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【マイルール】悲観の地合いでの寄付き買いエントリー(デイトレード)

このブログでは、短期スイングトレードをテーマに記事を投稿しています。

トレードルール,悲観の地合いでの寄り底連続大陽線,ボリンジャーバンドの活用

この記事では、「悲観の中の地合いで、寄り底からの上昇が30分だけ持続したチャート例」を見ることができます。

 

2025/10/10(金)大引後~2015/10/13(月)は大きな変化がありました。

金曜日の日経平均先物の下落からの、アメリカ市場の反発上昇を受けて、10/14(火)に日本市場が開きました。

 

デイトレードの視点で、10/14(火)のエントリーポイントの判断を振り返ります。

 

この記事は個人的な見解であり、投資売買を推奨するものではありません。また、投資は元本を保証するものではありません。必ずご自身の判断と責任に基づいて行動して頂きますようお願い致します。必ず免責事項のページも合わせてお読みください。

 

 

 

1.悲観の地合いでの寄り底

最近は貴金属(ゴールド、シルバー、プラチナ、パラジウム、ウラニウム)の上昇が目立ちます。

 

10/14(火)は、これらの貴金属の上場信託は寄付からストップ高で7%近い上昇です。

 

ストップ安後に2~3%をつける銘柄が多くあった一方で、金属と一部の半導体銘柄は、寄り付きから勢いよく上昇をしました。

 

では、ここから「悲観の中の寄り底が、30分だけ持続したチャート例」を見ていきましょう。

 

 

2.寄り底の個別銘柄のチャート

まず、2025/10/14(火)のポイントは、寄り底の個別銘柄は、日経225先物の動きに合わせるように動いていたことです。

 

日経225先物 ※ボリンジャーバンドは±3σ、±2σ

日経225先物 5分足チャート 出典:TradingView

8:45頃から、ボリンジャーバンドの∔2σ~+3σの間を上昇して、9:30をピークに下落してレンジを形成しています。

 

この動きを記憶して、個別銘柄を見ていきます。

 

個別銘柄でも9:30までは上昇して、そこから反落する動きが特徴的でした。

 

 

貴金属関連

三井金属(5706) ※ボリンジャーバンドは±3σ、±2σ

三井金属(5706)の5分足チャート 出典:TradingView

 

住友金属鉱山(5713) ※ボリンジャーバンドは±3σ、±2σ

住友金属鉱山(5713) 5分足チャート 出典:TradingView

 

半導体関連

JX金属(5016) ※ボリンジャーバンドは±3σ、±2σ

 

キオクシアホールディングス(285A) ※ボリンジャーバンドは±2σ、±1σ

キオクシアホールディングス(285A) 5分足チャート 出典:TradingView

 

 

3.弱い地合いで保有銘柄が30分間上昇したら考えること

9:15や9:30はものすごく買いエントリーをしたくなる時間帯です。

 

寄り底からの上昇が一旦落ち着いて、もう一段階二段階の上昇を見込んで買いエントリーをしたくなります。

 

10/14(火)は「全体の地合いが下げ目線からの上昇」という見方に重きを置くなら、1日~3日の保有を見越したスイングトレードの場合は、買いたいと思ったところがむしろ利益確定のタイミングでした。

 

ファンダメンタルズを整理すると

  • 金曜日の引け後の悪材料で、日経平均先物が大幅下落
  • 土日に悪材料が軽減した
  • アメリカの3指数は反発上昇の様子

週明けには悪材料は軽減してはいますが、10/10(金)引け後の日経225先物の大幅下落は、買いエントリーをしていが参加者に心理的な傷が残っている環境です。

 

これを受けての、最初の営業日のポイントは次の点だと考えています。

  • 金曜日の心理が連休を越しても後を引いていて、寄付きで手放したい人が多い  → 多くの個別銘柄でストップ安が発生する
  • 寄り付き後、ボリンジャーバンド(5分足・30分足)で上昇の上限を見立てる。
  • ボリンジャーバンドで±2σ以上を付けてからの反転は、+2σから-1σへ、-2σから+1σへの動きが起こりやすいと見立てる。
  • 弱い地合いで、日経225と個別株で連続陽線3本が2回続いたら、5分足でレンジに入る事を警戒して買いエントリーは控える。

 

4.二回の連続陽線の理由を推測

10/14(火)の、それぞれの陽線を作った感情の動きを推測しました。

 

【最初の3本の陽線】

  1. 土日にやきもきして注意力をすり減らした参加者は、ストップ安であっても成り行き売りで売りたいニーズがある(ファンダメンタルズ要因)
  2. 買いポジションを持っていた人が、ナンピンで追加買いをして平均建値を下げたいニーズ。
  3. 空売り勢の買戻しニーズ

ポジションを持っている人の気持ちは急いでいると推測できます。

 

※この日、9時頃の証券アプリのお知らせページには、「相場の変動にご注意ください」の文面が表示されていました。

 

 

【2回目の3本の陽線】

2回目の3本の陽線は、次の参加者による売買と推測しています。

  • 5分足の3連続大陽線を確認したトレーダー(スキャルピング、デイ、スイング)が強さを確認して「まだ上がる」と期待して買いエントリー。
  • 10/10(金)に空売りをしたスイングトレーダーと、10/14(火)当日に売りエントリーをしてデイトレーダーの空売り勢の買戻し

 

【その後の売り】

全体の地合いは弱い日なので、上昇も長くは続きませんでした。9:30を過ぎてからの売りは、次の参加者がいたと推測しています。

  • 空売り勢の買戻しが終わる
  • ナンピンした人の決済売り
  • 空売り勢の追加売り

 

5.転換点が分からない時の考え方(仮)

10/14(火)は、相場が動いている時には「9:30頃」が転換点になることをその場で判断することは難しいと思いました。次の二つの要素は、次に同じような場面が来れば有効性を試せるかもしれないと考えています。

 

寄り底からの個別銘柄の上昇が止まる転換点は、次のことからタイミングを探る

  1. 悲観的な地合いで寄り付きで-3σ、寄り底からの5分足と15分足の大陽線があった時
  2. 5分足の3連続大陽線が2回続いた時
  3. 日経平均先物が同じような動きをしている時

買いスタンスの場合は、+1σまで上昇してしまったら追いかけずに、次の銘柄を探したり、売りを検討する方が良いと感じました。

 

 

6.地合いを判断する方法(仮)

地合いにに応じて保有時間の目安を変えるという方法です。

  1. アメリカの3指数のチャート
  2. 日経225先物のチャート
  3. 個別銘柄のチャート

「1」と「2」で地合いが決まるので、今回のように、

  • 地合いが悪い=金曜日夜間~土日祝が悲観的
  • 月曜日の寄付きでストップ安が目立つ環境

の環境がある時は次の考え方を持とうと思います。

  • ポートフォリオ内のマイナス(含み損)と、プラス(含み益)を相殺したいニーズがある → 寄り付きから上昇している銘柄も、一緒になってどこかで売られやすいので、保有する時間は数十分の場合があると身構えておく。
  • 悲観の中で逆行高する銘柄にはスキャルピングトレーダーが集まりやすい、上昇をすればすぐに売り抜けたいと考える人が多く集まる。 → 持越しするにはリスクが高いので、相場を見られない日はエントリーをしないか、十分に離れた値段で引き付けてから注文を入れる。

 

7.トレードのマイルールはどんどん更新する

短期トレードの「マイルール」はどんどん更新させるものと思っています。見る視点を増やして、投入資金量を調節して、利益も損失もどちらも経験することでルールは変わっていきます。

 

月1万円、10万円、本業並みと、設定した目標に対して利益が安定していない以上は、半年前とトレードルールが更新されていないことは進歩していない停滞のしるしと考えています。(今は何も売買しない、ルールを変えないという判断を含めて)

 

また、ルールは「どのタイミングで使うルールか」を設定して、有事(大きな相場変動がある時)と平時(穏やかに上下に動いている時)で分けることで整理しやすくなると感じています

 

私の平常時の週明けのルールはこちらです。

わたしの感性に合うルールを作って、言葉にして、効果を確かめたいと思います。

 

 

投資とトレードは上達します!