このブログで、年間300冊のビジネス書のアウトプットをしていきます。(※期間:2024年12月28日~2025年12月27日)
62冊目は『上司と部下は、なぜすれちがうのか』です。
1.著者の経歴
- 本田英貴(Honda Hidetaka)氏
- 筑波大学卒
- 株式会社リクルート入社
- 株式会社KAKEAI創業、代表取締役
2.ビジネススキル
2-1 スキル表
1位 | チームづくり | ◎ |
得られるスキルは1位が「 チームづくり」です。
2-2 位置づけ・読み方
「スイスイ読める本」で「理論的・抽象的」な内容です。
読書は「スピード感を大事」に、「必要なところを抜き出す」読み方がオススメです。
3.内容
本書は、人が集まる企業の形の未来予測を提示していることが特長的です。
企業の未来予測
企業がひたすら目的別に人が集るだけの場所に近づいていくかもしれない。
働く人がフリーランスに近い形になっていく
人材プールに登録をして、その時々の状況に合わせて最適な企業に期限付きで働きに行くというような形になるかもしれません。
従業員の顧客化
著者は「従業員」が「顧客化する」と未来予測をしています。
企業は魅力的な仕事を提供し、パフォーマンスを得るというような構造です。
上司がすることは管理とは逆のことです。メンバーの視点で自社の仕事の魅力を伝え、機会を提供し続けて、メンバーにとってこの会社に60%とか80%のパワーを使う意味がある、というような状況をつくり続けること、それができないと、そのメンバーは来月にはいなくなり、上司たちは自分か組織に期待されている容積や成果を残すことが難しくなるかもしれません。それどころか、もしかすると競合に60%も持っていかれるかもしれません。
4.良かった言葉・私の考え方
4-1 良かった言葉
スピード感のある仮説検証こそが上司のあるべき態度
4-2 私の考え方
人が会社に行くのは「仕事が集まっているから」だと考えています。副業解禁・時短勤務・若手が貴重な人材として扱われるなどの流れから、帰属意識が薄まり「従業員は役職者にとっての顧客」になるという説明の流れはしっくりときます。
これまでは働き方改革の対象にならなかった管理職も、時短勤務や副業を始める流れが来つつあると考えています。そうなると、段取りを組む人は貴重な人材になると考えています。
転職をして組織を移る場合も、同じ組織に長く居続ける場合も、段取りを組んで一緒に働く人に仕事を分け与えるスキルはますます求められると考えています。
5.関連記事の紹介
以上、『上司と部下は、なぜすれちがうのか』の紹介でした。
このブログでは、仕事術のほかに、だれでも気軽にできる職業キャリアのつくり方を発信しています。