投資とトレードの世界で、年に4回ある決算発表時期の短期スイングトレードの方法について整理をします。
1.決算発表時期の短期スイングトレードのスタイル
私は「好業績の決算発表をしたのに大幅に売られた銘柄」を拾って、短期の反発上昇を狙う手法を決算発表時期ごとに試しています。
2.決算発表でチェックしていること
決算発表前日までにできること
- 決算発表銘柄にザっと目を通して、気になる銘柄を見つけておく
- もしも大幅に下げるのなら狙いたいセクターを考えておく
決算発表当日にすること
その日の夕方~夜にかけて1つずつ画面を確認します。
- 決算発表の業績 → 黒字かどうか
- 通期の業績見通しの会社予想 → 上方修正が買う候補。下方修正は空売り候補
- 通期の業績見通しのコンセンサス予想との乖離 → 上方修正でコンセンサスを下回った銘柄は大幅に下げれば買い候補
コンセンサス予想を上回る銘柄は、寄り付きから窓を開けて大幅上昇することが多いので追いかけません。
決算発表翌日の昼休みにすること
- 通期経常利益予想が上方修正&コンセンサス予想を下回る&6%以上下落した銘柄をチェック。
- 下げた理由に中長期的なネガティブ要因が無いかをチェック(不正会計、増資、配当廃止など)
- PBR1.0倍未満かどうかをチェック。1倍未満であればなお良いです。0.4倍などはお宝のように感じます。
- 配当利回りをチェック。3%以上ならなお良いです。
あくまで短期の反発上昇狙いなので、自己資本比率は見ていません。
将来的には、海外売上比率とドル円の関係を総合した評価基準や見通しを持てるようにしたいです。
ちなみに、私はトイレトレーダーは否定派です。これは本業の仕事中にトイレに入って相場をみる人のことを指します。
本業中にチラチラとスマホをみることは、たまたま自分が相場をみた時期に絶好のエントリータイミングが来るという考え方を現していると考えています。
昔の私も「ちょいっと相場をみてサクサクッと買ってパッと売って儲けて」と考えていました。ですがこの考え方は、世界中の人が関わっている相場を自分1人の念動力で思いのままに動かせるという思い上がりを現した行動だったと今では振り返っています。
昼休みに絞って相場をチェックするようにしたことで、次のようなメリットがありました。
- 本業に集中できる
- エントリー回数を減らせる
- 限られた時間で行動を決める場数を踏める
- 本業とトレードが交わる生活スタイルを作れる
3.プライム市場に絞って良かったこと
私はさらに、決算発表を確認する個別銘柄をプライム市場に絞っています。
これにより次のようなメリットを感じています。
- 確認をする数と時間を減らせる。
- 昼休みや終業後の限られた時間にチェックが間に合う。
- 売買代金がそれなりにあって、流動性がある銘柄が多い(出来高が少なく流動性がない銘柄を見る手間を省ける)
- 「より魅力がある」銘柄をトーナメント形式で選びやすい。比較する銘柄が少ないので「あれもこれも」と考えがぶれずに済む。
4.決算時期の短期スイングトレードは体力勝負
用事や副業がある日や、気分が乗らずに決算内容の確認を後回しにしてしまう日は、睡眠時間が少なくなります。
本当は日付が変わるまでに寝るのが健康にも思考をクリアにするためにもいいのですが、たまに睡眠時間が短くなる日もあります。ただ、「この1時間、2時間が明日の利益(数千円、数万円)につながる」と思えば多少眠くても対策をしてスイングトレードに向かえます。