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【勉強法】No.002 ビジネス書の読み方・まとめ方 『読書の方程式』

ビジネス書をどう読めば、

  頭に残るのか。

  人に分かりやすく伝えられるのか。

  仕事に活かせるのか。

 

ビジネス書と仕事をつなげる方法を学習できる本です。

社会人や学生にとって、ビジネス書の入門ガイドとして、最適です。

 

 

1.ビジネス書の読書法1選

方法はいたってシンプルです。

3枚の用紙とボールペンがあれば実践できます。

 

1-1 価値観読書

ルーズリーフを1枚用意します。

紙の中央に縦線を引いて、エリアを半分に分けます。

  左側に[良い・好き・信じている]

  右側に[悪い・嫌い・信じていない]

の項目名を書きます。

 

あとは、本を読みながら、

作者の価値観に沿って、振り分けて記録するだけです。

  • (例)アウトプットを重視する。  /  インプットを重視する。

 

 

1-2 表現読書

2枚目の紙を用意します。

作者ならではの視点や、目を引いた表現を書き写します。

ビジネス書に限らず、多くの書籍は「お金を払った後でしか内容や品質が分からない」典型的な「経験財」です。(215ページ)

 

 

1-3 批判読書

上記の2つは、著者の価値観を記録するので、読み手の考えと違うことが当然あります。そこで、批判読書が登場します。

 

3枚目の紙を用意します。

読み進める途中で出てきた疑問や反論を、書き出します。

  •  (例)原典は? 実務ではどう活かせる?

 

2.実際に取り組んだ感想

上記の3つのテーマに分けることで、考えをスッキリと整理することができます。

 

何より、振り返ってメモを読むときに、読み返しやすさが格段に上がりました。

 

2-1『価値観読書』の感想

記録したことをタテ方向に一気に読めば、「左側が良いこと・右側が悪いこと」と決まっているので、脳内で善悪の理解を切り替える負担が少なくなります。

 

2-2『表現読書』の感想

これは『価値観読書』とは中身が被ることがあるという印象です。被った場合は、どちらか一方の用紙にだけ書けば良いと思います。そこに、「じゃあ自分はどう行動するのか」を追記すると、さらに効果があると感じました。

 

3-3『批判読書』の感想

書いた疑問や、その後に調べてみることは、「じゃあ、いつやるの?」ということが課題になります。この「段取り・スケジュール管理能力」を高める手順については書かれていません。

 

その方法を学ぶ足掛かりに、次の本をセットで読むと、行動を後回しにしない手法を得ることができます。

 

 

3.この本ならではの面白い視点

とりわけ目を引いた内容が「ラーニングピラミッド」(194ページ)でした。講義をただ聞くだけの場合に比べて、人に教えたり議論をしたりする方が、記憶への定着がより進むと解説されています。

 

他に、ビジネス書を選ぶ基準(214ページ)や、ビジネススキルマップ(238ページ)が解説されて、これからビジネス書を読む人に向けたガイドとして、最適な入門書となっています。

 

ビジネススキルを整理したい人にとっても役立つ一冊です。

 

 

4.関連サイト

購入者特典として、ウェブ上で読み上げ作品が無料配布されています。3倍速まで選ぶことができます。ただし、ダウンロードはできません。

※購入者だけがリンクを知ることができます。

 

著者のブログでは、この本の前書きと目次が無料で公開されています(2021年9月26日時点)

インプット・アウトプットが10倍になる読書の方程式|本の前書きを公開 - Mission Driven Brand

仕事を進める時に、ヒントになる項目がきっと見つかるはずです。

 

いたってシンプルな方法だからこそ、ビジネス書に対して幅広く活用することができる良書です。

 

 

 

タイトル:『読書の方程式』

著者:羽田康祐

出版社:フォレスト出版

初版:2021年8月12日