このブログでは、紫式部と源氏物語の名所・ゆかりの地を紹介しています。
実際に行ってみました。ぜひ、旅の参考にしてみてください♬♪(^^♪
1.嵐山の清凉寺と『源氏物語』
『源氏物語』の光源氏のモデルは、源融(みなもとのとおる)と一説では言われています。
その住まいを「棲霞観(せいかかん)」と言い、ちょうど今の清凉寺(せいりょうじ)の場所にありました。
これを紫式部は『源氏物語』の中に取り入れて、第18帖(じょう)の『松風』に「嵯峨の御堂」として登場させています。
1月の様子です。赤い実がたくさんなっていました。
梅や桜の木もあったので、2月や3月になれば花見も楽しめそうです。
2.嵐山の大覚寺と『源氏物語』
大覚寺(だいかくじ)は、清凉寺の源融の邸宅を説明する時に「大覚寺の南」という文が出てきます。
清凉寺に比べると『源氏物語』との関わりは薄いです。
3.周ってみた感想
清凉寺と大覚寺は、さきに『源氏物語』のストーリーや、実際の光源氏のモデルの関係性を知ったうえで回れば、物語の世界をぐっと深めることができる場所です。
渡月橋やお土産屋のエリアからは北側に歩くので、よほど強い思いや興味がある人にはおすすめです。『光る君へ』や華やかな観光を楽しみたい人は、嵐山の中心エリアに絞ってめぐるのがオススメです。
清凉寺と大覚寺はすこし地味ですが、歴史や文学史が好きな人には、静かで奥ゆかしい、心おちつく場所だと感じました。
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