このブログでは、紫式部と源氏物語の名所・ゆかりの地を紹介しています。
実際に行ってみました。ぜひ、旅の参考にしてみてください♬♪(^^♪
1.蘆山寺と紫式部の関係は?
蘆山寺(ろざんじ)は、紫式部が住んで生活をした場所です。
紫式部はこの場所で育ち、結婚をして、一人娘を産んで育てました。
- 『源氏物語』
- 『紫式部日記』
- 『紫式部集』
などは、ほとんどがこの場所で書かれたと言われています。
2024年の大河ドラマ『光る君へ』や、『源氏物語』が好きなひとには、絶対に一度は訪れて欲しい場所です!
2.有名な見どころ
境内の建物に入ると、金色の紫式部の像が出迎えてくれます。中に入ると「源氏庭(げんじてい)」があります。
紫式部は、この庭を見て過ごしていたのかもしれません。
庭の写真撮影は自由で、1月にはちょうど橘の実がなっていました。
源氏庭から見える門は、外側に通じていて、ここから人が出入りしていたようです。
3.所蔵品
与謝野晶子:源氏物語礼賛
2024年の1月2月は「京の冬の旅企画」があり、与謝野晶子による和歌集である『源氏物語礼賛』が展示されていました。
与謝野晶子は「君死にたまふことなかれ」が有名ですね。実は『源氏物語』の訳にも取り組んだ人でした。
与謝野晶子との関係性を知って、思いがけず世界が広がりました。古典文学作品の魅力をあらためて感じますね。
源氏物語絵屏風
源氏物語の絵屏風を見ることができます。
まず、女の子が「雀を逃がされてしまった」と悲しんでいる姿を、光源氏が見ている『若紫(わかむらさき)』の屏風がありました。
そして、帝の前でどちらの絵が優れているかを出して競い合う『絵合(えあわせ)』の絵もあります。源氏物語のあらすじを簡単でもいいので知っていると、見て楽しめるところがたくさんあります。
ぜひとも読みやすい本を、試しに読んでみて欲しいです。
【気軽に読める】『葵・賢木・絵合・若菜上・若菜下』のおすすめ入門書:京都市内観光(光る君へと紫式部と源氏物語)
元三大師堂の仏像
私はこれまで仏像にはあまり興味関心が無かったのですが、ガイドさんの説明を受けて、思いがけない感覚の変化がありました。
決め手になったのは、仏像が「1本の木から作られた」という説明でした。
今までは、目に見える姿形だけを見て「そこに仏像がある(だから何だろう……?)」という感想ばかりでしたが、削り、彫るという過程を感じることで、次の考えを持ちました。
- 削りとることで丸みを現わすことができる
- 現したいものを目指して彫り続ける
削り続けることで、思い描いた姿形を現わしていることに、パソコン上のクリックだけでは実現することができない、何かしらのパワーを感じ取ることができました。
仏像や源氏物語には直接的には関係ありませんが、いせひでこさんの絵本『チェロの木』にも、1本の木から作られるという点で、通じるものがあると感じています。
4.アクセス・拝観時間・料金
普段の参拝はこちらを参考にしてください。
蘆山寺 | |
開館 | 9:00-16:00 |
入園料 | 高校生以上 500円 小中学生 400円 |
障害者手帳 | 本人400円 |
ミライロ対応 | あり |
2024/1/1-3/18は「京都冬の旅」の企画展示中なので、特別料金に変わります。
蘆山寺 3/18当日まで | |
開館 | 10:00-16:30 |
入園料 | 高校生以上 800円 小中学生 400円 |
障害者手帳 | 不明 |
ミライロ対応 | 不明 |
5.『光る君へ』や『源氏物語』のファンには是非行って欲しい
紫式部が生活をした場所なので、光る君へや源氏物語が好きな人にとっては、外せない場所です。
京都観光をする時は、ぜひ一度訪れてみてください☆
他にも、京都市内にはたくさんの見どころをめぐってみてください☆