学びキャッチアップ

(1)専門職スキルで再就職&転職 (2)投資とトレードを本から学ぶ (3)大人のいじめの対処法 (4)オーディオドラマ&日本の古典の魅力を紹介

オーディオドラマと健康すこやか指標

 わたしはかれこれ10年以上オーディオドラマを聞いてきています。最近では執念のように習慣化をして聞き続けていますが、昔はもっと聞く回数にムラがありました。2時間半の作品を1日で3周ループして聞いている日があったり、かと思えば全く聞かない期間が3か月続いたりしていました。

 オーディオドラマの特性上、同じ作品が2回放送されることは珍しく、1回聞けないと一生のうちに聞く機会が訪れない作品が実は山のようにあります。公式サイトで過去の作品のあらすじを読んで聞きたいと思った時、なかなかリクエストメッセージを送る踏ん切りがつかずにそのまま流れていった気持ちもたくさんありました。

 今思うのは、オーディオドラマを聞けることが私にとっての心身の健やかさの指標になっていることです。体が疲れている日は聞き続けられないですし、気持ちがソワソワしている時もじっくりと聞くことができません。ある一定程度の心身の健やかさとちょっとの余裕があるからこそ、オーディオドラマを聞けていると思っています。

 こうした感覚は聞くこと以外にもあって、例えばベランダに置いてあるプランターの花の水遣りだったり少し遠回りをしてペットショップで犬や猫を見て楽しむことだったり、少しの余裕があるから大事にできることがあると思います。

 私自身は「心身がもつ間は」と衰えを匂わせる言葉は肌に合わなくて、「6か月後にはきれいさっぱり世界からパッといなくなってるかもしれない」との感性の方がしっくりときています。その「6か月後」が実際には1日ごとに更新されているのでこうして生き続けているわけです。心身の健康状態の反応をキャッチする内的な感覚を通じて、多少無理をしてでも元気な時に物事を進められるだけ進めておこうとするポジティブなエネルギーが生み出されています。

 スプリンターのように駆け抜ける回数を重ねるうちに、結果的に長距離マラソンを走っている人と同じ熱量が出せればいいとも思っています。良い作品を見つけて聞ける時に聞き、味わえる感性があるうちに聞き、1週間しか聞けない作品ならなおさら今すぐ聞きたいです。

 オーディオドラマを習慣的に聞けているうちはひとまず心身は健康な状態で生活ができていると思います。健康すこやか指標としてオーディオドラマがこれからも生活の中にずっとありそうです。