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【投資本】No.018 -02 時間論の基本数値と対等数値、投資初心者から学ぶ一目均衡表『一目均衡表ベーシックマスターブック』書評感想レビュー(2)

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サムネイル,投資本,18-2,一目均衡表ベーシックマスターブック,時間論の解説

チャート上で波動の押しや戻りの先端が、いつ・いくらになるかを知りたいと思いませんか!?一目均衡表ならその数値と日付を計算によって予測できるかもしれません。

 

今日はこちらの本を参考にしました。一目均衡表はFXに限らず、指数や個別株にも活用できます。

 

 

1.一目均衡表の3大理論

大事なことは、計算をしてパターンサイクルを捉えることです。計算ができれば、日や価格の想定を立てることができます。

 

一目均衡表には、3つの理論があります。

  1. 時間論……期間
  2. 値幅観測論……価格
  3. 波動論……チャート上の線の形

 

今日は、時間論に絞って解説します。

 

 

 

2.時間論のポイント

2-1 高値と安値を見つける

一目均衡表の時間論で大事なことは、チャート上の高値と安値を設定することです。押しや戻りがどこまでなのかを予測することにも役立ちます。時間論では、ローソク足の本数を数えます。

 

2-2 基本数値

基本数値は9と26を元にしたいくつかの数値です。数ある基本数値の中では、「9、17、26」が重要な数とされています。

 

2-3 対等数値

同じ足の数の上昇または下落がくり返される」とイメージしてみてください。基本数値ではない数で現れたパターンを「対等数値」と呼びます。

 

2-4 相場サイクルと隔擬、重擬、変擬

時間論では、ひとつの「高値または安値」から、次の「高値または安値」までの日数が繰り返されると考えます。

 

例えば、過去の安値から高値までが9日間上昇したとすれば、押し目の安値から9日間は上昇が続くという考え方です。

 

そして、本格的に一目均衡表を使おうとするなら、次の用語を知っておく必要があります。

  • 隔擬(かくぎ)……基本数値の間に対等数値が入るもの。(例)基本数値→対等数値→基本数値となる形
  • 重擬(じゅうぎ)……「基本数値の期間」の押しや戻りから、「同じ日数の基本数値の期間」が始まる形(※重複している期間がある)

隔擬と重擬をまとめて変擬(へんぎ)と呼びます。

 

 

私は一目均衡表の理論を学ぶときに、『一目均衡表ベーシックマスターブック』を使いました。youtube動画ではスルッと流れ去っていた計算過程を、本を読みながら自分でも確かめることで、理解が進みました。知ればチャートの見え方が変わりますよ!ぜひ本を合わせて一緒に読んでみてください。

 

 

 

3.「ひと目」で分わるはウソ!?雲の解説は過去の追認

3-1 シナリオは必ず複数ある

一目均衡表での想定には、様々な要素が影響します。

  1. 高値と安値をどこに置くか。
  2. 「高値高値、高値と安値、安値と高値、安値安値」の4種類のどれを当てはめるか。
  3. 基本数値(9,17,26………)をとことん探すか、対等数値と見るか。

 

以上から、一目均衡表は「ひと目」で1つの想定パターンに絞り込めるテクニカル指標だ、と考えるのは誤りです。必ず地道な計算が必要です。本来の一目均衡表は、複数のシナリオを立てることを前提にしたテクニカル指標です。

 

(私はyoutubeの耳学問で、雲や遅行線を使った市況解説ばかり聞いていたので本質を間違えていました。地道な分析の方が大事だと分かった時はすこしショックでした。この失敗体験は、私が本を勧めている理由です。)

 

 

3-2 本物の解説者の特徴

基本の五線の解説までは、内容はほとんど同じなので、馴染みのあるツールで情報を集めれば良さそうです。最も違いが出るのは、シナリオの想定です。

 

一目均衡表の解説のうち、話を聞く価値が高い人は、

  • 複数のシナリオ想定
  • 日数計算、値幅計算、波動の認識

をしている人物ではないでしょうか?現状は、細田哲生氏(三世、一目山人)くらいだと思います。

 

複数のシナリオを作って未来を予測するのが「時間論・値幅観測論・波動論」であり、予測が違っていた場合は、過去に立ち戻って計算し直すのが本来のやり方だと思います。

 

 

 

3-3 信じる人が多い方に値段が動く

さきほど、本来のやり方、と書きましたが、実際には、計算をしなくても、抵抗帯が支持抵抗になることや、抵抗帯のねじれで大きな値動きが起こることも事実です。理由はよく分からなくても、私たちはそれを経験で知っています。それはアノマリーと呼ばれます。信じる人が多ければそのように動くのが相場です。

 

私は関心があるので一目均衡表を学んでいますが、利益を得ることを第一の目標にしているので、「どこまで突き詰めて調べるか」と「一般的に何が多く信じられているか」のバランスはとりたいです。また、一目均衡表をメインのテクニカル指標として使うなら、複数の分析で同じ方向を示すなど、シンプルで根拠の強いシナリオを見つけられた時にだけエントリーをすれば良いと私は考えます。

 

 

4.複数のシナリオに対して私たちができること

私たちにできることは、資金分割して購入することだと考えています。

 

値動きはコントロールできなくても、リスクにさらす資金量は、訓練しだいでコントロールすることができます。どのテクニカルも、「数あるシナリオの中から選択する」という根幹は変わらないように思います。

 

また、この複数のシナリオ」の考え方については、草食系投資家LoKさんの『ズボラ株投資』が私には読んでいてしっくりきました。シナリオを立てる実践練習ができる本です。過去記事にも書いているので参考にしてみてください。

 

 

 

5.まとめ

一目均衡表の3大理論のうち、時間論のポイントを解説しました。地道にチャートを調べることで、将来の価格の変化のシナリオを立てることができます。

 

時間論は、テキストを横に置いて確認しながら計算すると、より早く自分で計算できるようになるのでおすすめです。

 

この記事は、値幅観測論と波動論のポイントの解説に続きます。

 

※「一目均衡表(R)」は株式会社経済変動総研が商標を登録しています。投資・トレードをする方は、免責事項をお読みください。