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【投資本001】『株カラ売り5つの戦術』今は空売りを学ぶ絶好のタイミング!?

トレード・投資は上達します!

 

トレード・投資をする人に向けた、

明日使える投資本の紹介シリーズです。

タイトル,株カラ売り5つの戦術

 

1.初めての空売りはレバレッジ1倍で良い

信用取引では、「保証金率」を必ず目にします。

 

信用取引はレバレッジを3.3倍まで使えますが、べつに使わなくてもいいんです。 レバレッジ1倍で、自分の資金の範囲内で取引することを選べます。空売りを試してみたい人は、保証金として入金した金額以下で取引すればより安全です。

 

そして、この本はリスク管理を大事にしたい人にとって、とても相性が良い本です。

 

 

 

1-1 いかに費用を抑えるか

費用を抑えることは、貯蓄も投資も同じです。

 

 

信用取引が初めてで、まずは基本を知りたい人はChapter1を読んでみましょう。

  • 信用取引のコスト(委託手数料、信用取引貸株料、信用管理費、配当金相当額、逆日歩)
  • レバレッジ
  • 制度信用と一般信用の違い
  • 口座の開き方 

が分かります。

 

Chapter6はリスク管理の説明です。

  • 損切と逆指値
  • 逆日歩がついた時の対応
  • 日々公表銘柄・増担保規制・注意喚起銘柄、信用残の見方

 

正直、このあたりは投資系youtuberがたくさん解説動画を上げています。

 

それなら、

この本の良いところは何でしょう?

 

それは、

体系的に空売りの手法を整理できる事です。

 

「なんとなくエントリー」ではなく、「今からどの手法を使ってエントリーをするのか」「その手法がうまくいくのか、合わないのか」など、後からの振り返りが断然しやすくなります。

 

 

2.手法の紹介

2-1 急騰した銘柄の調整

株価急騰後の空売りで利益を得るには、

  • 「利益の裏付けがあって上昇したのか」
  • 「思惑や人気で上昇したのか」

という判断が役に立つと説明されます。

 

PER(株価収益率)も注目するポイントです。

 

また、出来高については112ページで「株価急騰+出来高急増の直後を狙う」と解説されています。出来高をもっと知りたい人は『出来高・価格分析の完全ガイド』も良書なのでおすすめです。

 

 

 

2-2 市場全体が急落する時を狙う

テーパリングに備えて、覚えておきたい手法です。

誰でも見られる指標が、2つ説明されています。

 

①騰落レシオ

= (値上がり銘柄数 / 値下がり銘柄数) × 100

 

値上がり銘柄数が多ければ100を超え、値下がり銘柄数が多ければ100未満になります。

 

日経平均株価に先立って騰落レシオが下がり出した場合、「そろそろ日経平均株価の天井が近い」ということがわかります。こうなれば、日経平均株価が下がり始めるのを待って、そのタイミングで空売りを仕掛けることができます。(p.166)

 

②評価損率

= (評価損益額 / 買い建玉の信用建玉残高) × 100

 

利益が出た建玉は短期間で手仕舞いし、損失が出ている建玉は決済を引き延ばす傾向があります。そのため、市場全体で建玉の状態を平均すると、含み損になっている場合が多いです。(中略)評価損率が3%程度まで上がると、市場全体が天井を付ける可能性が高いと見られています。(p.169-170)

「信用評価損益率」とも言い、信用買いをしている人の損益を平均した指標です。

 

この指標に、信用売りの人の損益は含まれていません。

 

 

 

2-3 下落トレンドに入った銘柄

移動平均線、トレンドライン、グランビルの法則、ボリンジャーバンド、一目均衡表と、それぞれの売りのエントリーのタイミングが説明されます。

 

それぞれの指標は、個別に本が1冊が書けてしまう内容なので、本書の内容はあっさりしています。

 

一目均衡表をもっと知りたい人は『FX一目均衡ベーシックマスターブック』が分かりやすいです。

 

 

2-4 悪材料が出た銘柄の下落

これは私には難しかったです。

 

「何が悪材料になるか」という判断をするには、経験が必要だと感じました。公募増資や粉飾決算などの明らかな悪材料に限ってエントリーをすると良いかもしれません。

 

好決算を出しても、市場予想より数値が低ければストップ安をつける銘柄や、工場火災があっても翌日の株価は動かないこともありました。

 

他の空売り手法と比べて、経験が求められる手法だと感じます。

 

 

2-5 つなぎ売り、現渡し、サヤ取り

空売りができる人は、株主優待を得るまでのつなぎ売りをすれば、権利落ち日の株価下落に備えられます。優待狙いの人は信用口座をもつメリットは大きいです。

 

サヤ取りをまるごと1冊解説した本もあるので、興味があればどんどん読みましょう。

 

 

3.まとめ

信用取引の基本を覚えた上で、空売りの戦術パターンを整理できます。優待狙いのつなぎ売りや、買って価格が上昇した時の利益確保に使えます。

 

もうすぐやって来るテーパリングや、市場の急落に備えるための1冊。かなりの良書です。

 

 

 

色々な手法や銘柄を試して、それぞれの性格や余裕資金に合ったトレード・投資スタイルを探しましょう。

 

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