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『アジャイルワークの教科書』要約考察

このブログでは、「整理と段取り」をテーマに、仕事術や勉強法の本を紹介しています。今日紹介する1冊は、『アジャイルワークの教科書』です。

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1.アジャイルとは?

アジャイルとは、仕事を決められた時間内に終わらせるための1つの方法です。

 

仕事を時間内に終わらせる方法を解説した本です。

  • 課題 …仕事が終わらない、仕事が間に合わない。
  • 要因 …手戻り、やり直しがある。
  • 目標 …一定の時間枠の中で一連の仕事を完了させる
  • 方法 …アジャイル

 

その解決方法の一つがアジャイル=効率的に対処する能力や手順です。理論だけでなく、実践する具体的な方法も載っています。

 

2.内容要約

普段の仕事では、時間内に仕事が終わらない要因として、「行き違い、手戻り、やり直し」が挙げられています。

 

その対策として、例として次のような実践方法が紹介されています。

  • 大きなボードと付箋を使って「to do.doing,done」に分ける。
  • 手順を「前段取り」&「正味時間:価値を生む作業(カイゼン)」&「後段取り(5S)」に分ける

 

手順を明確にしておくことで、意思決定をする回数を極端に減らすことができ、より効率的に業務をこなすことにつながるのです(77ページ)

 

どれも、時間を目いっぱいに使うのではなく、限られた一定の時間枠の中で一連の仕事を完結させるための技術です。これは「イテレーション」という単語で紹介がされています。

 

 

3.内容の考察・関連おすすめ本

在庫管理にも関わる1冊

この本の中では、改善するべきムダとして7つが挙げられています(39ページ)。その中でも

  • 運搬のムダ:通勤かばんの中に必要なもの以外を入れて毎日運んでいる
  • 在庫のムダ:少ししか使わないのに、今後も使うかもしれないとまとめ買いをしてたくさん在庫が残って言える
  • 動作のムダ:必要なドキュメントが入っているサーバの中を探す動作

などを私はさっそく取り組んでみました。おかげで通勤で持ち運ぶかばんが軽くなりました。

 

『手にとるようにわかる在庫管理入門』では、適正在庫の考え方がとてもよく分かります。小さな会社の物品管理から、2024年に本格化する物流業界の人手不足まで、わかりやすく解説がされています。

 

交渉術・システムづくりのおすすめ著者

『アジャイルワークの教科書』の、「手戻りを防ぐことで、仕事を時間内に終わらせる」という考え方はとても共感できました。そして、この本を読むことで、前段取り→実行・改善 → 後段取り(5S)の流れをハッキリと知れたことは良かったです。

 

仕事術の本は、数えきれないほどの本が出版されています。その中でも、私が特に繰り返して読んでいる人が2人います。沢渡あまね氏の問題地図シリーズと、久保田崇氏の公務員シリーズです。

 

可能なら全部一通り読んでみるのがおすすめです。

『職場の問題地図』は、残業だらけの職場で、残業時間を減らす方法を考えるヒントが載っている本です。

 

久保田崇氏の官僚シリーズの本は、上手く交渉をして仕事を円滑に進めるための具体的な方法が載っています。

 

 

 

 

4.まとめ

改善と5Sを進めながら仕事を進める方法を解説した『アジャイルワークの教科書』を紹介しました。気になっている方は、ぜひ読んでみてください。