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「未完了タスク」で価値が爆上がり?価格は目標によって決まる

サムネイル,仕事術の本紹介,降伏論

昨日読んだ『降伏論』(←誤字ではないですよ) の中に、仕事の価格は「目標を作る力」であり「目標と現状を埋めようとする問題解決の行動量」である、という文章がありました。そして、一見して仕事の価格を決めているように見える「時間・労力・問題の解決策そのもの」は本質的ではないというものでした。

 

『降伏論』は、元プロ野球選手で現役コンサルタントの人が書いた本なので、「とことん成果にこだわる」スタンスを貫いて書かれています。「一生懸命さのアピールが大事。ただ会社にいるだけで、何をしなくても(進めなくても)、給料やボーナスが発生する」というスタンスとは真反対です。

 

自戒を込めて書くと、タスクを長く持てば持つほど、「難しくて素晴らしい仕事をしているんじゃないか」という洗脳を自分自身にかけているような状態に陥いる時があります。資料作りやスケジュールの調整など、仕事のボールを長く持てば持つほど、仕事の価格が高まったような気がしますが、それは幻想で、価格は一定です。

 

仕事を完了させずに持ち続けるほど自己評価が爆上がりしていき、給料日には給料が振り込まれます。

 

たしかに「過労で死なないための防衛策」として、仕事をあえて遅くする小ワザも数年前までは通用しました。しかし、ようやくハラスメントや長時間労働への目が厳しくなってくれた今の環境では、あえて仕事を遅くすることは、キャリア形成や能力アップの機会を捨てることだと思います。

 

仕事を完了させないことで高まるのは、自分1人で決めるセルフ評価としての「仕事の価値」です。他人が絡む「仕事の価格」は一定です。

 

高い価格の仕事とは何かを考え続けています。