2024年10月に、ベトナムのホーチミンを観光してきました。
空港から市街地を歩いて、活気ある街の様子を感じられました!
タンソンニャット国際空港から出発
朝に日本を出発して、現地時間の14時頃にタンソンニャット空港に降り立ちました。建物を出た瞬間に湿気の高い空気を感じました。出入口を出てすぐに駐車場やタクシー乗り場があります。
さっそくGoogleMapを開きました。空港からホテルまでの距離は約7.5kmです。
市街地へはタクシーを使う人がほとんどでしたが、町の雰囲気を感じたかったので歩いて向かうことにしました。その日の気温は28℃で半袖が丁度良かったです。日本での30℃超えの日々に慣れていたからか、暑さも湿気も歩いているうちにさほど気にならなくなっていました。
町歩きが新感覚で楽しい!~まずは水を確保~
空港の敷地を歩いて出るとすぐに、町の独特な雰囲気を感じました。歩き始めて早々にハンモックで寝ている上半身裸の男性や、路上で座って喋っている人たち、バイクに器用に寝そべって寝ている人、露店で商品を並べている人がいました。
空港の敷地の外の歩道はほとんどが整備されていません。一応、車道と歩道は分かれているのですが、メンテナンスがされておらずデコボコでタイルが崩れていたり、砂がむき出しの場所も多くありました。
実際に歩いてみて、「あっ、これは若い人のための町だ」と感じました。ベトナムは平均年齢が約33歳の国で、少しくらい道がデコボコしていても、足腰が強いので何も問題ないのだと思います。
果物を売る店、鳥の丸焼きを売る店、飲み物を売る店、などたくさんありました。ホーチミンでの最初の課題は水を手に入れることでした。
通貨と物価の感覚が分からず、通りの屋台ではぼったくられるかもしれないと感じたので、通りにあった小綺麗なコンビニで買いました。この飲み物は飲むヨーグルトに蜂蜜とオレンジジュースを合わせたような味で美味しかったです。
ペットボトル500mlの水は約40円でした。ベトナムの通貨単位は「ドン」でゼロがたくさん付きます。約200ドンが1円の計算です。ベトナムのお金はすべて紙幣で、硬貨はありません。店の人は32,000なら「32」と言います。
飲み物を買ったことで弾みをつけて、さらに市街地に向けて歩きます。(あいかわらずデコボコした道を進みます)
バイクが走る念願の景色 町のスピードが速い!
市街地に向けて歩いていると、大きな道に出ました。そこには、大量のバイク!大量の車!人、人、人、人がひっきりなしに右へ左へと通り過ぎます。歩行者よりも圧倒的にバイクの数の方が多いです。2人乗り、3人乗り、前と後ろに子どもをのせた4人乗り、スマホをしながらバイク運転、クラクションをみんなが当たり前のように鳴らします。その騒音は「邪魔邪魔!」ではなくて「通るよー!」のメッセージのように不思議と感じられました。
そしていよいよ「大量のバイクが行き交う中を歩いて渡る」リスキーな経験をするチャンスがやってきました。右見て…左見て…右見て……ここぞというタイミングで進み、恐る恐る何とか道路を渡りきりました。さすがに初回は緊張しますし、体感では道路の途中で止まってしまう方が危ないので、同じペースで歩き続ける方が安全に感じました。
たまに流れを読み間違えてひやっとする時もありましたが、あちらは視力も反射神経も高い若い人たちなので上手く避けてくれます。
ホーチミンはバイク社会なので、大通りはどこに行っても排気ガスとバイクのクラクションと露店と人のガヤガヤ感がありました。これが人が生み出す活気で、若い人が大勢いる国のエネルギーなんだと、ただ町を歩いているだけで新感覚の気分を味わえました。
ベトナムに来てからほんの1時間で、見たかった景色を味わえたのでとても満足でした。
路地裏の静寂
ホテルへの道すがら、あえて大通りから横道の路地を通りました。4~5階建ての住宅や個人経営の屋台があり、建物で表通りの音が遮られるからか驚くほど静かな場所のように感じました。
道を1本それるだけで、商業・交通・物流の風景と、人が暮らす風景が入れ替わることも不思議な町でした。そしていたるところに子どもがいます。赤ちゃんを抱いた家族連れや、10代の子どもたちが連れ立っているのがどこでも目に入りました。
初めてのGrabタクシー
さすがに途中で歩き疲れて、Grabアプリでタクシーを呼ぶことにしました。アプリをインストールして、クレジットカードを登録して準備完了です。
このアプリの良いところは運転手が全員登録されているところで、危険な事件に巻き込まれるリスクを減らすことができます。やり取りも英語の自動翻訳が利くので、ベトナム語に不慣れでも十分に使えます。
目的地を入力するとタクシーとマッチングが決まり、事前に距離と料金がハッキリしているのでぼったくられる心配がありません。この旅行では私は3回使って3回とも安全で快適に移動することができました。
ホテルに到着:9月23日公園近く
タクシーで9月23日公園の近くにあるホテルに到着しました。受け付けは英語が通じます。受付で鍵を受け取ってひと休憩です。
シャワーを浴びて、夕食と町の散策に出かける準備をします。
ちなみに、手荷物は極限まで軽く少なくして鞄1つにまとめて肌身離さず持ち運んでいました。ホテルに付いた後は、最悪盗まれてもいいタオルや替えの服だけを部屋に残して、身軽になって町に繰り出しました。時刻は18時頃です。外は暗くなり、道路には相変わらず多くの車やバイクが行き交っていました。
夜のホーチミンを散策
9月23日公園からは北東のエリアを散策しました。ホーチミンの夜の危険度や町の雰囲気は未知数だったので、第1区の日本人街との間のエリアならまずまず安全性は保たれていると当たりを付けて明るい道を進みました。
大通りは街灯も多くあって、路上では雑貨商が品物を広げていて昼間とはまた違った雰面白さがあります。横を走り抜けていく道いっぱいのバイクの大群は途切れることがありませんでした。
夜の散策で驚いたのが、大勢の人が路上で食事をしていました。路上を「占拠して」と言えるほど、たくさんの人がレジャーシートや小さな折りたたみ椅子に座って食事をしていました。もちろん野犬もそこかしこにいます(襲って来ません)。ネズミも数匹見かけました。人も物も、すごいスピードでどんどん流れていて、町全体にスピード感があって活気があって、相変わらずクラクションは止むことなく鳴り続けていて、夜になればなるほど、小さなことは気にしないベトナムの人たちのエネルギーを強く感じました。
ベトナム料理:フォーは牛肉のダシが効いて大満足
夜の食事はお店を何軒か回りました。ベトナムは料理が美味しいと聞いていたのでとても楽しみにしていました。
1軒目は屋台が集まったスペースです。お肉がおいしい!生野菜はあたる可能性もあると聞いていたので、1枚だけ試しに食べてみました。
2件目ではベトナム料理のフォーを食べました。牛肉のダシが利いた温かいスープにのどごしの良い麺が合います!ぜんぶ飲み干すほどに美味しかったです。
お腹を満たして、帰り際にコンビニへ寄って水とジュースとベトナムビールを買いました。Googleマップの助けもあって、特に迷うことも危険に巻き込まれることもなく明るい道を通ってホテルに帰ることができました。
ホーチミンは町全体が細かいことは気にしないような雰囲気でした。お互いがお互いを気にせず厳しく監視もしていない様子で、長らく感じてこなかった解放感を感じました。
再び宿に:TV、シャワー、トイレ、ベッド、電子ケトル
宿に戻って後は寝る準備です。格安のホテルなので部屋の中はいたってシンプルです。電子ケトルでペットボトルの水をわかして、ぬるいシャワーを浴びました。テレビの操作はアプリの画像翻訳機能で何とかなりました。1日目は初めての国での興奮と歩いた疲れもあったのか、ぐっすりと熟睡できました。
2日目はいよいよホーチミン市街の観光です!