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【スキルアップ】『エッセンシャル思考』解説。「サービス残業でもう疲れた」押し付けられる仕事を断り、定時上がりでスキルアップする!

このブログでは、本業や副業、転職活動の準備をサポートする記事を作成しています。

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今日の1冊は『エッセンシャル思考』です。

 

簡単に言うと、エッセンシャル思考=「断る技術」です。

 

この記事では要約はもちろん、本には書かれていない、

  • ブルシットジョブ(どうでもいい仕事)との比較
  • 優先順位をつけるときに起こる「緊急性×重要性」の弱点
  • 角を立てずに主張するアサーションのコツ

を盛り込みました。おすすめの関連本も紹介しています。

 

これから読む方も、もう読んだ方も、気になった関連本があればぜひ読んでみてください!

 

 

 

1.エッセンシャル思考とは?

エッセンシャル思考は、『減らす技術』です。

  • 残業ゼロで、夜に自由な時間を確保したい
  • 余計な責任を引き受けずに、メンタルを健康にしておきたい
  • 能力を周りの人に認められたい

という人に合う考え方です。

 

自由な時間を増やして、プライベートの時間を充実させられます。また、本業や副業のスキルアップや、転職に向けたリスキリングや学び直しに関心がある人にも役に立ちます。

 

 

2.非エッセンシャル思考とは?

非エッセンシャル思考とは、考える対象が多過ぎて「決断疲れになる」考え方です。私なりに内容をまとめると、こうなります。

 

まずは上から下へ読んでみて下さい。

↓ ↓ ↓ 【行動面】 ↓ ↓ ↓

  1. 頼まれた仕事を全部引き受ける
  2. 自分では何一つ選ばない
  3. 決断することに疲れる
  4. 従うしかないという無力感」&「従っていればいいという安心感」
  5. 限界なんて無い!
  6. なんだってこなせる!!

↑ ↑ ↑ 【心理面】 ↑ ↑ ↑

次に、下から上に読んでみて下さい。

 

行動面と心理面は深く関わります。減らせば減らすほど決断がしやすくなります。

LESS IS MORE  (少ないほど良い)

です

 

3.ブルシットジョブを減らしたい

エッセンシャルジョブ(必要不可欠な仕事)の反対の言葉には、ブルシットジョブ(クソどうでもいい仕事)が当てはまると私は考えています。

 

職業に良い悪いは基本的にありませんが、評価されやすい仕事とされにくい仕事は存在します。

  • 誰も後から読まない書類づくり
  • 売り上げのために、人を騙すような宣伝
  • 忙しいふりをすることを求められる

 

仕事がどんどん増えてしまう理由は、こちらの過去記事で書いています。

 

 

 

4.みんなで優先順位付けをする

「重要性×緊急性」の弱点

重要性×緊急性」で優先順位付けをする方法は有名です。しかし、鶴の一声、という言葉があるように、経営者や上司の気分で、自分一人で時間をかけて考えた重要性・緊急性が上書き更新されてしまうことが弱点でした。

 

自分一人で「必要か?無駄か?」と決めつけると角も立ちますし、私たちの職場で、実際に「何がいまエッセンシャルか?」を決めるのは上司です。

 

自分の決定権が上司よりも弱いことを認めることが、優先順位付けのスタートラインだと私は感じています。

 

 

優先順位を付ける新しい方法!

優先順位付けが、更新上書きされないためには、事前の擦り合わせ(=根回し)がポイントのように思います。

 

そこで、優先順位付けで悩みがある方には、久保田崇(たかし)さんの『官僚に学ぶ人を動かす論理術』に解決のヒントがあります。緊急性と重要性を、次のような項目に置き換えています。

 【緊急性】……他人との共同作業 / 自己完結作業

 【重要性】……頭を使って考える仕事 / 頭をあまり使わない仕事

 

人と一緒に仕事を進めることを前提にして、人と関わる仕事を優先順位の上に持ってくるという考え方です。

 

 

断り方のレパートリーを増やす

優先順位を「共有」することができれば、後ろ盾があるので、断る力もパワーアップします。

 

そして、「断り方のレパートリーを増やす」ことが大事です。次のフレーズは今日明日から使えます。

  • 『予定を確認して折り返します』
  • 『どの仕事を後回しにしますか?』
  • 『別の人を紹介します』
  • 『これをやめたら損になります?』

 

われわれに必要なのは もっとゆっくりイエスを言い、もっとすばやくノーをいう事だ。

 

 

 

 

5.断り方を身に付ける、アサーションのおすすめ本

最後に、「アサーション」という、心理学の分野の言葉を紹介します。

 

自分の気持ちも、相手の気持ちも大事にしつつ、角を立てずに、意見を穏やかに主張する方法です。

  • 先約があってできない
  • やりたくない
  • めんどくさい
  • これ以上頑張るのはムリ!

1冊だけを厳選しておすすめするなら、「あたらしい自分を生きるために』が、とても読みやすく、わかりやすく、実践もしやすいのでおすすめです。

 
  • 断る練習がしたい
  • もっと言葉で気持ちを上手く伝えられるようになりたい

という人に、新しい方法を教えてくれます。

 

今までは、頼まれた仕事を相手に遠慮して上手く断れなかった人も、「No」と言うことへのハードルがぐっと下がります。

 

 

6.まとめ

エッセンシャル思考は「とことん減らす技術」です。

 

大事なことは「断り方のパターンをいくつも用意しておくこと」です。

 

考える対象が少ないほど、物事を決めやすくなります。ぜひ読んでみてください。