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「通っている」ことの信頼性:なぜ任されているのか?

どこかの場所に「通っていること」は、社会一般的に信頼されやすい。

そんな暗黙のルールを考えています。

 

ごくごく単純に、荒っぽい白黒思考をしてみると、

  • どこかに通い続けている人は、信頼できる。
  • どこにも通っていない人は、信頼できない。

これは、

  • 働いている人は、信頼できる。
  • 働いていない人は、信頼できない。

さらに言えば、

  • 20年働いてきた人は、信頼できる。
  • 職歴なしの人は、信頼できない。

 

こういう2極思考は荒っぽい。専業主婦は?早期退職した50代男性は?無職の30代は?病気で療養している20代は?70代の高齢者は?と、事情も環境も無視しているから荒っぽい。

 

でもどうして荒っぽいのにそれらしいのかというと、効率的に判断できるからだと思います。それは、通っていることが何を保証するのかを考えると見えてきます。

 

家の外に出るというのは、多くのことが必要です。

まずは「身だしなみ」で、

  • スッキリと整った髪
  • 汚れていない靴や鞄
  • よれていない服
  • まゆげが整えられている
  • メイクをしている
  • 歯を磨く、口臭ケア
  • 体臭ケア
  • マスクマナー

そこそこの清潔感があって、見た目で「ゔぇっ」という第一印象を抱かせないことが、最低限保証されます。

 

そして、通っていることは生活態度を保証することができます。

  • 体力がある
  • 睡眠のコントロールができる
  • 食事のコントロールができる

 

そして、人と会うことが加わるなら、能力が保証されます。

  • 時間を守る
  • 時間意識がある
  • 持ち物の整理整頓ができる
  • 情報の共有ができる
  • 感情の共有ができる

 

家から出て、どこかへ通って、人と対面するということは、いろいろな前提をクリアしていることになります。だから短く判断できる。逆に言えば短く判断される。

 

こうした無意識の前提をもって、1つの社会、1つの会社に集まっていると思います。

 

そして、こうした前提はどんどん崩れてきています。感染症の流行やリモートワークの普及、多様性のある新しいタイプの人の採用などで、今も変化しています。

 

環境変化に対応するための視点は2つあります。

  1. 通い、みんなが慣れている信頼の基準に合わせる
  2. 通わずに、姿かたちを見せずに、信頼される方法を見つける

 

今の働き方で、「どういう要素があって、自分は信頼されているのか、任されているのか」を考えることで、「通う=信頼」という枠組みの外にある働き方を選ぶ選択肢を増やすことができると考えています。