かんたんな読書メモです。
「脱エクセル」、『データベース化』という視点をくれた本を紹介します。
この本は、エクセルはあくまでツールであって、出来ることを競い合う競技ではないということを再確認させてくれます。エクセルを「卒業」というのが面白い表現でした。
急ごしらえのスプレッドシートではいつか限界がやってくる。企業が順調に成長していけば、いつかエクセルを「卒業」する日がやってきます。
急ごしらえのエクセルでも何とかなることが多いので、作ったファイルが整理されないまま、共有フォルダに残り続けることがあります。
エクセルマネジメントで成功体験を積んだ営業マネージャーや経営者がいる。その成功体験を捨てらないことが、営業のしくみ化を阻む大きな要因だと思います。
各種デジタルツールを導入するにあたって、最大の敵はエクセルなんです。
少人数なら何とかなっていた記録や連絡も、共有相手が複数になったり、入力更新をするタイミングが複雑になると、入力スタイルの違いや単語の使い方のブレや、抜け漏れが発生します。
そして、リアルタイムで更新されていないということが、ボディーブローのようにきいてきます。システムが未整備の問題が、メンバー個人のやる気や不注意の問題に置き換えられて、不仲の要因になります。
その日を見据えるならなるべく早期に、その企業にあった見込み管理システムを導入するべき
言われるとそんな気もしてきます。ただ、この切り替えをタイミングの判断はとても難しいと思っています。予算の都合で自家製で作るにしても、ITに強いメンバーがいるかどうかにもよります。それに、作った人が責任を負わないといけなくなります。
個人的には、もしも「エクセルを使わないで」と言われたとしたら、今までしてきたエクセル操作のアドバンテージが無くなることには、なぜか少し危機感を感じます。
それでも、手放さないことがどんどん非効率になる時代なので、「脱エクセル」そして「エクセルを「卒業」」、データベースを試す、などを始めて、新しいことを取り入れていかないといけないと感じました。
『売上が上がるフロントオフィスの設計図』が引用元です。
新規受注から、継続フォロー、事務処理までの流れの全体を俯瞰して、ツール導入のポイントを教えてくれます。