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【投資の計算】No.001資産倍増に必要な利回りと回数:長期分散積立投資と個別株集中投資

投資・トレードをする方向けの記事です。

※先に免責事項(リンク)をお読みいただき、最終的な投資決定はご自身の判断で行っていただきますよう、お願い致します。

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投資の王道は長期・分散・積立と言われています。

 

今回は、個別株に集中投資をした場合、資産を2倍にするために必要な利回りと回転数を計算しました。

 

前半は単純な複利計算で、後半はマイナス複利を入れた計算です。複利表を使わずに、あえて自分で計算してグラフに表しました。

 

(1)10-50%高で利確した場合

次のグラフでは、Y軸は投資元本1に対する比率、X軸は売買する回数で「買い、売り」の往復を1回と数えます。

資産倍増計画,利率と回転数,個別株集中投資

投資金額を2倍にすることを目標にすると、50%高なら2回転40%・30%高なら3回転、20%高なら4回転すれば達成できます。10%高なら8回転です。

 

さらに詳細に見ると、n回の資金回転を基準にした場合に必要な利益幅は次の通りです。

資産倍増計画,個別株集中投資,回転数と利率

これは、利益確定までの期間ずっと持ち続けることが前提です。さらに、生活資金を確保することや、他での損失を埋める目的で売らないことが必要です。

 

(2)「5%」または「3%」の利益を連続してとった場合

小さい利益をコツコツ確定させた場合はどうでしょうか。次のグラフは、5%または3%の利益を連続してとった場合を表しています。

資産倍増計画,5%3%で連勝

このように、5%の利益を繰り返して資産倍増を目指すなら15連勝をしなければなりません。3%なら24連勝です。

 

うまく利益が乗っている時でも、利益が減ってしまう恐さや、売るタイミングの迷いが出てきます。それを15回、24回と繰り返すごとに心理的な負担がかかります。難しく考える要素を減らし、少ない売買回数でいかに必要な利幅をとるかが大事だと感じます。

 

(3)「5%,5%,-5%」または「5%,5%,-3%」を繰り返した場合

5%で15連勝ができるかという疑問は置いておき、少し現実に寄せて利益と損切を繰り返す場合を計算しました。5%損切ルール3%損切ルールを適用して、コツコツ小幅に利益を積み上げる場合を考えます。

資産倍増計画,5%損切ルール,3%損切りルール

なんだか投資信託の値動きのようになってきました。

 

結果は、個別株の投資資金が2倍になるまでには、「5%,5%,-3%」は29回、「5%,5%,-5%」は41回の売買が必要です。勝率にして66.7%。3回に2回はプラスをたたき出さないと資産が2倍に増えません。

 

個別株の銘柄と購入時期を分散させて、何度も細かく利確と損切を繰り返すのなら、それは「分散+分散+分散」を積み重ねることであり、どんどん市場平均に近づき、長期分散積立投資に似てきます。

 

個別株投資の意義はリスクをとって市場平均以上のリターンを得ることです。資産を増やすには「個別株用の資金で集中投資」をして、リスクをとることも必要ではないかと今考えています。

 

以前までは、投資の勉強をすればチャンスが広がって売買回数も増えると思っていましたが、勉強はむしろ売買回数を減らすことに役立っているような気がします。

 

(4)「5%,-5%」を繰り返した場合

最後に、多くのテクニカル分析の本に載っている内容を計算しました。

「-5%の損失を取り戻すために、5%よりも大きいエネルギーがいる」という話です。

資産倍増計画,5%とマイナス5%を繰り返した場合

みかけ上はどちらも5%ですが、5%の利確と-5%の損切を繰り返すたびに、資金が減ります。元本を100,000円とした場合、105,000円→99,750円→104,738円→109,974円→104,475円→99,251円となります。

 

つまり、損失率に対して、利益率を高く設定する必然性があります。下がる余地が小さく、上がる余地が大きい銘柄を選ぶという説明は期待値の考え方だと思うので、私はこの本を読もうと思います。

 

自分で計算をしてみて良かったこと

・利益確定や出口戦略に目が向き、エントリーをする時に考える視点が増えた。

・目標とする金額への意識が高まった。

毎年一定率の上昇があり得ないことを実感した。

・5%と-5%を繰り返す投資・トレードが、スリルと興奮と非日常感を味わうための行動だったと反省した。

 

まとめ

実際、自分で計算をするのはとても面倒でした。それでも、自分で手を動かして作業をすることで、今まで本やyoutubeを見聞きしただけで満足して、事実を軽く見ていたことに気づきました。自分で一度計算することが大事だと身に沁みました。

 

そして、長期分散積立投資と個別株集中投資はハッキリと分ける必要があると感じました。20%を4回転・30%を3回転など、売買回数を減らして高い利益幅をとる方法を意識して、勉強と実践(成功・失敗・振り返り・改善)を繰り返したいと思います。

 

投資・トレードは、色々と失敗することもありますが、知っていることや出来ることが増えるのがとても楽しいです。相場にスリルや非日常感を求めずに、地味に長く相場に関わることを目指したいです。

 

トレード・投資は上達します!

 

www.maruyoshi30.net

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