このブログでは、短期トレードをテーマにして記事を投稿しています。
テクニカルチャート分析を中心に、日本株の個別株と貴金属市場の動きを追っています。
毎週日曜日~月曜日に1週間の見通しを立てて、週の中間で微調整をしています。
※この記事は個人的な見解であり、投資売買を指示するものではありません。また、投資は元本を保証するものではありません。必ずご自身の判断と責任に基づいて行動して頂きますようお願い致します。必ず免責事項のページも合わせてお読みください。

1.市況
3/2(火)の上昇の安心感から一転して、3/3(水)は前場後場とずっと売りでした。
買いポジションを持っている人は全員お金が減っている状況です。
- 売買代金:9兆8千億円(直近の5営業日とは大きく変わらず)
- 値上がり銘柄数:70
- 値下がり銘柄数:1,515
内需・外需に関係なく株式が売られ、戦争で上がりやすいはずの防衛と石油も、ディフェンシブの食品も医薬も、貴金属(ゴールド・シルバー・プラチナ)まで売られて、逃げる先がない1日でした。
デイトレード組や空売りをしている人以外は、お金が減った1日だったと思います。
大引けでいくつか買ったのですが、今夜も下げているのでキツイです。

気持ちを切り替えて、ここからは、資金の割合をどう動かして、どう動かさないかを組み立て直します。
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相場で傷ついた時に私がしている行動です。たぶん効くと思います。
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2.日本株の下落要因を整理
ホルムズ海峡が実質的に閉鎖されました。
- 原油高→日本株にデメリット(コスト増加):製造↓
- 日本国債の利回り上昇→日本株にデメリット:高PER株↓
- 円安→輸入品の値上がりによるインフレ促進(値上がりで内需も減少?)
- 海外でプライベートクレジット関連企業の株価が下落→銀行株への安心感が低下。日本の銀行株↓
金利高でも、戦争とは別要因で銀行株が下げています。
英MFS破綻で金融株軒並み下落、銀行損失やプライベートクレジット市場に懸念 | ロイター
原油高のニュースインパクトが強すぎて、円安が日本株の下落のクッションになっていないことが痛いです。
円安ドル高が日経225の下落を止めていないことは、円安が利益増加をもたらすよりも、インフレ促進によるコスト増加(電気料金・ガソリン代・食料品)→実質所得の低下→内需減少の流れが重視されていると考えています。
ここからは高PERが下落理由にされる環境に変わったと捉えています。
一方で、円安による日本株高の流れが全く無視されるとは思えず、企業の想定為替レートが145円〜150に設定されている状況で、円安が株価上昇につながる流れも、どこかのタイミングで起こると考えています。それがいつかは読めないのて、NF日経高配当50(1489)のように銘柄分散ができて時間分散買いをしやすい商品が、今のような全面安の時には売買しやすいと思っています。
3/3(水)は、売買代金が8兆円~9兆円を維持しているので、この水準を今週末にかけて維持していれば、海外投資家が日本株から資金を完全に引き上げることなく、5万3千円~5万4千円台は維持できる可能性があると見ています。
銀行株や貴金属まで下げていることを重視して、資金の逃げ場がない環境として捉えて、今は短期トレード向けの資金を現金化することを優先して、戦争と原油高が収まる時まで、待つ我慢をする時期と考えています。
3.買いポジションは半分損切り
辛い時の対処法として、買いポジションを半分ほど損切りして、半分残しています。
気持ちは半分楽になったので、明日3/4(水)の動き次第では、後場以降にすべて損切りをしてノーポジションにすることも考えます。
ファンダメンタルズの要因を甘く見過ぎていました。下値を超えて下げた時の対処を整理して考え切れておらず、逃げるのが遅れたことは反省点です。
4.レンジの想定しなおし
ここからは、具体的な日経225の節目を整理しなおします。
大前提として、これまでしてきたトレンドラインを引くテクニカル分析は平時の節目を見えやすくする手法であって、戦争や天災などの有事には効かない可能性が高いと考えています。
週の初めに想定していた日経225の下限ゾーンを、今日1日であっさりと簡単に下抜けしました。
有事の今はテクニカル分析が効かないかもしれませんが、効くようになったとすれば平時に戻ったと考えられるので、ライン引きは続けていきます。
元々の想定は、トランプ関税からのトレンドラインに注目した次のシナリオでした。
下の場合…3/5(木)15:00時点で57,620円以上を維持することを想定して、ここより下側は日経225寄与度の高い銘柄を買いエントリー(前回の記事より)

30分足で下落が続いている今、少しだけ心休まる救いとしては、日足ボリンジャーバンドが横向きで節目での反発を見込みやすいことと、移動平均線が右上がりであることです。指標を見て、次の節目を設定して、ボリンジャーバンドを重視しています。
指示線を下抜けして、4時間足の中期移動平均線で一旦は止まっています。想定していた下限ゾーンを大きく下抜けしたので、しばらくは分からない時期として、次の節目で下げ止まるかを見ていきます。
- 54,000円:日足BB-1σ
- 52,600円:75日SMA
- 52,000円:日足BB-2σ
- 50,900円:26週SMA
- 50,100円:日足BB-3σ
- 49,800円:9か月SMA
現金化を進めつつ、短期トレード向け資金はNF日経高配当50(1489)の銘柄集中・時間分散購入を考えています。
個別株は大底を確認してからですが、買い向かうとすれば、エネルギー関連(原子力発電関連)の日本製鋼所(5631)に注目をしています。これも、1社だけが抜きんでて買われることを期待するよりも、セクター全体で上がることの方を期待しているため、週末~翌週月曜日は、セクターで買われていることを確認してからの個別株エントリーを考えています。
また、来週は日本のMSQがあるため、中途半端に上げて上下が不透明になるよりも、今のままの価格水準を下値で維持して、MSQ向けに上昇を目指す方が、機関投資家は意図した価格帯への値動きを操作しやすいとも考えています。
5.日経VIから落ち着きどころを様子見する
日経VIは、日経平均の急落時に上昇する特徴があります。
下げ止まりの様子を見る一つの指標として使います。

6.心と体を整える
お金が減っても、減らし続けないために、行動に気を遣います。
- エントリーの乱発をしない:確定損失で心が傷ついたら、その日のエントリーはせずに1晩おく
- 3連続で損失が出たら判断が間違っているとして、その日はトレードをしない。
私は、相場で傷ついた心は、相場で利益を得ることでしか癒やされないと思っています。
2週間後も、2か月後も、1年後も、3年後も10年後も相場はあります。
食事を抜かずにしっかりと食べて、資金投入量と投入先を明日からも考えていきます。
短期トレードは上達します!
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悲観の中で寄付きで3本の陽線が出た時の対応の仕方を、こちらの記事で書いています。
株式と貴金属が同時に売られて下がった2年前の記事です。貴金属まで下がる理由・いつ買えばいいかを整理しています。