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【投資本】No.015『内藤忍のアセットアロケーション革命』不動産投資を推す本(要約書評考察)、初心者からのポートフォリオとアセットアロケーション

このサイトでは、毎週木曜日と日曜日に、投資・トレードの記事投稿を目指しています。おすすめ本の紹介や、効果的な勉強法、ルールの作り方を扱っています。

 

サムネイル.内藤忍のアセットアロケーション革命,ポートフォリオ,投資本紹介

今日の1冊は『内藤忍のアセットアロケーション革命』です。今の資産配分をチェックして、内訳を入れ替えることで損失のリスクを抑える実践法を解説しています。株式以外の債券・不動産・金プラチナ・暗号資産・太陽光発電投資なども取り扱っています。

 

株価の下落時や円安時に、持っている円の資産をどこに配分するのかを考えるための1冊です。

 

 

 

1.著者紹介

投資本を読む時には、著者がどの立場から書いているのかは要チェックです。

 

著者は内藤忍氏。1964年生まれ、会社経営者、ワインバーのオーナー、資産形成のセミナー講師、そして個人投資家として投資を実践しています。

 

この本では、リスクを抑えて、時間をかけて少しずつ結果を生み出していく投資の中で、特に不動産投資を実践する考え方を知ることができます。

 

 

 

2.不動産投資がわかる本

この本の大きなテーマは、ポートフォリオ(資産内訳)を考えることで、さまざまな投資対象が説明されています。

 

その中でも、特にページを多く使って説明されているのが「不動産投資」です。

 

不動産投資の収益を、「賃貸利回り-借入金利」と説明し、次の項目を説明しています。

  • 国内不動産と海外不動産の違い
  • 物件を選ぶ基準
  • 不動産販売会社を選ぶ基準
  • 不動産小口化商品とREITの違い
  • 海外不動産投資に必要な視点(マクロ経済、需給の知識、税制)
  • おいしい情報を得るためには、仲間内のコネクションやサークルが大事であること
  • 実物資産は節税効果があること

中でも、節税メリットを重視しているのは不動産投資の特徴だと感じました。

 

 

3.ポートフォリオ作成とアセットアロケーション

投資家が持っている資産の内訳のことをポートフォリオと言います。

 

ポートフォリオで投資を考えると、VTI(全米株式)やVT(全世界株式)などを購入した時に、「この投資信託を持っている」という認識から一歩先に進んで、「投資信託で「米国株60%、日本株6%、その他34%」を持っている」と、より具体的に捉えられるようになります。

 

著者自身は、この資産配分を組み替えること(アセットアロケーション)のコンサルタントを仕事の1つにしています。クライアントの性格やライフスタイル等から取れるリスクを導き、実際に保有するポートフォリオと合わさるように提案をしています。

 

実際に著者が使っているポートフォリオの確認表(225ページ)は、初心者の人でも参考にできそうです。

 

著者は投資を実践している人なので、とても参考になります。

 

では、「適切なポートフォリオ配分を教えて欲しい」と言いたくなりますが、それについては次のように書いてあります。

アセットアロケーションが難しいのは、唯一の正解がなく、最適なアセットアロケーションは一人ひとり異なる配分比率になるからです。(200ページ)

 

やはり、自分の性格やライフプランを見つめて、自分で考える必要があるということですね。とは言っても、私個人としては、それを知るために、金融商品を売っていないプロに相談することは有効だと考えています。

 

(※間違っても、証券会社や銀行の窓口に相談に行ってはならないことは、多くのベテランの個人投資家が言っています!カモがネギをしょっていくようなものです。)

 

 

 

4.この本が向いている人、投資初心者が読むメリット

次のような人は、この本をすぐに活用できます。

  • 不動産投資に関心がある
  • ある程度大きな資産を持っている(数百万、数千万)
  • 不動産投資での節税をざっくりと知りたい
  • アセットアロケーションに必要な考え方を知りたい
  • 株式が下落している時に、別分野の投資先について知りたい

不動産投資だけを見ると、退職金をもらった定年退職後の方や、大きな資金を持っている投資家に向けられた情報のように感じます。

 

もちろんその性質はありますが、それ以上に、資金量が少ない駆け出しの個人投資家にとっては、この本からアセットアロケーションの知識を仕入れることで、次のようなメリットがあります。

  • 1銘柄での損益に注目していた状態から、投資資金全体での損益を考えられるようになる。
  • 投資信託を月に1回買ってホールドする状態から一歩先に進んで、投資信託の内訳を考えられるようになる。
  • ずっと持ち続ける投資から、売るタイミングを考えられるようになる。
  • ボーナスなどで、投資に使える資金が増えた時に、何に投資するのかをその都度考えられるようになる。

 

 

次のフレーズは、私個人が大事にしたい言葉です。

あなたが趣味として、ハラハラドキドキ投資を楽しみたいのであれば、それで良いかもしれませんが、本気で資産を増やし、守りたいと考えているならば、そのような「楽しい投資」はやめて「儲かる投資」に注力すべきでしょう。投資で利益を出すために、まず重要なのがアセットアロケーションの考え方です。(41ページ)

 

 

5.入金力とアセットアロケーション。取り崩しか、積立か?

投資信託の売却は出口戦略とも言われます。定年退職した方のように、高齢になった時に少しずつの取り崩しを行うスタイルが一般的です。

 

20代30代40代の投資を始めた方にとって、積立を続ける途中で、積立継続か取り崩しかと迷う時が来ます。

 

2022年1月から6月は株価指数が下落していて、利益があるうちに売却をしたくなる気持ちが生まれます。しかし、ドル・コスト平均法の長期分散積立投資は、株価下落の途中も感情に影響されずに淡々と買い増しを続けられることがメリットです。

 

私自身も、資産配分の目標がカッチリと固まっているわけではありませんが、投資信託の一定額の買い増しは続けています。

 

アセットアロケーションの視点で考えると、20代30代40代の場合、投資信託の売却で目標にする資産配分を実現するのではなく、むしろ今のような株価指数の下落時に購入を淡々と続けることで、目標とする資産配分を実現することが大事ではないかと考えています。

 

もちろん、病気やリストラで一時的に退職し、入金力が弱まった時には、再就職の見通しのつかない状況で購入を継続するかは、しっかりと考える必要があります。

 

株価指数の下落時には、リスクを抑えた投資をする、現金比率を高くする、本業をしっかり行う、副業を試してみる、合った節約習慣を身につける、などが大事だと考えています。

 

私は、長期分散投資を数十年と長く続けるためには、本業をちゃんとして毎月の入金力を継続して高めることが、地道で大事なスタンスだと考えています。

 

 

6.まとめ

ポートフォリオを考えて投資をすることで、リスクを抑えた投資を実践できます。

 

投資を始めたばかりの時期は、ややもすると株式1銘柄や投資信託1本の値動きに心が動かされがちです。ポートフォリオアセットアロケーションの考え方を知ることで、資産全体での収益を考えられるようになり、「1つは損失でも他は利益が出ているから、トータルで利益」というように、俯瞰して考える余裕が生まれます。

 

投資の目的は利益を得ることです。自分自身の性格や考え方を見つめなおして、頭の中の考えをポートフォリオに現すことの大事さを伝えてくれる1冊です。オススメです。

 

 

短期トレードに興味がある方は、こちらの本はとても参考になります。セクターローテーションや、本業副業の位置づけを考えるキッカケにできます。

www.maruyoshi30.net

 

 

 

投資とトレードは上達します!