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【暫定】ファンダメンタル分析手順

このブログでは、短期スイングトレードをテーマに記事を投稿しています。

ファンダメンタル分析の手順_自社株買いと増配狙い

今回は、ファンダメンタル分析の手順を残します。

 

試行錯誤中で、これからどんどん変わる可能性もあります。

 

1.証券アプリでチェック

まずは決算発表の予定日ベースでスクリーニングをしていきます。母数は東証の全企業です。

 

証券アプリで、該当日の決算発表企業の一覧ページを開きます。

  • プライム市場に絞ります。(スタンダードとグロースは見飛ばします)

スタンダード市場とグロース市場を除外するのは、まずはプライム市場に絞ってスクリーニングの方法論を確立するためです。

 

 

次の銘柄は除外します

  • 出来高:1日10万株より少ない
  • チャートの5分足:スカスカ、横一本線がところどころに入っているなど、売買されない時間帯が目立つ
  • 3カ月以内にレーティングが下げられている
  • 過去に不正会計をした企業

このより分けに60分を使います。証券アプリ1つのツールでまとめて行えます。

 

 

2.インターネットでチェック(準備)

事前にパソコンに辞書登録をしておく。

パソコンの右下にある「A または あ」を右クリック

辞書登録の手順

「単語の登録」をクリック

辞書登録_単語の追加

「単語」と「よみ」を入れて「登録」

辞書登録_単語の登録

 

3.目を通す資料_検索&資料を見つける

目的の資料は次の二つです。

  • 直近の決算説明書
  • 中期経営計画

場所は、ウェブサイトの「IR情報」にあります。

 

中期経営計画そのものは作成義務自体はないので、企業によっては「2025 Vision」や「中期経営方針」や「長期成長戦略」など名前はバラバラです。それらしい資料を探します。

 

「統合報告書」には、私が見た限りでは配当や指標のことは載っていませんでした。

 

 

4.ひたすら検索作業

資料に辿りついたら、次の項目を「Ctrl+F」で検索します。

  • 配当
  • 還元
  • 自己株(=「自己株式の取得」を見つけるため。「自社株買い」は文書で使われていないので注意します)
  • ROE,DOE,ROIC ※この他、金融業は専門の指標があります。
  • 配当性向
  • 総還元性向

ヒットした単語があるページと、その前後の1ページを読み、何を重要指標にしているのかを確認します。

 

その上で、「自社株買いと増配狙い」の視点で次の企業を決算発表前に買う候補から外します。

  • 株主還元のことが明記されていない。
  • 「株主還元よりも成長投資に振り分ける」とハッキリと書いている。
  • 2025年3月期決算発表の調べ物で、数値目標が2028年や2030年など先のもの。「2026年度までに」などの2年間の猶予がある銘柄も優先度は低くします。
  • ROEなどの目標指標がすでに2024年3月期決算発表時点で達成済み(証券アプリ、みんかぶで確認)
  • 自社株買いの目標金額をすでに達成済み

候補に入れるか外すか、迷う企業は残します。

 

DOEは、みんかぶのサイトが見やすいので私は好きです。

 

 

5.業績と財務をチェック

総還元性向、配当性向、ROE、DOE

私は、財務諸表と「自社株買い・増配」の関係を次のように捉えてスクリーニングしています。

 

ROE指標や配当性向を中期経営計画の指針にしている会社は、当期純利益が多いほど増配の可能性も高まります。

 

また、自己資金が多いほど、増配や自社株買いをする資金の余裕があると考えられます。

 

さらに、「DOE(株主資本配当率)を指標にしていて現在未達の企業」ほど、「自社株買いと増配」の可能性が高まる候補と考えています。

 

利益アップか、自己資本減少(自社株買いがその手段)で、DOEは上がるからです、(※このあたりは間違っているかもしれません)

 

 

財務健全か

「自社株買いと増配」を見越して買うなら、それらを実施する資金があるかどうかも重要視しています。

  • 売上、経常利益、当期純利益の見通しがプラスかを確認
  • 自己資本比率(70%,50%,30%以上かを目安に確認。金融業や不動産業は別として業界水準を比較)する
  • 流動比率(200%以上)
  • 当座比率(100%以上)

目安なので、流動比率が200%未満でも買い候補に残すこともあります。

 

おそらくベテランの人は事業内容の収支まで見て分析すると思いますが、私は時間がなかったのでそこまでは目を通しませんでした。

 

この時点で銘柄は20銘柄ほどに絞られます。

 

慣れると、ここに書いた方法を使って、平均して1銘柄4分でスクリーニングができます。

 

ここに含まれていない、まだ実施していないスクリーニング方法としては、

  • 先に発表した業界のリーディングカンパニーの決算内容後を、同じ業界の決算発表に活用する方法。
  • D/Eレシオ

です。

 

 

6.絞り込みその1

簡単に言えば「株主還元を急がない企業」は外して、中長期向けの買い候補のグループに置きます。

 

あくまで狙うのは、決算発表と同時に発表される「自社株買いと増配」です。(さらに、良いサプライズ発表を狙います)

 

20社まで絞れたら、3社まで絞り込むために、もう一度中期経営計画や直近の決算発表資料を読みます。

  • 2025年3月期決算発表なら、2026年度のROE目標が公表されていて2025年は何も書かれていないなら候補から外す。
  • 自社株買いと増配のための自己資金が心もとないなら外す。
  • 過去の自社株買い発表の1~3営業日後の動きを見て、横ばいか下落しているなら候補から外す
  • 連続増配だとしても、例年通り2円増配などの細かな単位で良いサプライズは少なめ。優先度は低くする。

 

一方で、次の要素は優先度を上げます。

  • 2025年度の自社株買いの予算が、中期経営計画や前回の決算説明会資料の時点で割り当てられている
  • 「予定自社株買い金額-その年度の自社株買いの金額」がまだまだ残っている。

 

判断を保留中なのは、ここにテクニカルを混ぜるかどうかです。

  • ボリンジャーバンドの1σ〜2に株価があるとき。上値の余地
  • 週足で連続上昇している銘柄を候補に入れるか

ファンダメンタルで銘柄選択をしていて、そこにテクニカル分析を混ぜると判断が競合します。結果的には資金投入量を減らして買うこともあります。

 

後はトレーダーズウェブで場中決算かどうかを確認し購入タイミング(寄付、引け、大引)を決めます。

 

当日は、前日の米国市場・日経平均株価・ドル円・ローソク足・移動平均線・ボリンジャーバンドを総合的に見て投入資金量を決めます。

 

 

7.体調管理記録

今回、あると良いと感じたのは次の記録です。

  • 睡眠時間
  • 食事カロリー
  • 元気度1(疲労MAX)~10(元気いっぱい)

睡眠不足は本業と副業にも影響がでます。

 

睡眠不足になりやすいので、決めるためのエネルギーがあるかどうかのセルフチェックは大事ですね。

 

今回の2025年3月期発表の時期の5月は、

  • GW明けから睡眠時間が3.5-5時間
  • 1日の摂取カロリーが1200kcal程度
  • 元気度はだいたい2〜4でした。

この金曜土曜に14時間睡眠をとって調子は一定に戻しました。今の元気度は6-7です。

 

私の目指しているのは兼業スイングトレーダ+長期積立投資家のスタイルです。その日がどういうコンディションかを自覚することで、夕方から夜にかけての活動のために、日中の活動量をセーブしようとするコントロールが効きます。

 

スクリーニング方法は以上です。試行錯誤して自分に合った方法を探していきます。