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【投資本】No.018 この順番が覚えやすい!投資初心者が一目均衡表を学ぶ。おすすめ本紹介と五線解説(基準線/転換線/遅行線/先行スパン1/先行スパン2)『FX一目均衡表ベーシックマスターブック』レビュー(1)

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一目均衡表に興味はあっても、複雑そうでなかなか読み方が分からない

 
そう感じてはいないでしょうか?
 
今日は、そんな一目均衡表を分かりやすく覚える順番を案内します。基本の五線である「転換線・基準線・先行線1・先行線2・遅行線」について、覚え方がバッチリわかります!FXだけでなく、ぜひとも個別株投資や指数の読みにも取り入れてみてください。

 

 

1.一目均衡表はFXや株に使える?

一目均衡表を初めて目にした時には、「ごちゃごちゃしていて分かりにくい」、「複雑そう」とその見た目から使うことを敬遠した方も多いと思います。

 

私も後回しにしていたのですが、ある本を読んで基本の五線の計算方法が分かってからは、驚くほど一目均衡表が身近な存在になりました。その本がこちらです。

一目均衡表はチャートを分析するので、FXだけでなく、指数やETF(上場投資信託)投資、個別株にも当てはめることができます。個別株をする方がテクニカルを学ぶ時に、FXの解説書の中にも意外と応用できる良い本が眠っている事が多くあります。

 

この本もその1冊で、正当な一目均衡表の解説者である細田哲生氏が監修して福永博之氏が書います。

 

 

2.一目均衡表は、この順番が覚えやすい!

一目均衡表には、転換線・基準線・先行線1・先行線2・遅行線の5種類があります。

 

これには覚えやすい順番があります。私も実際に試した手順で、分かりやすかった順番は次の通りです。

 

 

(1)転換線・基準線・先行線2

次の計算式で、三つとも同じように計算ができます。

転換値:(当日を含めて数えて、過去方向の9日間の高値+同期間の安値)÷2の値 [当日]

基準値:(当日を含めて数えて、過去方向の26日間の高値+同期間の安値)÷2の値 [当日]

先行スパン2の値:(当日を含めて数えて、過去方向の52日間の高値+同期間の安値)÷2の値 [未来]

このように、似たもの同士を並べると、計算式がスッキリとします。どれも、「当日を含めて数える」と覚えれば混乱しにくくなります。上記のうち、先行スパン2だけが値の点を打つ日が異なっています。転換線と基準線は当日に打ち、先行スパン2は「当日を含めて数えて、未来方向の26日先」に点を打ちます。

 

(2)先行線1

点を打つ場所は先行スパン2と同じです。

先行スパン1の値:(上記の転換線+上記の基準線)÷2の値を、当日を含めて数えて未来方向の26日先に打つ

先行スパン1と先行スパン2を合わせれば「抵抗帯」が作られます。

※「抵抗帯」は「雲」と呼ばれて広まっていますが、細田哲生氏によると、原著には「雲」という用語は1回も出てきたことが無いようです。(2021.7.15のtweet)

 

(3)遅行線

遅行線は「ちこうせん」と読みます。

 

単純明快、かんたんです。複雑な計算はしません。

遅行線の値対象日の終値を、対象日を含めて数えて、過去方向に26日ずらして打つ

 

 

以上が、一目均衡表の基本になる五つの線の効率の良い覚え方です。 

 

3.おすすめの本

もっと詳しく知りたい人は、『FX一目均衡表ベーシックマスターブック』が、学び始めの方にはとてもオススメの1冊です。投資やトレードの初心者の方でも分かりやすい内容です。私もこの本を読むことで、一目均衡表がぐっと身近な存在になりました。

 

他の本や、古典的な原著を気軽におすすめできない理由については、過去記事で取り上げています。

一目均衡表ベーシックマスターブック』なら、一目均衡表の正統派の流れを汲む細田哲生氏が監修をしているので、内容には信頼が置けます。また、基本的な5つの線の作り方から、時間論・値幅観測論・波動論まで網羅されています。

私の個人的な感想としては、福永氏の本はとても当たりが多いと感じます。

 

 

4.今後調べたい疑問点

5つの線を覚えた時に、私には分からない疑問点多くが出てきています、この記事内では回答や結論は出せていませんが、学びを積み重ねて、疑問点を明らかにしていきたいと考えています。

 

疑問1:抵抗帯を突き抜ける場合は先読みできる?

アナリストの解説には、抵抗帯が支持や反発になったと説明がされることが多いです。ただ、私の実感としては、抵抗帯を一気に突き抜ける場合も多いです。

 

本音を言えば「抵抗帯が支持抵抗線になるかどうかの見極め方」を知りたいですさらに、厚い抵抗帯の中を株価が上昇していく動きを説明するすっきりとした解説が欲しいと思っています。

 

これは、一目均衡表の時間論、値幅観測論、波動論を知っていくと解決するかもしれません。

 

 

疑問2:移動平均線と一目均衡表の違いは?

移動平均線と一目均衡表には似ている点があり、株価が上昇する時に線が支持線や抵抗線のように見えることがあります。

 

具体的にどのように違いが表れるのかを知りたいと思っています。

 

 

疑問3:なぜ遅行線だけ終値を使うのか?

他の線は高値安値を使っているのに、遅行線だけはどうして終値を使うのかが不思議です。

 

疑問4:26の数値はどこからきているのか?

基準線や遅行線に使う「26」という数値は、何に基づいた数字なのかが気になります。

 

移動平均線の場合、日足で25日を使うのは土曜日に市場が開いていた時代の名残であり、現在は20日移動平均線を使うのが妥当という話を聞いたことがあります。

 

一目均衡表の「26」は、今現在も生きている数値なのでしょうか?

 

 

5.まとめ

今回は、一目均衡表の基礎になる5つの線の計算方法と、覚えやすくなる順番を紹介しました。これはFXにも個別株にも当てはめることができます。

 

続く記事では、一目均衡表の基礎になる、時間論・値幅観測論・波動論の3つの分析方法を紹介します。

 

なお、今回紹介した五線の計算式は、主にこちらの本を参考にして、私自身が覚えやすい言い方に変えさせて頂きました。初めて一目均衡表に触れる方でも、とっつきやすいオススメの(そして王道でもある)解説書です。

 

 

 

投資とトレードは上達します!