仕事術の本を、スピーディーに紹介します。
今日は、講師・塾講師・家庭教師の副業を始めたい人に役立つ、『教師の最速仕事術大全』と、次に読む関連2冊の紹介です。
1.時間効率が大事
この本の中心テーマは「教師の仕事の時間効率アップ」です。
この本を一言で表すなら、「副業で家庭教師や塾講師をしている人や、子育て中の教師が、限られた時間で成果を出すためのコツを集めた本」です。
「どんどん仕事をしたい人」にオススメの1冊です。
- 仕事を速く終わらせることは良いこと
- 仕事効率と時給算定をするのは良いこと
- できるだけ多く発信をするのは良いこと
これらの職業観を強化することができます。
2.どんな本?
- 行動ベースのコツがたくさん書かれています宇。→必要だと思う項目を、ピックアップして実践する読み方が効果的です。
- 1コマの授業づくりのノウハウの大枠が分かります。→家庭教師が初めての人の参考になります。
- 生徒との関係づくりのためにする、学級通信の書き方。→生徒への情報発信のスタンスを学べます。
3.ここに注目!
注目の解説
まずは、生徒との関係づくりのための情報発信ですね。このフレーズが響きました。
- できるだけ多く出す。
- 多ければ多いほど、小さなことでも書きやすいので、自由度が上がる。
- 出せば出すほど、発信そのものは楽になる。
私自身は、情報の量は最終的には少なければ少ないほど良い、という考え方ですが、学習で情報のシャワーを浴びる段階では、情報を次々と浴びる時期も大事だとも思っています。
次に、授業づくりの段取りは、とても参考になりました。副業だと、どういう構成で授業をすれば良いか、手探りの状態のことが多いので、こうした解説はとても助かります。
- 教科書に、発問や気づきを直接書き込む
- 板書例は教科書付属の指導書にあるものを参考にできる。
- 資料を用意する→写真・動画・グラフ。教科書を大きく映すだけでも効果がある→というのは大事な発見でした。
- 書き込めるワークシートをどんどん使う。練習プリントは2回分用意する。
オンライン家庭教師での活用
オンライン家庭教師の場合、パワーポイントのスライドで動きをつけられることはとてもしやすいです。見せたいところを拡大したり、参考動画を流すことも、とてもやりやすいです。
一方で、物理的なワークプリントを手元に置いてもらうことに、少し難しさを感じています。問題集からさらに問題をピンポイントで絞って取り組んで欲しいときに、ペライチの用紙を手渡したいと感じることが多くあります。
また、手元が見えないことで、書いている様子を見られない難しさを感じます。
- 生徒さんがプリンタで印刷をすることに慣れていない
- インク代をご家庭に負担させること自体が気になる
などは、改善できそうなところだと思っています。どのくらい印刷枚数があるかの事前予測は、こちらで進められるので、手を付けられるポイントだと思っています。
4.次のおすすめ2冊
子育て教師の超効率仕事術
軽くてすぐに読める本なので、この本からも必要だと感じる行動を選んで実践するのが効果的です。『子育て教師の超効率仕事術』と同じ読み方で、読んで実践までのスピードを速くすることができます。
こちらは、家事育児・子どもが熱を出した時の対応などを含めた「タイムマネジメント」がテーマです。
実践 秒で探せる戻せるオフィスの片付け
教育現場ではタブレットの導入が進んでいるとはいえ、まだまだプリント類の整理や実際の物品の管理は切っても切り離すことはできません。
アナログの整理整頓術のスキル向上を目指すなら、この1冊がとてもおすすめです。アナログ整理整頓のテーマの中で1番オススメできる1冊です。中身は写真きでの解説なので、一目で見て分かりやすく実践がしやすい内容です。