トレード・投資をする方向けの記事です。
投資は難しそう。
時間も手間もかけたくない。
ふるさと納税やNISAは興味がある。
youtuberのチャンネルになじみがある
そのような方が、手軽に投資の世界を知るための本です。
1.投資初心者が証券口座を作ってNISAを始める本
本書は、投資が全く初めての人向けに書かれています。
すいすい読み進めることができ、情報量も多過ぎず、ほどよい内容です。
<投資全般の知識>
主にNISAを始めるまでを案内しています。
- NISAと積立NISAの違い
- 証券会社の選び方
- 月1,000円から始める、S&P長期分散積立投資
- ドル・コスト平均法の意味の解説
<株価チャート>
チャートの基本的な読み方が解説されています。
- ローソク足の読み方
- 移動平均線の読み方
- グランビルの法則
- トレンドラインの考え方
<ファンダメンタルズ分析>
決算書を見る時のポイントが挙げられています。
- EPS、PER
- 決算時の材料出尽くしの下げ
- 成長株の探し方
- 金と株価の連動性
2.読了レビュー
「どうした!???なんで??」と感じました。
著者がyoutubeで発信している内容と、解説の方向性が少し違っていました。具体的には「投資はゆるく簡単で安心」や「短期個別株は以外とリスクが低い」など、出版社に書かされてる感が読み取れました。
投資にリスクはつきものです。おそらく、この本には出版社や編集者側が用意したシナリオが強く表れています。投資初心者を対象に、投資を始めるハードルを下げるための解説の進め方です。「簡単、ゆるい、安心安全」はセールスコピーだと思って良いでしょう。
とは言え、投資初心者をカモにする本ではありません。
内容は悪くなく、株式投資を1から始める人にとっては、最適な情報量で、親しみやすさをもてます。その意味で、超初心者向けの本です。
2020年から続く投資ブームに乗って、AKBや芸人のマヂカルラブリーが証券会社と組んで動画を出しています。それと似ていて、本書はyoutuberの人気にあやかったアイドル本とも言えます。
もう既につみたてNISAや投資を始めている人にとっては、物足りないかもしれません。
その場合は、もっと詳しく解説された本をオススメします。
まとめ
超初心者向けの本です。積立を始める方法や、チャートや決算書を見るポイントが、わかりやすく説明されています。
その反面、ローソク足や移動平均線の読み方を知っている人や、つみたてNISAをしている人にとっては物足りないです。
自分自身のレベルに合った本をどんどん読み進めましょう。