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ベトナム語の第三言語学習の勉強法_テキスト周回の弱点と対処法

このブログでは、時々ベトナムのことをテーマに情報を発信しています。

 

2025年6月、いま私はベトナム語を勉強しています。

実用ベトナム語技能検定試験の勉強がすこし辛くなってきたので、しんどさの理由を深掘りしてみました。すると気持ちが楽になったので、考えたことをシェアします。

 

語学学習にしんどさを感じている人にはきっと参考になります。

実用ベトナム語検定試験の学習

 

1.ベトナム語学習の内容が難しくなってきた。

私の今の目標は実用ベトナム語技能検定試験3級と4級の合格です。

 

参考書は『ニューエクスプレスプラスベトナム語』を使っています。

 

全部で20章あり、後半にかけて明らかに勉強のペースが落ちてきました。

  • 1-10章:1章60分
  • 11章以降:1章90分を超えている

 

「私は理解が追い付くなくてもテキストを1周すること」を短期目標にしていました。

 

テキストを何周も繰り返して、知識を積み上げるやり方で、分からない部分があってもスピードを優先して進めていました。

 

この方法を実践して分かった、外国語学習(第三言語)のテキスト周回勉強法の弱点をここから深掘りしていきます。

 

 

2.学習ペースが落ちてきた理由と対処法

単語力が不足している

一言で表すと「単語の暗記数が少ない」ことです。

 

6-7章あたりから、それまでの章の文法を確認しにページを戻ったり、巻末の単語集の日本語訳を確認して何度も行ったり来たりする回数が増えていました。

 

これがとてつもなく手間でストレスでした。

 

対策としてコピー機を使ったA3用紙の単語一覧表を自作して、ある程度は効果を実感しました。

ですが問題はその後です。

 

新しい章に入るたびに新しい単語が増えるので、負荷は減らず増える一方でした。しんどさが変わりません。

 

学習スピードを優先していたので、単語は出てきた時の1回しか手書きしていなかったことも、「分からない単語がどんどん増えていく」状況に陥る原因だったと思います。

 

この「単語力不足」への対処法は記事後半で書いていきます。

 

 

テキスト後半の負荷が高い

「まずは1周、テキストを素早く回す」という勉強法は、「学習のスピード感を感じられて飽きにくいこと」がメリットですが単語や文法は分からないところを残しつつ進めること」がデメリットです。

 

テキスト前半よりも、テキスト後半の方で「わからない部分」は多くなり、負荷が高まります。

 

つまり、テキスト前半とテキスト後半で同じスタイルの勉強法をしていると、後半にかけて詰んでハマる場所が多く出てきて、試験日に間に合わない状況になります。

 

2つの要素、

  1. 単語力不足
  2. テキスト後半の高い負荷に対処できないこと

が今の私の学習のしんどさの原因でした。

 

ここから対策を2つ考えたところ、見通しがついて気持ちがとても楽になったのでシェアしていきます。

 

テキストの難易度選択

1つ目は「テキストの難易度は合っているか?」という視点の振り返りです。

 

私は、テキストの選択は適切だったと評価しています。

 

このテキストはリーディングもリスニングも網羅しているテキストです。単語・文法・長文・会話文・リスニングと網羅性は高いです。やれば理解できなくもないという感触で、私のレベル感(知識ゼロからの初心者スタート)にも合っていました。

 

私にとって想定外だったことはこの後の2つ目で、テキスト後半にかけて難易度が上がったことが、学習に詰まった大きな原因でした。

 

周回範囲の設定

私にとって解決するべきポイントは「周回範囲をどこからどこまでに設定するか」という点でしした。

 

今回実践しているスピード重視の勉強法を振り返ると、次の弱点が見えてきました。

  1. 難易度が後半にかけて高まるテキストに弱い:テキスト後半にかけて分からない部分が増え続けます。
  2. 勉強計画を等間隔で設定すると後半で詰まる:前半にスタートダッシュをして余裕をつくらない限り、後半の帳尻合わせができなくなります。
  3. 章ごとの所要時間の見積もりが難しく、計画と実際がズレやすい:「わからないこと」と「中途半端な理解度」を前提に新しい章に進むので、章ごとの学習所要時間は増えて、一向に減ることがありません。

 

つまり、テキスト前半とテキスト後半で同じスタイルの勉強法をしていると、後半にかけて詰んでハマる場所が多く出てきて、試験日に間に合わない状況になります。

 

今の私の状況です……

 

 

3.勉強法を切り替え

1点だけ勉強法を修正するなら

修正するところを1点だけに限りなく絞ると、それは「最初に1周する「範囲」を細かく設定すること」だと考えました。

 

もしも2週間前に戻れるとしたら、シンプルに「テキストの1-10章、11-15章、16-20章に分割して周回をする」という計画を立てたいです。前半50%,中盤25%,終盤25%の比率で配分します。

 

その他の修正

その他、細かな勉強法の修正をリアルタイムでしています。

  • 後半の11-20章の学習は一旦中断して、もういちど1-10章を復習。
  • 単語集はエクセルを使って品詞別に整理。手書きをやめた。
  • 文法の例文は日本語訳だけエクセルでリスト化。小テストが自分でできるようにする。
  • 印刷した「単語・文法の例文のリスト」で小テストをする。わからない語句は3回書く。覚えられなければさらに3回書く。
  • 長文パートは飛ばして、例文フレーズの理解に集中する。

 

変更した勉強法で効果を感じています。学習スピードよりも「理解すること」を優先したところ、1章2章はそれまでは理解度が50%で次に進んでいたところを、理解度90%まで引きあがった手ごたえを感じています

 

 

4.外国語学習は嬉しいこともある

ベトナム語の勉強は、今は正直に言うと辛い段階です。それでも、短文が分かって嬉しいと感じる気持ちもあります。いろいろな感情が入り混じっています。

 

日本語を学びながら日本で働いているベトナム人の人は凄いと思ったりもします。

 

将来の楽しみを作ってみることを思うと、ホーチミンに1回行ったので、2回目のホーチミンか初めてのハノイに行ってみるのを計画してもいいなと思っています。現地で食べたフォーがとても美味しかったことは強く思い出に残ってるので、現地でベトナム語でフォーを注文することを目標の1つにしてみてもいいなと感じています。

 

まずは6/14(日)の試験に向けて、できることを進めていこうと思います!