今考えている、短期トレードのアイディアです。
1.ドル高円安
ゴールデンウィーク中の4月末のドル円は、160円台から154円台まで動きました
ドル円のチャートは、日足・週足・月足のどれを見ても、移動平均線がこの順番で上を向いているパーフェクトオーダーです。
(緑:陽線 赤:陰線)
まだまだドル高円安は続きそうですが、1回、2回、3回と為替介入があると、円高メリットの個別銘柄にも再び注目が集まると考えています。
2.円高なら電力ガス
短期トレードで注目したいのが「円高メリットの業種」です。
中でも、電力・ガスに注目をしています。
今の市場環境は、日経平均の日足移動平均線が下を向いているので、個別銘柄を全力買いはしにくいです。
- 指数の行き先が、上か下か分かりにくい
- 決算発表の時期
- 業種内で、どの個別銘柄から上がるのか分かりにくい
こうした環境で、資金を抑えた短期トレードの対象としては上場投資信託(=ETF)が良いと考えています。
上場投資信託のメリットは、
- 個別株と同じ証券口座で売買できる。
- 単位が1単位なので、小額から買える
- 市場が開いている時間帯に、リアルタイムで売買できる。
など、環境の変化に対応しやすいです。
数ある上場投資信託の中で、電力・ガス業界の複数の個別銘柄を組み入れている商品がTOPIX-17電力ガス上場投信です。
3.TOPIX-17電力ガス上場投信の内訳
TOPIX-17電力ガス上場投信は、次の内訳で構成されています。(2024年4月30日時点)
(引用元:https://nextfunds.jp/lineup/1627/ NEXT FUNDS 電力・ガス(TOPIX-17)上場投信(1627) | NEXT FUNDS)
上位の5銘柄で約68%、6位~13位で約28%を占めています。電力会社とガス会社が幅広く組み入れられています。
その他は、構成比率はそれぞれ1%未満ですが、
- 9519:レノバ(再生可能エネルギー)
- 9551:メタウォーター(上下水道)
- 9517:イーレックス(電力小売り)
- 9514:エフオン(バイオマス発電)
なども組み入れられています。
4.五月は上場投資信託と個別銘柄のシフトを意識
5月の短期トレードでは、上場投資信託(=ETF)と個別銘柄のシフトを意識したいと考えています。
ETFに注目しているのは、次の不確定な要素があり、リスクを抑えた小額でのトレードは、1銘柄集中よりも業種内分散の方がしやすいと考えたからです。
- 日経平均やTOPIXの指数がいつ回復するのか
- 円高がいつまた意識されるのか
- 決算発表でどの銘柄が上がるのか
これらが解消されて指数の方向性がハッキリとして指数が上方向、そして円高トレンドへの転換の兆しがあれば、ETFから個別銘柄へのシフトも考えています。
その切り替えポイントとして、
- 決算の注目ニュース
- ドル円のローソク足の、長い上ひげと連続陰線
- ドル円の週足MACDが売り転換
- ドル円の週足移動平均線が下向き
などを意識しています。
電力・ガス業界の個別銘柄に魅力を感じるなら、TOPIX-17電力ガス上場投信の中から銘柄を選んでみるのもいいかもしれません。
5.関連おすすめ本
最後に、この記事の関連おすすめ書籍は『イベントドリブントレード』です。短期トレードに影響する「イベント」の要素を一覧で確認できます。想定に見落としや抜けが無いかのチェックにも使える1冊です。
※投資やトレードは元本を保証するものではありません。必ずご自身の責任と判断に基づいて行って頂きますようお願い致します。免責事項のページもお読みください。