勉強にモチベーションの悩みはつきものです。
この本の一番のメリットは気軽にサッと読めることです。2回目以降なら30分もあれば読み終わります。下がっている勉強のモチベーションを上げられます。
著者は現役の東大生です。厳しい受験を通じて身に付けた、勉強に活かせる具体的な行動例がたくさん紹介されています。色々な勉強の悩みに、きっと答えてくれます。
1こんな人におすすめ
- 勉強のモチベーションを上げたい
- 資格を勉強中
- 大学・大学院の受験を目指している
- 学校の先生
- 塾講師、家庭教師
2. 1番のメリット
モチベーションを上げる方法が充実して書かれています。難しい理論うんぬんよりも、「とにかく行動しよう」というスタンスで説明してくれているので、とても読みやすいです。著者の熱が伝わってきます。
「とりあえずやってみよう」と、とりあえず行動を起こすことが大事です。こんな簡単なものでいいの?と思うほどの行動をたくさん紹介してくれています。自分に合う方法が必ず見つかります。
3勉強の悩みを解決
◆3-1試験日がもうすぐでヤバい
試験があと1週間、あと3日など期限が迫っている人には、響くフレーズがあります。
「考えるより動く!」「とりあえず、やる!」
というメッセージです。
「うまくやりたい」という気持ちがよぎり、「Do」に集中しきれなかったせいとも言える。カッコつけて「自分はもっとできるはずだ」と勘違いしたんだ(p.94)
勉強には必ず目標を設定しよう。(中略)必ず数値にすること。最初は「参考書を1ページ進める」「机に10分向かう」などでもかまわない。一定期間クリアできたら、少しずつレベルを上げていこう。(p.95)
「手当たり次第でもOK」「立ち止まらずに、やってみてから考えればいい」と、行動にはっぱをかけてくれます。
やる気が出るページに付箋を貼っておけば、漫画なので5分で読んで気分を変えて、勉強机に向かえます。
◆3-2モチベーションを上げたいけれどあがらない
頭で考えることは一旦やめて、とりあえず行動しているうちに気分が乗ってくることもあります。勉強前の準備運動として、
- 百マス計算
- 数学の王者(アプリ)
など、超簡単な行動がオススメされています。
◆3-3苦手科目をなんとかしたい
焦る気持ちに、一つ違った視点から言葉をかけてくれます。
苦手を得意にする必要なんてありません。「超苦手」を「そこそこ苦手」に、「そこそこ苦手」を「普通」くらいにすることで全然問題ないことも結構あります。(p.137-138)
苦手科目は、それだけ伸びしろが大きいです!
3-4個別科目を強化したい
Chapter5には、科目別攻略ガイドがついているので、苦手な科目の勉強法を改善することができます。
どれも共通しているのは、
- 要約こそ最高の勉強法(p.64)
- 後で人に話すつもりで聴く(p.58)
という考え方です。
また、ワンポイントとして「英語の前に国語を勉強する」「数学は先に計算力を上げる」など、今までになかった視点が見つかります。
3-5計画が上手くいかない
ありがちな、計画を立てすぎて失敗するという、あるあるが載っています。
- 計画は上手くいかないもの(p.125)
目標から逆算して計画を作る「付箋学習法」は、計画を立てる練習としても使えます。大きな目標、中くらいの目標、小さな目標と、細分化することは、仕事術やプログラミング学習にも通じます。
4.モチベーションは下がるからこそ、工夫が必要
このマンガを読むと良いことは、「モチベーションは何もしなければ下がる」ということを再認識できることです。
カップに淹れたコーヒーの熱が冷めるように、モチベーションは何もしなければ自然と下がりますし、勉強法は意識しなければ忘れます。
気軽に読めるマンガを置いておくことで、下がったモチベーションを引き上げてくれます。やる気が上がるページを自分用にコピーして、持っておくことも役に立ちそうです。
5.息抜きにおすすめのショートショート
田丸雅智さんの『E高生の奇妙な日常』では、学生生活や数学アレルギーなどをテーマにしたショートショートがあります。
1話につき10分以内で読めるので、休憩時の気分転換に、ピッタリです。こちらの記事で本の内容を紹介しています。とても面白い本ですいすい読めます。
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