世の中には、分かりやすい説明をすることに命を懸けている人たちがいます。
主にビジネス書の分野の本で多く、その書き手は「コンサルタント」と呼ばれる肩書を持つ人であることが多いです。
- 大量の情報をインプットし、
- 顧客の状況に応じて情報を加工し、
- 超速でアウトプットをする。
その仕事への態度は、あなたがどの業種にいても、きっと参考になります。
今日は私が読んで、付箋がクジャクの羽みたいにカラフルになった1冊を紹介します。
『最高の結果を出すKPIマネジメント』です。
成果につながる目標設定をするときに、活かせます。
1.最高の結果を出すKPIマネジメント
KPIとは、
Key Performance(事業成功の鍵を)
Indicator(指標や数値目標で表したもの)
という意味です。
ただの数値でなく、事業成功に結び付いているということがポイントですね。
2.良い点
2-1 事例が盛りだくさん
他のビジネス書と厚みは同じくらいなのに、事例が盛りだくさんであることが、この本の1番のすごいところだと感じます。
- 採用活動で応募数を増やすためのKPI
- 間接部門の職員が設定するKPI:従業員満足度
- 営業活動
- 商品の生産
幅広い事例があるので、身近な例も取り上げてくれています。
2-2 KPIのつくり方が充実
分かりやすい説明に命を懸けているコンサルの人が書いているので、ステップごとに細かくわけて説明をしてくれています。
方法は繰り返し説明されるので、頭に残ります。これは、要約サイトではできない体験だと感じます。(要約サイトの記事を3周読む、とかをするなら別です。ただ、それをするなら、本を買うことと同じだと感じるので、ぜひ買うことをオススメします。
2-3 絞ってif-then
KPIは「分散させずに1つに絞る」という視点には共感しました。安定をして継続運営ができるかどうか、という視点を再確認できます。特に、「KPIがこうなったら(if)、こういう行動をする(then)」という視点は、運用を続けやすくする行動設計を学べます。
3.明日から誰でも取り組める
目標作成という視点では、上司や役職者が決めて一般社員には関われないこともあるかもしれません。ですが、「運用と実行」という視点では、一般社員でもKPIを意識して取り組むことができます。
KPIでは、作成と運用を分けるという視点が、私のアイディアです。
現場を知れば知るほど、運用は上手くなるので、一般社員にも活かせます。
4.買う価値あり!
買って繰り返し読む本として買いました。
読んでからずっと本棚に置いています。