 太陽光発電
  • 発電した電力の送電
  • 産業用のポンプ
  • 工作機械や電気自動車(EV)のモーター

に使われています。

 

大きな電流が流れる製品に使われる」ことや、「速度の調整を行える」ということが特徴です。電気自動車(EV)を思い浮かべると、イメージがしやすいです。

 

パワー半導体には「電力の変換ができる」という特徴もあり、太陽光発電や風力発電等の次世代エネルギーの分野にも深く関わります。

 

パワー半導体用の (略) 材料は (略) 高純度多結晶シリコンです。わが国ではトクヤマが主なメーカーです。(113ページ)

こうしたTIPSが書かれているのも良いと感じます。

 

まとめ

日本の半導体企業の強みは、

  • 素材
  • 半導体製造装置(※いくつかの工程に分類されています)
  • パワー半導体

です。

 

この記事で紹介した本は、半導体を解説する本の中から、投資・トレード向けに厳選した本です。どんどん読んで、半導体銘柄への中長期投資、そして短期トレードにぜひ活かしてみて下さい!

 

投資の勉強をするなら、まずは成長分野から!

 

投資は上達します!

トレードは上達します!

 

 

※投資やトレードは元本を保証するものではありません。必ずご自身の責任と判断に基づいて行って頂きますようお願い致します。免責事項のページもお読みください。

 

 

 

【投資本】No.023-1 半導体を学ぶ投資本&トレード本おすすめ3冊、初心者向けの人向け読む順番

このサイトでは、投資本やトレード本の紹介に加えて、勉強法を扱っています。

サムネイル,投資本023-1,投資トレード初心者,半導体の勉強,おすすめ本



今回は、数多く出版されている半導体関連の本の中から、「投資とトレードに活かす」という視点で、しっかりと半導体のことを学べる本を紹介します。

 

初めて半導体のことを勉強する人に向けて、知識ゼロからでも読みやすいおすすめ本と、読む順番を紹介します。

 

1半導体の本は探しにくい

最初に、半導体はとにかく範囲が広く、書店に行ってもなかなか目的とする本が探しにくいです。

 

半導体の分野や解説本には、全体として次のような特徴があります。

  • 製造プロセスが複雑
  • なじみが無い専門用語が多い。
  • 使われている製品がイメージしにくい。

さらには、

  • 難しい本はどこまでも難しい。
  • 技術者レベルまで知識は、投資やトレードには過剰すぎる。
  • マンガはあるけれども、ある程度の基礎を学んだ人向け。
  • 投資本のコーナーには、半導体の解説本はほとんどない。

そこで、今日は、半導体の勉強をこれから始めたい投資家やトレーダーの方向けに、知識ゼロからでも読みやすく、私も実際に読んできたおすすめの本を3冊紹介します。ぜひ手に取って読んでみてください!

 

 

2.半導体の入門書3選:投資初心者&トレード初心者におすすめ

図解即戦力 半導体業界の製造工程とビジネスがしっかりかわる教科書

この本を読む最大のメリットは、「用語が分かり、イメージしやすくなる」という事です。半導体の製造工程ごとの専門用語に慣れることができます。個別銘柄を探すときに、企業概要のページに書かれている「ウエハ大手、半導体製造装置向けに生産」などの用語が分かります。

 

半導体の製造工程には「設計」のほかに「前工程」と「後工程」があり、この本では全部の工程に対して、ひとつずつ丁寧に説明が載っています。

 

例えば、

  • ウエハ
  • 成膜(せいまく)
  • リソグラフィー
  • エッチング
  • 洗浄、CMP装置
  • 乾燥
  • 半導体製造装置
  • 不純物添加&平坦処理
  • ダイシング・ボンディング・モールディング
  • 半導体商社
  • 検査

などの用語がわかるようになり、ひと通り読めば、製造工程の中で特に詳しくなりたい分野を選ぶことにも活かせる1冊です。私の場合は、イメージをしやすかった「ウエハ、洗浄乾燥、検査」と、日本企業に強みがある「半導体製造装置」を学びのとっかかりにしました。

 

強みにしたい分野がきっと見つかります!

 

 

「半導体」のことが一冊でまるごとわかる

半導体の物理的な性質を知れます。複雑な計算式は出てこないので、読みやすいです。

 

半導体ってなに??」という質問への答えを、この本を参考に用意することができます。性質を押さえることで、製品への連想ができるようになり、値上がりした銘柄の連想買いにも活かせるかもしれません。

 

たとえば、

半導体は電気があるところには必ず使われている。(19ページ)

これだけでも、グッと製品のイメージがしやすくなりませんか?

 

また、半導体には、温度が高くなるほど電気が流れやすくなる特徴があります。この性質を利用しているのが太陽光発電です。

 

半導体の特性についての知識を増やすことで、製品や製造企業の知識も増やせます。太陽光=半導体+シルバー+ガラス……など、どんどんと連想を広げられます。

 

 

ビジネス教養としての半導体

半導体を「世界中の需要がある、国際戦略物質」と捉える視点が身につきます。

 

このあたりは、地政学や国際関係学の分野になり、『半導体戦争』や『半導体の地政学2030』のように、すこし難しい本が多いです。

 

その点、この『ビジネス教養としての半導体』なら、初めて半導体のことを学ぶ人が読んでも、ほどよい量と内容です。

 

たとえば

  • 半導体製造のプロセス
  • TSMCの誘致から考えられる、半導体製造の中長期的な戦略
  • 半導体がストックしにくいという特徴や商社の役割

などが書かれています。また、著者はバリバリの半導体の業界人で、業界に通じている本物の人です。

 

 

 

3.少額から買える半導体関連ETF(2644)

投資トレードの世界は、学ぶことと同じくらい、実践で売買することも大事です。

 

「学ぶのが先か?買うのが先か?」で、私は学ぶ方を先にしましたが、ここまで半導体銘柄の値段が上がってきた様子をみると、証券コード2644の「グローバルX 半導体関連-日本株式ETF」を少額で買っておいても良かったとも今では思います。

 

このETFの、税抜きの信託報酬は0.59%です。

  • レーザーテック
  • アドバンテスト
  • ルネサスエレクトロニクス
  • 信越化学工業
  • 東京エレクトロン

これらの有名企業と似た動きをするように調整されています。東京エレクトロンを100株単位で買うには150万円以上が必要ですが、このETFなら1口3000円で買えます。

 

多くの投資本では、ファンダメンタルズ分析よりもテクニカル分析を優先する方が良いと書かれていることが多いです。「知識が不十分でも、チャートを見て、とりあえず買っておいて動きに慣れる」というスタンスをとっても良いかもしれません。

 

4.まとめ

投資とトレードに活かせる半導体関連の入門書を紹介しました。どれも、初めて読む本として、とてもオススメです。

 

半導体は分野が広いので、まずは全体像を学べる本を読んでから、中級者向けの本にステップアップすることがおすすめです。

 

 

投資は上達します!

トレードは上達します!

 

 

 

※投資やトレードは元本を保証するものではありません。必ずご自身の責任と判断に基づいて行って頂きますようお願い致します。免責事項のページも合わせてお読みください。

【記事のリンク集】トレード・投資を本で学ぶ

カテゴリ「トレード・投資を本で学ぶ」では、本紹介を中心に、これから投資やトレードを始める初心者の方や中級者の方向けに、情報を発信しています。

サムネイル,記事一覧リスト,トレードと投資を本で学ぶ

内容紹介はもちろん、時流に沿った考察やアイディアを練り込みました。とくに順番はないので、関心のある分野の記事を選んでみてください!

 

「☆☆☆」を付けた本は、特におすすめの本を紹介している記事です。[Ctrl+F]で検索ができます。

 

▷最新の記事1本

 

1.はじめに

短期トレードを始める時に、最初に読むおすすめ3本

[1]『超・臆病者のための株の教科書』☆☆☆

[2]『村上世彰、高校生に投資を教える。』感想レビュー:株価や指数の乱高下に疲れたら読むおすすめ本☆☆☆

[3]『お金の不安から自由になるためのお金が増える強化書』ふるさと納税の次はNISAとiDeCo☆☆☆ 

 

 

2.FX、金利、通貨

▷FX初心者向け3冊と、読む順番おすすめ(FX体験談)ドル円を理解しよう&副業&副収入&トレード本紹介☆☆☆

▷株かFXか? どっちにも使える入門書はこれ。初心者のテクニカル分析・ピラミッディングの学習にも

▷『すみません、金利ってなんですか?』10代20代30代の副収入&節約本。投資初心者にも分かりやすい

▷『すみません、金利ってなんですか?』40代50代60代以上の副収入&節約本。投資初心者にも分かりやすい

 

 

3.空売り、信用取引

▷『株カラ売り5つの戦術』今は空売りを学ぶ絶好のタイミング!?☆☆☆ 

▷投資を始める初心者におすすめしない投資本(その2)信用取引・空売り編

▷『オーバーナイト投資術』専業トレーダーの思考を知り、トレードスタイルを作る(書評・考察まとめ) 

▷『世界一安全な株のカラ売り』うねり取りに移動平均線を使う

▷『世界一わかりやすい株の売り方』証券会社との向き合い方を考える

 

4.分析方法(テクニカル・ファンダメンタル)

全般

▷『ズボラ株投資』テクニカル総復習☆初級者から中級者向け、チャートを読む練習(草食系投資家LoK Re:)

 

一目均衡表

<本記事>

『FX一目均衡表ベーシックマスターブック』(1)この順番が覚えやすい!基準線/転換線/遅行線/先行スパン1/先行スパン☆☆☆

▷『一目均衡表ベーシックマスターブック』(2)時間論の基本数値と対等数値

▷『一目均衡表ベーシックマスターブック』(3)値幅観測論の計算法

『一目均衡表ベーシックマスターブック』(4)波動論の基本

 

<コラム>

▷一目均衡表は10年後に残っているだろうか?原著絶版と著作権から考える

▷一目均衡表(R)のブログ解説とyoutube配信は違法!?商標権と著作権から考える

 

 

 

5.貴金属・ゴールド投資

<本紹介>

▷『伝説のファンドマネージャーが教える 図解 株の暴落サインを見抜く方法』株式市場の暴落時にはゴールドも下がるという事実☆☆☆

▷2022年3月おすすめの本:戦争中の資源高商品高&市場サイクル☆☆☆

▷『ゴールド投資』高橋ダン:貴金属やコモディティ投資におすすめの1冊。投資初心者のインフレ/原油高/資源高対策☆☆☆

 

<コラム>

▷都市鉱山の副業チャンス、商社とコンビニの関係性に注目!☆☆☆

▷SDGs・ESG・脱炭素は、この2冊がおすすめの入門書

 

6.市況株(資源株・素材株・金融株)

<本記事>

『TOPIX業種指数をチャートの動きに乗る個人投資家のための「市況株」短期トレード』(1)個人の短期スイングトレーダーが有利な市場を見つける方法☆☆☆

▷『対TOPIX業種指数チャートの動きに乗る 個人投資家のための「市況株」短期トレード』(2)時価総額が大きい銘柄から買う理由

▷『対TOPIX業種指数チャートの動きに乗る 個人投資家のための「市況株」短期トレード』(3)先行株と出遅れ株の特徴

 

<コラム>

▷国策テーマ「金属リサイクル」は、2030年に向けて80兆円に規模拡大!レアアース/レアメタル/貴金属のおすすめ本5選☆☆☆

 

7.人生と生活と投資

ポートフォリオを組む

▷『内藤忍のアセットアロケーション革命』不動産投資を推す本(要約書評考察)、初心者からのポートフォリオとアセットアロケーション

▷『株メンタル』テーマ型投信で活かす投資心理/プロスペクト理論/行動経済学(書評感想レビュー)

 

トレードスタイルを創る(本業/副業/節約/投資/ライフスタイル)

<本紹介>

▷『日本株を動かす外国人投資家の思考法と投資戦略』テーマ型投資信託、セクター別投資、外国人保有比率の理解度を高めて利益につなげる☆☆☆

▷ふるさと納税の次はNISAとiDeCo『お金の不安から自由になるためのお金が増える強化書』

▷利益確定のタイミング、投資・トレードノートの書き方が分かる『勝てる投資家は、「これ」しかやらない』

▷『オーバーナイト投資術』専業トレーダーの思考を知り、トレードスタイルを作る(書評・考察まとめ)

 

<コラム>

▷資産倍増に必要な利回りと回数:長期分散積立投資と個別株集中投資

ルールを創る

▷連休と決算発表前に手仕舞う。決算またぎと両建ての考え方

 

8.情報収集・勉強法

▷2022年おすすめ投資系Youtuber一覧☆☆☆

▷youtubeとメモ書きノート:2倍速と0.5倍速を使い分ける

 

9.業界研究

<半導体>

半導体を学ぶ投資本&トレード本おすすめ3冊、初心者向けの人向け読む順番

半導体を勉強して投資トレードに活かす!おすすめ本と銘柄選び

 

10.その他

▷2022年4月5月おすすめの本:金利、物価、通貨から資源、素材、地政学まで詳しく学ぶおすすめ本☆☆☆

▷意思決定意欲を奪うニュース依存と学習性無力感の予防・対策・回復法。統計学とメディアリテラシーおすすめ本3冊☆☆☆

▷投資を始める初心者におすすめしない投資本(その1)3冊紹介

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今後もどんどん追加をしていきます。

 

投資とトレードは上達します!

 

 

【投資本】No.022 FX初心者向け3冊と、読む順番おすすめ(FX体験談)ドル円を理解しよう&副業&副収入&トレード本紹介

このサイトでは、投資本・トレード本紹介、投資の勉強法、売買ルールの作り方を扱っています。

サムネイル,投資本,021,初心者におすすめのFX本3冊

今日のテーマは、「円安ドル高・FX」です。

 

FXが初めての人にこそ、読んで頂きたいFXの投資本/トレード本3冊を紹介します。また、読む順番も合わせて案内します。

 

記事後半では、FX用資金15万円を元手にした私のリアルな体験談もお伝えします。「FXは恐い、怪しい」という先入観を少しでも薄めてもらえればうれしいです。

 ※免責事項もお読みください。

 

 

1.「円安ドル高がピンとこない」は、FXで変化する

1ドル150円!!!

 

これが、なかなかピンときませんでした。

  • 「100円は100円であって、100円以外の何物でもない」
  • 「1ドルは1ドルであって、1ドル以外の何物でもない」

こうした考えは、簡単な入門書を3冊読んだことをキッカケに、ガラリと変わりました。

 

今日は私が読んだおすすめのFX本と、読む順番のおすすめを紹介します。

 

 

2.FX未経験の方に、おすすめのトレード本3冊

どれを読んでも、基本的なことがほぼ網羅されています。どれか1冊を読めば十分です。テクニカル分析とファンダメンタル分析の基礎から学びたい方は、気になった本を自由に選んでみてください。

 

2-1 めちゃくちゃ売れてる投資の雑誌ZAiが作った10万円から始めるFX超入門改訂版

FXを始める人にとって、定番中の定番の本です。カラフルな図表が多く、パッと見て読みやすいです。

 

ページも少なくて、スキマ時間にこまめに読みやすく、必要最小限の項目がギュッとまとめられています。

  • FX口座を開く会社の選び方
  • 売買できる時間帯
  • 利益の仕組み(価格の変動による利益、スワップポイント)

など、文字がぎっしり書かれているので、お得感があります。

 

 

 

2-2 おいしく稼ぐFX入門

文字が大きいので、目が疲れやすい方や、老眼が気になっている方は、こちらの本の方が読みやすいです。

見開き2ページで、カラフルな図表があって読みやすいです。

 

この記事の中では一番簡単にテクニカル分析の解説がまとめられています。チャートの読み方から覚えたいトレード初心者の方には特に、おすすめする本です。

 

 

2-3 FXチャート分析の教科書

利益を得るしくみ損失が出るしくみを、整理できることが一番のメリットです。

  • 売買差益
  • スワップポイント(=金利による収入、または損失)
  • スプレッド(=手数料のこと)
  • 売買手数料 ※これは無料のところも多いです。

このほか、通貨ペアの選び方トレード時間帯の選び方トレード期間の決め方の解説もあります。実際に入金をして、売買の実践をした後に読むと、どんどん理解が進みます。

 

3.FX体験談

資金15万円で、利益と損失はこんな感じ

私の体験では、15万円の資金をFX口座に入金してトレードをしたある日の結果を抜き出すと、「10分でプラス80円4時間でマイナス70円一晩持ち越しのスワップポイント(=金利収入)でプラス12円」といろいろでした。

 

1,000通貨、レバレッジ1倍」の世界はこんなものです。詳しい説明はここでは省略しますが、特別なイベントが起きなければ、数十円の値幅でチャートを読む練習ができるのがFXの良いところです。

 

私は今、資金投入量を2,000通貨、3,000通貨と増やしていき、自分がどのくらいの変動まで落ち着いていられるのかを、少しずつ試しています。

 

 

「1,000円の利益を得るイメージ」をつくる

未知の分野のことを新しく始める時、私の場合、簡単な入門書を3冊読むことに加えて、「1,000円の利益を得るイメージを、頭の中に作ること」をひとつの目標にしています。

 □+□+□+□=1,000円

 □×10=1,000円

 □-□-□=1,000円

これらの□の中に入る行動の組み合わせを考えることが大事だと考えています。

 

 

疑問を放置しないこと:1000通貨と10000通貨、レバレッジ、保証金率の計算

FXで「1000通貨と10000通貨、レバレッジ、保証金率の計算」などの理屈をなんとなく放置すると、途中で混乱する可能性が高いです。実際に私も混乱したことがありましたが、本を読んでゆっくりと確認をすることで解決ができました。

 

この記事でご紹介した3冊うち、どれかを読んで再確認をすれば、トレードをスッキリとさせることができるのでオススメです。

 

もう一度3冊を並べますね。

 

 

疑問を解決して、「シンプルに分かりやすく」していきましょう。

 

 

 

4.まとめ

今日は、FXが初めての人にこそ、読んで頂きたい3冊を紹介しました。

 

最初は仕組みを知って、分かりやすい時にだけトレードをする」というスタンスをとって、まずは月1,000円の利益を目指してみてください。

 

投資トレードの知識と経験は一生ものの財産です。一緒に学んでいきましょう!

投資とトレードは上達します!