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【青春アドベンチャー】ライトノベルSF小説が苦手な人にもおすすめ『know 知っている』野﨑まど原作(オーディオドラマ感想)

オーディオドラマは、役者が演じる声に合わせて、臨場感のある音楽や効果音を加えて創られたドラマ作品です。

 

このサイトでは、おすすめのオーディオドラマ作品を紹介しています。

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今日の作品は、野﨑まど原作の『know 知っている』です。キーワードは「人工知能、京都、SF、拡張現実」、主人公は情報庁に勤める男性(29歳)です。

 

 

1.あらすじ

舞台は2080年の京都。6歳になると、人造脳である「電子葉(でんしよう)」を脳に埋め込むことを義務付けられた世界。人々は、クラス0(オープンソース) から クラス6(各省大臣)まで、アクセスできる情報に差をつけられている。レベル5である主人公の御野・連レル(おのつれる)は、失踪した恩師の科学者を探す途中、レベル9の未知の権限を持つ少女と出会う。人の脳と情報ネットワークがつながる社会を描いたSF作品。

 

2.広がるSFの世界観

脳に通信装置を埋め込み成長を促す

作中ではあらゆる人が脳に埋め込んだ通信装置を使っています。仕事場でも、カフェでも、いつでもネットワークに接続して検索をします。

幼少のころから電子葉に慣れ親しんだ世代は、ネットで調べられることはすべて「知ってる」と言う。ネットで調べられないことだけを「知らない」と言う。

 

ネット遮断(オフライン)は日常生活に支障をきたす重大危機になります。作中では0歳で電子葉を埋め込まれたヒロインは、ハッキングからアバターの偽装まで、あらゆる通信技術を使いこなします。

 

 

 

3.名セリフ「考え殺されたいですか?」とキャスト

オーディオドラマの作中では曲や効果音が流れて、小説では味わえない演出を楽しめます。

 

まずは、京都御所のシーン。警備から無数の銃弾を浴びる中で、ヒロインがワルツを踊りながらすべての銃弾を軽やかに避けるシーンでは、張り詰めた状況での余裕のある姿が再現されていました。

 

また、捕まえようと追ってきた捜査官を、逆ハッキングをして撃退するときの「考え殺されたいですか?」というセリフなど、電子情報戦のシーンが楽しめます。

この作品は、登場人物のキャストの声の質が作品にピッタリと合っていて、どの人もはまり役でした。

 

 

4.連想できる映画&小説:情報社会での思考操作・旧式と新型の対決

作中では、上位の情報クラスを与えられた人は、下位クラスの人がアクセスする情報を操作することができます。これを利用して、自分を違う人間のように偽装して見せたり、相手の五感を操って幻覚を見せることもできます。

 

そして、わざわざ偽装をするまでもなく、情報が多すぎて疑う余裕がない人の姿が書かれています。

 

ばれないように行う情報操作や、旧式デバイス(※)と新型デバイスの対決など、他の作品と共通するテーマが扱われています。(※デバイスとは、パソコンやスマートフォンなどの通信装置のことです)

 

情報ネットワークのテーマが好きな人は、次の作品群はきっと気に入ると思います!

 

『インセプション』クリストファー・ノーラン

相手の潜在意識の世界に入り込んで、思想を植え付ける作戦を実行する映画です。SF要素に加えて、ド派手なアクションも楽しめます。レオナルド・ディカプリオや渡辺謙が出ています。

 

『電脳コイル』磯光雄

気軽に通信ができるメガネを使う子供たちが登場するアニメです。後半からラストにかけての展開が圧巻です。旧式の通信装置が違法とされた世界で、子供たちは自動運転車の新型システムの通信事故を隠そうとする巨大企業と戦います。6,7歳頃から親子で楽しめる日常系SF作品です。

 

『一九八四年』ジョージ・オーウェル

情報を書き換えられる、ということは、過去も書き換えることができるということです。権限を持つ団体が過去を修正するテーマは、全体主義を扱ったジョージ・オーウェルの『一九八四年』に出てきます。

 

 

 

 

 

5.作品をもう一度聞くには?

オーディオドラマ『青春アドベンチャー』の枠で放送された『know 知っている』は、テレビにもyoutubeにも流れません。ネットの聞き逃し配信の1週間を過ぎればもう公式に聞けません。

 

そこで、公式ページにリクエストを送ると、作品が再放送される可能性が高まります。作品や、キャストのファンの方はぜひリクエストを送ってみてください。

オーディオドラマへのご意見・ご感想をどうぞ (nhk.or.jp)

 

 

6.出演者・スタッフ

作者はライトノベル出身者なので、登場人物の名前はずいぶんと特徴的な表記となっています。

 

<原作>

野﨑まど(Nozaki Mado)

<出演者>

加藤虎之介(Kato Toranosuke)<御野・連れる>

平野道彦(Hirano Michihiko)<若い連れる>

山野史人(Yamano Fubito)<道終・常イチ>

宮武美桜(Miyatake Miyo)<道終・知ル>

磯部勉(Isobe Tsutomu)<有主照CEO>

魏涼子(Gi Ryoko)<ミア・ブラン>

寺澤理子(Terasawa Ayako)<三縞・歌ウ>

川下大洋(Kawashita Taiyo)<素月・切ル>

内山絢貴(Uchiyama Aki)

川本美由紀(Kawamoto Miyuki)

岩本明子(Iwamoto Akiko)

門田裕(Kadota Yutaka)

楠年明 (Kusunoki Toshiaki)

福栄新(Fukue Arata)

杉森拳心(Sugimori Kenshin)

森本竜一(Morimoto Ryuichi)

国木田かっぱ(Kunikida Kappa)

梅田千絵(Umeda Chie)

三谷昌登(Mitani Masato)

谷口知輝(Taniguchi Tomoki)

山本俊也(Yamamoto Syunya)

松本幸司(Matsumoto Koji)

劇団東俳の方々

 

<制作スタッフ>

脚色:山本雄史(Yamamoto Takeshi)、西村有加(Nishimura Yuka)

制作統括:岡本幸江(Okamoto Yukie) ※『おんな城主直虎』や『ごちそうさん』にも関わっています。

技術:佐藤善次郎(Sato Zenjiro)、西原毅(Nishihara Tsuyoshi)

音響効果:柴田なつみ(Shibata Natsumi)、井上直美(Inoue Naomi)

演出:真銅健嗣(Shindo Kenji)

選曲:寺脇千景(Terawaki Chikage)

放送日:2021年6月14日-6月25日(全10回・再放送)※初回:2015年3月2日-3月13日

制作局:大阪局

 

 

www.maruyoshi30.net