このブログで、年間300冊のビジネス書のアウトプットをしていきます。(※期間:2024年12月28日~2025年12月27日)
16冊目は『仕事のできる人が絶対やらない説明の仕方』です。
1.著者の経歴
- 青山学院大学卒
- MBA取得
- 株式会社ブレイクビジョン代表取締役
- 新日本証券株式会社(現在のみずほ証券株式会社)
- 人材育成コンサルタント
2.ビジネススキル
2-1 スキル表
1位 | ロジカルシンキング | ◎ |
2位 | 説明力 | ◎ |
得られるスキルは1位が「ロジカルシンキング」、2位が「説明力」です。
2-2 位置づけ・読み方
「スイスイ読める本」で「理論と実践のバランスが良い」内容です。
読書は「スピード感を大事」に、「必要なところを抜き出す」読み方がオススメです。
3.内容
説明がうまい人は、事前準備がうまい
この本では「口下手なら徹底して準備する」というスタンスです。
準備をするためには、論理的に考える力が求められます。
- 自分が知っている知識や情報を整理する
- 相手が知りたい知識や情報を整理する
- 相手にとってわかりやすいストーリーを作ってみる
この3ステップは、話し方やノンバーバルコミュニケーションは含まれていません。
そして、説明のゴールを
- 相手が理解する
- 相手が納得する
- 相手が行動する
のいずれかに設定する事が重要と書かれます。
報告連絡相談の説明力
報告・連絡・相談も説明です。
報告をスムーズにするためには、「そもそも報告しにくくなるような曖昧な指示をもらわない」ことが重要だと指摘されています。
- 指示を受けて、その場でゴールイメージを描けるように質問をする。
ここで求められる能力は、
- タスク分解能力
- 段取力
です。
このように、うまく話すためには、声を出す以前の段階にも注目する必要があります。
営業の説明
もちろん、営業で使える話術も解説されています。
- 聞きたい、聞きたいとまずいと思わせてから説明に入る。
そして説明の枠組みも、しっかりと押さえられます。
DESC法
- D(客観的事実)
- E(自分の気持ち)
- S(解決策・改善策の提案)
- C(選択を促す)
4.良かった言葉/私の考え方
4-1 良かった言葉
くどいけどわかりやすい説明をする
伝えたい場合は、何度も繰り返すことが必要ですね。
4-2 私の考え方
話す力は実践経験が大事なことはもちろんです。
そして、話す前に内容を考え、伝える順番を組み替える段階があります。こうしと頭の中の整理方法は本から学べることです。頭の中の整理が上手くなれば、説明もきっとうまくなります。
ビジネススキルを本から大量に取り入れるなら、最初はひとりで完結する仕事術(整理整頓、段取り、ミス予防)から始めて、次に相手が関わる仕事術(報連相、説明、ファシリテーションなど)の順番で学ぶことが良いと私は考えています。
5.関連記事の紹介
モクモクと作業ができる「モクモク仕事」を求人広告に出す企業が増えてきました。
20代、30代に限らず、何歳からでもコミュニケーション能力は伸ひます。人と喋らなくていいモクモク仕事を探し始める前に、コミュニケーション力を伸ばして未来の選択肢を広げる方が良いという事を書いています。
(※記事準備中です)
以上、『仕事のできる人が絶対やらない説明の仕方』の紹介でした。
このブログでは、仕事術のほかに、だれでも気軽にできる職業キャリアのつくり方を発信しています。