※はじめに
2021年8月、著者のDaiGo氏は自身のYoutubeチャンネルで、ホームレス状態の人や、生活保護状態の人に対して、「いない方がいい」という内容の差別発言と、視聴者への差別の扇動を行いました。
これは、役に立たない人間を不要な存在として扱う発言であり、当サイトはこのような「優勢思想」に反対します。NPO法人抱撲(ほうぼく)は以下の声明文を発表しています。お時間のある方はお読みください。
DaiGo氏の差別発言に関する見解と経緯、そして対応について | 認定NPO法人 抱樸(ほうぼく) (houboku.net)
この記事を残すことに迷いはありましたが、本にはスキルアップをしたい社会人、難関資格を目指す学生、成績アップと受験合格を目指す高校生や中学生の方々にとって効果のあるノウハウが書かれています。
この本の著者がどんな思想を持っているにせよ、効果的な勉強法は将来の選択肢を広げてくれると考えたので、この記事は残しています。
質問1. 買う? 立ち読みで十分?
〇 買った方が良い 〇
✕立ち読み✕
理由:ノート術は、流し読みでは身につきません。読むだけでデキる人は神がかっています。本を手元に置いて、参照しながら手を動かす必要があります。
質問2. いつまで使えるノウハウ?
〇 勉強する限りずっと使える 〇
✕1回限り✕
理由:複数のノート術があるので、自分の性格や、目の前の課題に合わせて、ノート術を使い分けられます。
1.見込み読了時間と本の構成
1-1 所要時間
70分で読めます。
記憶力UP、図解術UPなど、ノートを書く目的がはっきりしている人は、この記事のスキル表を、立ち読みの計画に使ってください。
1-2 この本の構成
Aノート術のメリットの紹介
ノートを書くと「こんな良いことがありますよ」と紹介しています。
どんな本にも言えますが、読んで「そうなんだ」と終わってしまうと、実力はつきません。知識の定着には実践が必要です。
Bノートの書き方の解説
ノート術がいくつもあり、記憶力、発想力、スケジュール管理力、マインドマップ、メンタル改善力の能力アップが期待できます。
中学生には少し難しいかもしれませんが、受験を目指す高校生からは十分実践できる方法です。
2 立ち読みポイント
立ち読みページの選び方は、すばり「あなたのニーズ」です。
立ち読みポイントのニーズ一覧表
記憶術 | 第2章(p70) 第3章(p96) 第6章(p232) |
スケジュール管理 | 第4章(p120) 第5章(p164) |
発想力 マインドマップ |
第6章(p188) |
思考力 | 第6章(p216) |
図解力 | 第6章(p224) |
メンタル改善 | 第6章(p251) |
2-1 記憶法
チャンクノート
・第3章(p.96)
・覚える前の下準備です。
・"チャンク"とは、内容が似たグループに分けることです。
・情報の整理整頓が上手くなります。
オリガミノート
・第2章(p.70)
・自分で問題(クイズ)や、ヒントを書くノートです。
・思考を深めたり、問いを深めたりする力が付きます。
・大量に暗記する必要がある人は、記事の最後の「SQ3Rノート」まで進んでください。
2-2 スケジュール管理
WOOPノート
・第4章(p.120)
・自分の願望(Wish)からスタートします。
・PDCAで言うと「Plan」の段階において、脳内シミュレーションを何度もすることと、障害対応の優先度をつける方法です。
下線を引いたところ、仕事にも生かせそうな気がしてきませんか?
計画段階で、
IF「障害が起きたら」→THEN「こうする」
と決めておけば、「Do」を徹底的に早く確実に遂行することができます。
この部分は私もすぐに活用しました。
後方プランニングノート
・第5章(p.164)
大きな目標設定をして、それに必要な中期ゴール、短期ゴールを書き出す方法です。計画の修正方法も書いてあります。
4章と5章は、勉強法と仕事術のスキルのジャンルが重なってきます。
2-3 マインドマップで思考の整理
概念地図ノート
・第6章(p.188)
・学習意欲が高い学生や、スキルアップのモチベーションが高い社会人に特に効果的なノートです。
・講義用ノートで使用。
・読書ノート:1章ごとにまとめるチャプター法。問いに沿ってまとめるWhat-Why-How法。
・暗記科目のクイズ化をします。
2-4 思考力
コーネル式ノート
・第6章(p.216)
・思考の整理整頓ができます。
・どのノート術にするか迷ったときは、まずこの方法を試すと良いです。
2-5 図解力
スケッチノート
・第6章(p.224)
・絵や図を描く
・美麗な絵は必要ありません。分かりやすさが大事です。
・エクセルの図形挿入をしたことがある人ならだれでもできます。
2-6 大量に暗記する
SQ3Rノート
・第6章(p.232)
・大量の知識を、効果的に定着させるためのノートです
・知識の定着に効果的
2-7 メンタルを強くして、不安に対処する
筆記開示ノート
・第6章(p.251)
・心配事を考えるとマルチタスクが生じて能率が下がります。
・8分間、心配事を書き出すことで、能率UPを図れます
2-8 手書きノートは効率が悪いと感じる時
・第1章のp30-36を読むと、手書きノートの効果が分かります。
2-9 ノートを改善する
・p53,55,58の問いかけは、ノートの加筆修正に必要です。
手元の本で何度も見直しましょう。
・ノートは「自分フィルター」を通した結果が表れます。
間違えて書いている時があるので、どんどん加筆修正をしましょう。
まとめ
勉強法は仕事術に結びつきます。
ノートの見本を、すぐに参照できるように手元に置いておけば、スキルアップはどんな人でもできます。ぜひ、目的のスキルを選んで、ノートづくりで能力UPを目指してみてください。
このサイトは、スキルアップを応援します!