今回は、決算発表と同時に発表される「自社株買い」と「増配」狙いで、銘柄をスクリーニングしました。
2025年4月5月の決算発表のピークは5/15(木)で過ぎましたが、探し方に慣れてきたので、今後の5月6月の発表企業も一緒に調べました。
1.スクリーニング結果
5/20(火)に最も注目しているのは、
- MS&AD(8725) … トレード資金の7割まで投入
その次に
- SOMPO(8630) … トレード資金の3割まで投入
です。
6月末までの発表銘柄の中では
- パーク24(4666) ※2025/6/16発表
に最も注目しています。2025年度にDOE5.1を目標にしています。
決算発表翌日に上昇する確率は1/2なので、それぞれの日で振り分ける資金をさらに2-3回に分けて分割購入をする見込みです。
2.短期集中で分割売買
5/15(木)は前日自社株買いと増配を発表した銘柄でも下落した銘柄がありました。
自社株買い発表で翌日下落
- 三井住友フィナンシャルグループ(8316)
- 三菱UFJフィナンシャルグループ(8306)
- KDDI(9433)
などです。
増配発表で翌日下落
最も注目していたセイノーホールディングスは増配を発表しましたが下落しました。(自社株の発表無し)
例年通りの2円増配で、あまりにも想定通り過ぎたのかもしれません。配当予測ができすぎる増配は、市況や業績見通しの方に強く影響されるのかもしれません。
好決算を発表した翌日に上昇する確率は1/2で、たとえ下がったとしても追加で購入できる余裕を持ちつつ動きを見ていきます。指数の動きにもよりますが、短期集中の短いスパンの中で分割売買ができるように資金量をコントロールしていきます。
3.赤字から黒字転換の銘柄は?
今回、試しに小額で買っていた三菱製鋼は下落でした。
- 赤字から黒字転換(予想に届かず)
- 出来高が1日10万株以下で板が薄い
- 2025/5/15(木)の日経平均株価は小さな陰線
単純に比較はできませんが
- RETTY(7356) ※板が薄い、赤字から黒字転換
- 2025/5/15(木)のグロース250指数は陽線
- グロース市場値上がり率1位
損はしましたが、ここから得られた考え方とルールは次のものです。
- 決算内容そのものに加えて、予想とのズレがどのくらいあるかで評価される
- 赤字から黒字に転換する企業をわざわざ買わなくていい
- 1日の出来高が10万株以下の銘柄は買わない。
です。このあたりは強いトレードルールにできそうです。
この1週間、買う銘柄の優先度を意識的に付けてきました。上昇も下落も確率は1/2です。「想定と違った時にすぐに反対売買ができる出来高があること」は、間違えた時のリカバリーのためには必須のスクリーニング項目だと感が増した。
あとは、
- 信用買い残と信用売り残の捉え方
- 業績見通しの捉えられ方
あたりは、これからの調べる課題です。
次はもっとファンダメンタル分析が上手くなって、短い時間で調べられるようになりたいです。
2025年4月5月の決算発表シーズンは、短期スイングトレードでは初めて決算を持ち越す方法を試しました。指数の戻りの相場上昇に大きく助けられたこともあり、5/20(火)に保険会社の決算発表時を見越しても損益はプラスを得られそうです。4月5月短期スイングトレードの分野では手ごたえのある決算発表期間でした。
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