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「知らなかったばっかりに、損した……」
2022年2月に、1,000円を逃すとても悔しい思いをしました。
誰でも、ファミリーマートで1,000円がもらえる、キャンペーンです。申し込み多数のため、わずか3日で打ち切られたキャンペーンでした。
キーワードは都市鉱山と中古スマホです!
今回チャンスを逃したことを反省して、次のチャンスを手にする対策を考えました。そのアイディアを紹介します。
1.ファミリーマートの端末回収キャンペーンの概要
2022年2月に実施されていたキャンペーンは次のような流れでした。
- ファミリーマートの店舗に、ガラケーやスマホの本体を持ち込む
- その場で契約書に記入する
- ファミリーマートで使える1,000円分のクーポンがもらえる
という流れです。
つまり、20代の大学生から定年した60歳や70歳の人まで、ガラケーやスマホを店に持ち込むと、1台あたり1,000円がもらえるというサービスでした。
古い端末でも値段が付くという、破格のキャンペーンでした。
2022年2月9日に開始され、当初は2月末まででしたが、なんと!申込者が多数でわずか3日間で打ち切られてしまったのです。
2.都市鉱山とSDGs
今回の回収キャンペーンは、都市鉱山のレアメタルを回収するものでもあったと考えられます。
都市鉱山とは、スマホやパソコンなどの電子部品に使われている貴金属(ゴールドやプラチナ)やレアメタル(希少金属)のことです。1つ1つは小さな資源でも、日本中から集めると山のように大きくなり、回収すれば利益を生みます。
ファミリーマートの親会社は伊藤忠商事で、金属のリサイクル事業を行っています。このキャンペーンはコンビニのビジネスというよりも、商社のビジネスが色濃いものでした。
こうしたリサイクルの仕組みは、「SDGs」と呼ばれて全世界的に推進されています。
3.商社とコンビニの関係性
商社とコンビニはとても深い関係にあります。
伊藤忠商事とファミリーマート。
三井物産とセブンイレブン。
三菱商事とローソン。
今、こうした大手企業が貴金属回収を強化しています。とてもホットなテーマです。
理由はいろいろとあります。物の値上げ(インフレ)が進む時や、戦争が起こった時は金(=ゴールド)を欲しがる人が増えるので、それだけ価値が上がって、企業も必死に回収ペースを上げているんです。
もしも今、自宅に指輪やブランド品などの貴金属を持っているなら、今のうちに迷うことなく、どのくらいの価格がつくのか鑑定してもらうことを推奨します。金やプラチナの需要が増えていて、買取価格も上昇中の今がチャンスです。
4.次のスマホ回収キャンペーンの発生場所の候補
さて、大事なのは「次」です。次は、どこで似たようなキャンペーンが実施されるのでしょうか?
私は、有名な全国展開しているチェーン店は注目だと思います。店舗の規模が大きいほど回収率は高まるはずなのでチェックです。
ファミリーマートの端末回収キャンペーンは東京都というエリア限定でしたが、今後は他の都道府県でも実施される可能性はあります。私はそのチャンスを狙って、今も古いスマホを捨てずに持っています。
精査はしていませんが、思いつくままにアイディアを挙げると次の通りです。直接的に事業を行っていなくても、貴金属回収技術をもっている企業と、提携する動きがあるかどうかは要チェックだと考えています。
- ガソリンスタンド
- 宅配業者
- ホームセンター
- ドラッグストア
- 大型スーパー
- ファーストフード店
- 漫画喫茶
- スーパー銭湯
- 白木屋
- パチンコ屋
- 全国展開の民間病院
- JR
- NEXCO
- 保険屋
- スマホ販売店
どれも全国展開している業態です。
これとは逆に、道の駅「地域めぐみの里」などの地域密着型の店舗では、金属回収キャンペーンはまず発生しないでしょう。
5.物の材質にアンテナを張る
家の中で、使わなくなって捨てようとしている物の中にお宝があるかもしれません。価値がないと思っている物に、意外な価格が付くものもあります。
- 宝飾品
- 農機具
- 工具
他にも、身近な物の材質は何でしょうか?それはリサイクルが可能でしょうか?ある程度の物量が必要ですが、まとめて回収業者に売れば値段がつくかもしれません(!?)。
- メガネのフレーム
- 自転車
- 炊飯ジャーのボウル
- 耐熱ボウル
- フライパン
- 包丁
- まな板
- 冷蔵庫
- 洗濯機
- パソコン
- 乾電池
- 片耳が壊れたイヤホン
- DVD
- インクが切れたボールペン
- カッターの刃
- 画鋲
- はさみ
素材の需要が増えて値段が上がれば、素材を使っている製品の回収キャンペーンも活発になるはずです。
まとめ
今後も貴金属回収のテーマは注目です。
身の回りの物品を、「リサイクルできるかどうか」という視点で見ると、値段が付く物品は意外とあります。そこですぐにBOOKOFFやHARDOFFに売りたい気持ちをこらえて、大手商社とコンビニが関わるキャンペーンが始まるのを虎視眈々と待つのも良さそうです。
当面は、コンビニのWebサイトをマメに確認して、次の端末回収キャンペーンが始まるかどうかを要チェックすることを推奨します。私もしてみます!