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【投資本】No.012 投資を始める初心者におすすめしない投資本(その2)信用取引・空売り編

このサイトでは、投資とトレードに役立つ本のレビューやコラムを発表しています。

毎週木曜日・日曜日の更新を目指しています。

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今日は、信用取引で空売りを始めたい人向けに、おすすめしていない投資本を案内します。私が実際に読んだ本の中からレビューをしています。

 

すべての本は経験財産であり、このシリーズで紹介する本の中には、もしかすると今の状況にピッタリの本があるかもしれません。

 

相性を確かめるために、一度読んでみても良いかもしれません。

 

 

1.空売りの本の選び方のコツ、ポイント

この記事では、次の基準で本をレビューしています。

  • 空売りの基本、リスク管理、利益が出るしくみが説明されている。
  • オリジナル用語を使わずに、分かりやすく説明されている。
  • 後からトレードを検証しやすい、手法別の解説がある(☆重要☆)。
  • 適度な量と難易度

迷う時間を減らせるように、お役に立てればと思います。

 

2.信用取引の教科書

 

ここに載せたのは意外に感じるかもしれません。

 

実際、内容は申し分なく、口座開設の方法から空売りのエントリータイミングまで、1ステップずつ丁寧に説明してくれています。どれもそつのない王道の投資方法の解説です。

 

この1冊はとてもおすすめです。

ただし、信用取引(空売り)を学ぶ方法を本に限定するなら、という条件付きです。

 

この本は、分かりやすさと基本を重視しています。その分、そつの無いありきたりな内容にとどまっているという評価です。

 

今の時代、無料のyoutubeチャンネルや、ベテラン個人投資家の投資ブログでも、信用取引のしくみやエントリー方法は書かれていますよね。わざわざ本を買ってまで得る情報なのか?という疑問は出てきます。

 

そこで、本で学ぶかネットで学ぶかというポイントになりますが、簡単にまとめると、実物の本を買うのに向いている人はこんな人です。

  • まず最初はテキストがあったほうが安心できる人。
  • 本で学ぶスタイルに慣れていて、学習効率がネットよりも良い人。
  • ネットでは、情報が多すぎるので、情報が絞られた本で学習したい人。→私が本を買ったのはこの理由でした。

オンラインでは、記事修正動画の削除・後からもう一度探すのに時間がかかる、などのデメリットもあります。

 

読みたい内容が、同じ中身で、すぐに手に取って読めるというのが実物の本を買うメリットです。

 

 

3.世界一安全な株の売り方

評価が分かれる一冊だと感じます。

 

著者は投資セミナーのカリスマ講師です。

 

説明に著者のオリジナル用語が使われています。順を追って読めば理解できるのですが、読み始めは用語に慣れるまで読むのに苦労します。

  • パーフェクトオーダー=PPPパンパカパン
  • 下向きの移動平均線に頭を押さえられた下落トレンド=もの分かれ

など、著者以外は使っていない用語です。

 

臨場感を出す書き方や、聴講者や読者の気持ちの盛り上げ方がとてもうまいので、気分が高ぶって、ワクワクした気分になってきます。

 

著者に付いていきたいと感じられる人なら、合う人にはめちゃくちゃ合うという本です。

 

読んでみれば相性がわかります!

 

 

4.「株鬼流」仕掛けの全技術

この本も、カリスマ投資セミナー講師が書いたオリジナル用語が満載の本です。

 

テクニカル分析全般の本ですので、買い方の説明が6割、売りの説明が2割、その他2割といった内容です。

 

合う人にはバッチリ合う、合わない人には響かない、そういう本です。

 

「5龍連で買いだ!」「JIラッパで売りだ!」

強気を武器に、値動きのライブ感を求める人に向いている本だと感じます。

 

その意味で、合う人は「選ばれた人」かもしれません。

 

 

5.世界一わかりやすい株の売り方

空売りの基本知識の説明は分かりやすく、量も適量です。

 

しかし、著者は証券会社の人です。個人投資家のためではなく証券会社寄りの立場で書いている本と、意識して読む必要があります。

 

儲かりますよー」という主張が強く、かけ出しの個人投資家にとって、必要な大事な情報が書かれていないのです。

  • 日経ダブルインバース(1357)は、長期で持ち続けると減価することを書いていない。
  • ハイリスクの「信用2階建て投資」を勧めている。※これは、塩漬けになった株を信用証拠金の担保にすること。

空売りの初心者向けに売り出している割には、誠実ではない書き方が目立つように感じます。

 

 

 

6.おすすめの空売りの投資本はこれだ!

 

これまで紹介してきた理由を裏返せば、おすすめの理由に変わります。

 

<空売りの本の選び方のコツ>

  • 空売りの基本、リスク管理、利益が出るしくみが説明されている。
  • オリジナル用語を使わずに、分かりやすく説明されている。
  • 後からトレードを検証しやすい、手法別の解説がある(☆重要☆)。
  • 適度な量と難易度

これらの条件にあてはまる本は、迷うことなくこの1冊です。

 

この本が良い理由は、何といっても「投資とトレードの振り返りがしやすい」ことです。

 

5パターンの戦術が解説されていて、自分が今どの数字を根拠にしてエントリーしているのかが分かりやすいです。

 

ほど良い量、一般的な用語を使ったわかりやすい解説なので、空売りの入門書としてはこの1冊があれば十分だと感じます。

 

あとは経験を積んだり、中級者向けの分厚い本を読んで投資トレード技術を高めるルートを目指していけます。

 

 

7.まとめ

投資スタイルやトレードスタイルは人それぞれに違います。

 

自分の感性にぴったりと合う本は、数冊の本を読んでみると大体の傾向がつかめてきます。

 

中長期の下落相場に備えて、空売りの準備をしておくとチャンスが広がります。

www.maruyoshi30.net

 

トレード・投資は上達します!