今週の1冊エピソードです。
今、ビジネス書を読み過ぎて混乱しています。整理しないままに次々と読み進めているので頭の中が「ごちゃごちゃ」しています。
多読、乱読、活字中毒。
これらのメリットはたくさんある一方で、「あれ、何のために本を読んでいるんだっけ?」、「このテーマは、全体のうちのどこに位置付けされていた?」などを考えないまま、どんどんと次の本に移っていました。
掃除をしない部屋と同じように、頭の中もごちゃごちゃするのは当然のことですね……。
そんな状況にストップをかけてくれたのが、『ライフピボット』という本です。キャリアの組み立て方をテーマにした本です。
内容はとてもわかりやすくてスッキリとします。
- VUCAの時代とは何か?
- 仕事のスキルとは何か?:テクニカルスキル、ヒューマンスキル、コンセプチュアルスキル
- 本業と複業(副業)で得られる8つの報酬
- 運をつかむための5つの行動特性
本を読むことで気づいたことは、「短期間に手広く始めるのは失敗だった」ということでした。本を読む行動そのものが、キャリアを考える不安に突き動かされていたので、「あれも、これも、身に付ける」という考え方になっていることに気が付きました。
それは、「あれも、これも、読む」、「新刊を全部読む」という行動につながっていました。
- 良い本は、思考にストップをかけてくれる。
- 良い本は、全体像を示してくれる。
それをあらためて感じました。
ビジネス書や自己啓発書は、読み続けると「全部身に付けてやる!」という考え方と、「とりあえず試してみる」という考え方、それぞれの境界があやふやになってきます。
私は「試したことをいつ終わらせるか?」ということを決めていませんでした。「不安だからインプットを終わらせたくない」という泥沼にいたような気がします。
私には「試したことを、終わらせる技術」が必要でした。
今年の10月と11月は、読んだ本を整理する読書の秋になりそうです。