このブログで、年間300冊のビジネス書のアウトプットをしていきます。(※期間:2024年12月28日~2025年12月27日)

冊目は『仕事のミスをなくす99のしかけ』です。
1.著者の経歴
- 松井順一(Matsui Junichi)氏
- トーマツコンサルティング勤務歴
- アイシン精機勤務歴
- コンサルソーシング株式会社代表
2.ビジネススキル
2-1 スキル表
| 1位 | 整理整頓力 | ◎ |
| 2位 | ミスを減らす技術 | ◎ |
得られるスキルは1位が「整理整頓力」、2位が「ミスを減らす技術」です。
2-2 位置づけ・読み方

「スイスイ読める本」で「実践的・具体的」な内容です。
読書は「スピード感を大事」に、「必要なところを抜き出す」読み方がオススメです。
3.内容
整理整頓をしてミス予防
この本のスタンスは、整理整頓をすることでミス予防を実現するという考え方です。
実践しやすい具体的な方法が書かれているので、やはり、今いる状況や業種に合った方法をピックアップすることがオススメです。
整頓の技術は応用がきく
私が注目するのは、整頓の方法が充実していたことです。
※整頓…物やデータを取り出しやすいように配置すること
- デスクの上に何も置かない状態で毎日帰宅する。
- 同じ場所に戻せるように、定位置の見本となる写真を掲示する
- フラットファイルの背表紙に丸いカラーシールを貼り、グループごとのまとまりを一目でわかるようにする
4.良かった言葉・私の考え方
4-1 良かった言葉
言葉のブレをなくす用語集をつくる
チームで働くとき、同じ業界で同じ職種のメンバーであっても、その内容が違う場合があります。特に、その職種の人数が2-3人の少人数の時こそ、用語集を作っておくチャンスだと思います。(人が増えると毎日の情報共有だけで手一杯になっていきます)
4-2 私の考え方
他のメンバーがミスをしないようにするためにどうするか?
致命的な事故につながるミスは予防する必要がある一方で、あらゆる作業をガチガチに仕組み化すぎるとマイクロマネジメントになり、無気力で考えない人を作り上げてしまいます。他人が起こしそうなミスをよかれと思って予防したつもりが、かえって自分の負荷を大きくしてしまうこともあります。
ミス予防は自分の利益のためにリソースを使い、ミスの予防法を他人に当てはめる(=押し付ける)時は育成をセットにした方が良いと考えています。もちろん人の命が関わる職種は場合によりますが、ある程度は自由に仕事ができる裁量を与えて考えてもらうことも、チーム全体でのミス予防には大事だと考えています。
5.関連記事の紹介
以上、『仕事のミスをなくす99のしかけ』の紹介でした。
このブログでは、仕事術のほかに、だれでも気軽にできる職業キャリアのつくり方を発信しています。