このブログで、年間300冊のビジネス書のアウトプットをしていきます。(※期間:2024年12月28日~2025年12月27日)

39冊目は『超速』です。
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1.著者の経歴
- ウィル・デクレール氏:衣料品ブランド「Loom」の共同創設者
- バオ・ディオン氏:ベンチャーキャピタル(※1)への投資家
- ジェローム・デュモン氏:ユーザー・エクスペリエンス(※2)の専門家
- 3名による共著
(※1)投資ファンドのこと
(※2)利用者の感情や、利用者と製品サービスの関係性の総称
2.ビジネススキル
2-1 スキル表
| 1位 | 仕組み化 | ◎ |
| 2位 | 心構え・マインド | ◎ |
得られるスキルは1位が「仕組み化」、2位が「心構え・マインド」です。
2-2 位置づけ・読み方

「スイスイ読める本」で「理論と実践のバランスが良い」内容です。
読書は「スピード感を大事」に、「必要なところを抜き出す」読み方がオススメです。
3.内容
仕組み化の根本の考え方
なぜ仕組み化をすると良いことがあるのか?の根本を説明してくれる本です。
仕組み化のスタンスとしては
- 「二度と同じことをしないですむために、やりかたをどう調整すればいい?」と自問する
- ①整理(時間にタスクを割り当て) ②集中 ③加速(作業の効率化とスピードアップ)
- 生産性を向上させる秘訣は他者を動かすこと
と示されています。
スピードアップの初動の心構え
- 2分でできるならすぐにやる
- 手当たり次第にとりかかりたい欲求に対して、やるべきことを特定する
- 最も難しいのは「最初の1秒」であり、始めてしまえば楽になる
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4.良かった言葉・私の考え方
4-1 良かった言葉
「二度と同じことをしないですむために、やり方をどう調整すればいい?」と自問すべきだ
業務プロセスの改善やDX化と相性が良い気がします。
4-2 私の考え方
この本は翻訳本なので、日本での働き方に当てはめられる項目と付け足す必要がある項目があると感じました。
そのままで合う考え方としては、
- 断ることを良い事と考える
- 他の人に任せて、チーム全体での成果を出す
です。
深掘りして分解した方が良いと感じる考え方としては、
- 仕事の範囲が曖昧な契約の場合は、1人で「集中」しようとしてもなかなか難しい
- 「仕組み化」はチームでのDX推進?1人で自分の業務の範囲内でテンプレを作ること?の2つを分ける必要がある
- 生産性を、なぜ始めて・誰が・どのように評価するのかを、作業にとりかかる前に確認をすること
です。
作業完了までのスピードを速める方向性はもちろん大事です。その上で、集団での意思決定を重視してや責任を分散させて曖昧にする物事の進め方をする職場で働く場合は、「作業スピード」以外の「チーム作り・コミュニケーション・ボスマネジメント」などの工夫が必要と意識させてくれる本でした。
5.関連記事の紹介
以上、『超速』の紹介でした。
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