最近の読書テーマの一つに「営業」があります。
いま私は家庭教師の副業をしていて、自分で営業をする必要性を感じています。副業の仕事は「業務委託契約」というもので、仕事の時給が最初から決められています。
中学1年生から3年生の卒業まで、3年間続けて教えたとしても、3年間は同じ時給が続きます。成績が上がっても、逆に成績が全く上がらなかったとしても、一番最初に会社と交わした契約が続きます。これは教える人が20代でも60代でも同じ金額設定です。
つまり、数年間~数十年の間、最初に結んだ契約に時給の金額が縛られるということです。仕事の始まりを誰かに任せて楽をしたばっかりに。
これはもう、「営業をしたことがないから不安」とか、「営業が向いているかどうか分からないし」とか思っているところではないと感じます。自分で営業をして仕事を引っ張ってこられない限りは、契約の金額を他の誰かに握られてしまう、という現実をひしひしと感じています。
ただ、やっぱり思うのは、
- その契約を結んだのは、自分。
- その契約しか結ぶ力が無かったのも、自分自身。
ということです。
いつかは、自分で営業をする世界に向かって行かなければ、副業での時給は永遠に上がることは無いと感じています。
そして、ライバルの存在も気にかかります。
ライバルは、大学生。
ライバルは、副業に参入する社会人。
ライバルは、これから定年退職をする人。
今、恐いと思っているのは、これから会社を辞める大勢の50代が、「安くていいから、小中高生に勉強を教えたい」という気持ちで参入してくることです。日本で一番人口が多い世代は50代で、約1,700万人います。
副業では、今の50代が退職をし始めるまでの数年間で、差別化できる教える力を身に付ける必要があると、焦りの気持ちを持ちつつ、考えています。
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何冊か固め読みをしています。
まずは1冊、軽めの本を読みました。対面するまでに準備ができる割合が多いなら、控えめな人や静かで大人しい人にも営業ができると、希望の光を感じました。
2冊目は『これ1冊ですべてわかる営業の基本』を読み終わりました。対面や周り方のノウハウが多かったです。
3冊目、格闘中の本は『ランチェスター「営業」大全』です。この本はすごいです。内容が濃い分、理解するのに時間がかかりますが、本物です。全体を1回ざっと読んで、2周目の第1章に入りました。参入者の戦略=ランチェスター戦略は、武器にしていきたいです。