このブログでは、火曜日にITをテーマに記事を投稿しています。
今日は、業務改善にITプログラミングを活用した事例発表会の動画を見た感想を書いていきます。
動画にあるような部署を横断する業務改善は、プログラミングで私がやりたいことの一つだと感じました。
1.発表会の概要
会場は愛媛県の今治で実施されているので、造船に関わる製造業の会社の発表が多かったです。本業がプログラマーやデータサイエンティストではない、製造業・医療機関・金融機関などの社員さんが1ヶ月半の講座を受けて、2週間で制作をしたシステムの発表会です。短期間でできる『スピード感』と、社内でできる『コスト感』を大事にしているというコンセプトが解説されていました。
2.課題点
- イレギュラー対応(急ぎの発注、需要に生産が追い付かず機会損失が発生するなど)に現場が疲弊している。
- 「手書き・手動」で管理している作業が自動システム化の大きな壁になっている。
- 紙ベースの情報共有なので、どこまで共有されているのか不透明
- 電子カルテは出力形式が決まている。
- シフト制なので情報共有が統一されていない。
3.解決の手段、ツール
- 作業内容、作業時間、業務プロセスの可視化。
- 客先、種類、作業者、製品の情報を紐づける。
- Googleトレンドとの相関性を調べ、受注予測の計算モデルをつくる。
- SWOT(強み・弱み・機会・脅威)分析をする
- スイムレーン図を作成する。
4.成果と展望
- 手作業集計を自動化。
- 発注の精度が向上。
- 発注や注文書作成の手続きを省力化。
- 情報共有が正確に速く行えるようになった。
- 社内システムを自社チームで開発できれば、業界内の他企業にシステムを売る事業転換ができる可能性も生まれる。
視聴するだけでも、考え方を追うことができて良い学びができる動画でした。