私は日常でChatGPT4oをプログラミング学習に使っています。
1ヶ月ほど使ってみて、最近新しく出てきたニーズが、「質問-応答の内容を辞書のように整理整頓をしたい」というニーズです。
この辞書化について考えをまとめました。
1.ChatGPTの整理整頓をしないと起こる事
ChatGPTの情報は、OpenAIのサーバーに記録されてほぼ容量が無制限に増え続けます。情報を増やすことは簡単でも、記録された情報量を減らすことは難しいです。
整理整頓をどこかのタイミングでしないと、テキストデータが増え続けることになります。
いま、回答データの整理整頓や辞書化をするかどうかについて考えます。
2.そもそもChatGPTの辞書化は必要?
今の状況は、
- 複数のスレッドがばらけている
- アプリ作成、開発環境、サーバーの知識などでスレッドを分けている。
- 新しいスレッドを作るか、前に作ったスレッドの続きで質問をするかは、その都度判断している。
という状況です。
増えたテキストデータを整理整頓して減らしたいニーズと同時に、「そもそも辞書化に労力をかける必要があるか?」という疑問が生まれています。
データが増える一方で減らせていない一番大きな理由に、データベースに残す価値があるかどうかが判断がつかないことがあります。
いつかまた使う大事な情報かもしれないし、使わないかもしれないという気持ちです。ちょうど、部屋の掃除のように「いつか使うかもしれないから捨てないでおこう」という気持ちに似ています。
3.辞書化の労力が無駄になる場面とは?
ChatGPTの回答から自分オリジナルの辞書を作る時に、将来一番がっかり感を感じるだろう状況は「労力をかけて辞書化した内容が無駄になる」パターンだと思います。
- 解答の情報自体が古くなり、リアルタイムの環境の状況に対応できる解答ではなくなった
- 頭の中に解決方法が定着したから、ChatGPTに残す必要がなくなった
などの状況です。
こうして考えると、回答の辞書化の労力をかけなくても良い場面とは「ChatGPTに頼らなくても、目の前のリアルタイムの問題解決ができる状態」のときだと考えられます。
4.オリジナル辞書を作る基準は「リアルタイムの問題解決に使う可能性が高いこと」
ChatGPTの解答を辞書化するなら、その項目は限りなく絞った方が良いと今の時点では考えています。
プログラミング学習の初心者の段階では、きれいなノートをまとめるよりも、とにかく手数を増やすことが大事だと考えています。
ChatGPTの良いところは「何回同じ質問をしても怒らずに丁寧に教えてくれること」です。これは人間相手の指導者には出せないメリットです。気兼ねなく同じ質問をすることができます。
このうち何回も質問をしている内容については、情報を整理して辞書のようにまとめても良いと思います。
1回調べて、将来的に同じ問題解決方法を使う頻度がわからない時点では「下手な考え休むに似たり」の状況だと思います。辞書化に労力を使うよりも解答のスレッドを潔く「削除して減らす練習」をする方が良いかもしれないと思っています。
自分の中にできることの手数を増やしていくことで、積み重なった情報量を減らすことができます。増やすことも減らすことも同時に取り組むことで、ChatGPTを使ったプログラミング学習が捗ると考えています。