今日の動画からの学びは、「ジョブ型とメンバーシップ型」がテーマです。
1.専門職を目指すこと
私が目指しているのは専門職です。
1か所の集団の人間関係に縛られずに、心身共に健康に働きたいという気持ちがずっとあります。
- ブラックな職場:終電で帰る。ハラスメントが毎日ある。
- ゆるブラックな職場:仕事は楽だけれど、成長が見込めない。
そうした職場にうっすらとした不満・不安、そして絶望感を感じてきました。
振り返って考えると、「たった1つの職場に縛られて働いていたこと」が、こうした感情の一つの要因だったと考えています。
そして、たった1つの職場に体と心を縛られないために、外と内を行き来できる「専門性」が大事だと感じています。
専門領域の職種は、ジョブ型の要素の比率が大きいので、今からでもジョブ型の働き方の特徴を知ることはとても有意義なことだと考えています。
2.学びの内容
今回はYoutubeの解説を参考にしました。
投稿日:2021年7月 by マネジメントコンサルタントによる働き方
メンバーシップ型とジョブ型について衝撃だった内容は、「ジョブ型には、社内での教育や育成がない」ということです。
もちろん動画を見た方が断然分かりやすいので、一度視聴をしてみてくださいね。
ある程度の内容を箇条書きにしました。
2-1 メンバーシップ型
私たちに馴染みのある働き方だと感じます。
新卒一括採用、新人研修、管理職研修など、イメージがしやすいです。
- 新卒を初任給で採用する。未経験採用。
- 教育で経験を積ませる
- 人材育成のためのコストが必要。人材を引き止めるには高い給料があると良い。
- 管理職に抜擢する
- 給与水準が給料が高ければ、ジョブ型求人を出している会社に、人材を引き抜かれる心配は無い。
- 退職金制度のインセンティブがある。
- 有利な業態:競合が少ない、地域が限定されている、業界が狭い、企業数が少ない、マーケットが狭い場合。(例)電力会社
大企業か中小企業かによってもちろん研修の充実度は変わりますが、従業員が長く働き続ける代わりに、会社が教育コストを引き受けてくれます。
2-2 ジョブ型
看護師やプログラマーの転職をイメージすると良いと思います。
- 新卒に一切の価値を認めない。
- 実績の無い社員に価値は無い。
- 空いたジョブに対して公募をかける。
- メンバーシップ型企業から社員を引き抜く。
- メンバーシップ型の給与水準に、金額を上乗せして契約をする。
- キャリアアップは自己責任。会社は面倒をみない。教育は福利厚生。
- 階層型の研修やキャリアアップは、同じジョブのままでは基本的には無い。
- 年収350万の仕事では、ジョブを変えない限りは350万のまま。
- ステップアップのためには、外に出る。
- マネージャーのレベルを上げる必要がある。
- 海外を視野にいれている場合には有利。
言うならば、「(教えないけれど)これくらい出来てあたりまえ」とみんなが言っている世界でしょうか。
同僚との人間関係は、知識量・技術・立ち振る舞いの上手さなどによって、
- 支配-被支配
- ギスギスとして対立する
- 信頼し合える
というように変わっていくと推測できます。
また、ある程度の狭い専門領域だからこそ、新人のうちは、職人の徒弟制度のように師匠(上司・先輩)が絶対的な権威者になり得ると考えられます。
2-3 収入はどう違うか?
紹介した動画での直接的な解説ではないですが、次のように読み取ることができます。
- 入口の給料はジョブ型の方が高い。
- 長期の総合的な収入は、勤続年数・昇進による年収アップ、退職金により、メンバーシップ型の方が高い可能性がある。
- ジョブ型は収入アップのために、社内で新しい職務にチェンジしたり、転社をしたりという職務からの出口戦略を何度も考える必要がある。
- ジョブ型で採用されても、社内の人事制度や役職ポストの影響で、昇給の評価方法はメンバーシップ型社員と似たものになる場合がある。
3.将来の働き方の選択に活かす
1か所の集団の人間関係に縛られ過ぎない働き方に、心身ともに健康に働ける可能性を感じています。
そのために、次の2つの中間目標を設定することができます。
- 月給を増やす
- 上司・同僚・部下・社長を選べるほどの実力をつける
こうした希望を叶えるために、ジョブ型の働き方ですることはたくさんあります。
- 専門性ゼロから専門性を身に付ける。
- 実力の証明になるものを増やす
- 労働契約を結ぶ経験回数を増やす
- 最初の師匠になった人の態度を、ある程度は我慢する
専門職を目指す以上は、口をパクパクさせて教えられることを待っている状態では、永遠に教えられる機会は訪れません。
長く、定年まで、ずっと、同じ場所で、働き続けたい人の行動スタイルをお手本にできない以上、本・ネット・SNS、あらゆる場所から細切れの情報を集めるしか道はないと感じています。
イバラの道でもいいから、
- 月給を増やしたい
- 上司・同僚・部下・社長を選べるほどの実力をつけたい
ここはブレずに持って、考え続けたいです。
次は、専門領域の実力をつけるためのルートや、社員しぐさについて、頭を振り絞って考えてみます。