このブログで、年間300冊のビジネス書のアウトプットをしていきます。(※期間:2024年12月28日~2025年12月27日)
ビジネススキルアップ300:仕事ができる人を目指す読書ガイド カテゴリーの記事一覧
64冊目は『結果を出す人がやっている思考整理の習慣 スピードを上げる考え方、段取りのポイント』です。
1.著者の経歴
- 生方正也(Ubukata Masaya)氏
- 東京大学文学部卒
- グロービス勤務歴
- HRデザインスタジオ代表
2.ビジネススキル
2-1 スキル表
1位 | 会話力・印象コントロール力 | ◎ |
得られるスキルは1位が「会話力・印象コントロール力です。
2-2 位置づけ・読み方
「スイスイ読める本」で「理論的・抽象的」な内容です。
読書は「スピード感を大事」に、「必要なところを抜き出す」読み方がオススメです。
3.内容
Smartの目標設定フレームワーク
主体的な目標設定をするための枠組みとして「SMART」が解説されます。
- Specific(目標を特定する)
- Measurable(測定可能な)
- Achievable(挑戦的な)
- Related(経営目標に関係した)
- Time Bounded(期限がある)
情報を加工する
使えそうな情報は加工しておく
情報の見どころを記録する(どのように集め、まとめられているか、出所、作成者の意図、加工の仕方)
4.良かった言葉・私の考え方
4-1 良かった言葉
身の丈に合った情報と付き合う
自分に合った仕事の考え方や進め方をするのはとても大事なことです。適応しようと思っても、自分に合わない考え方、進め方は存在するからです。そこで無理をする必要はありません。なんといっても、考え方や仕事の進め方の手段はたくさんあるのですから。
4-2 私の考え方
SMARTのフレームワークは、半年ごとの「目標達成評価シート」に書き方に使えると感じます。
- Specific(目標を特定する) →上司側のメリットに重なる事を書く。
- Measurable(測定可能な) →数字で分かる。
- Achievable(挑戦的な) →成功見込みが高いと分かっている目標
- Related(経営目標に関係した) →理念や利益につながる目標
- Time Bounded(期限がある) →回数や頻度を入れる。
人事評価制度を攻略するという意味では、
- 目標を達成しやすいものにして、実践は難しく演出する。
- 自分と専門が違う上司が、評価判断をしにくい専門的な内容を含める。
- 突っ込まれにくい理由づけをする。
なども使えます。
目標達成シートが事業成長に活用されることは少なく、実際は賞与の査定のための材料にされることがほとんどだと感じます。目標レベルの調整が上手ければ上手いほど、賞与の率が上がります。
また、本書の本筋の「相手に応じるための思考整理」については、会話をしながら思考を整理することは難易度が高いです。まずは、事前に1人でテーマを決めて思考整理をして準備をしておいたことを、対話の場で「あたかも考えついたかのように話すこと」が大事だと考えています。
5.関連記事の紹介
以上、『結果を出す人がやっている思考整理の習慣 スピードを上げる考え方、段取りのポイント』の紹介でした。
このブログでは、仕事術のほかに、だれでも気軽にできる職業キャリアのつくり方を発信しています。