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【投資トレードコラム】No.001 ニッケル価格とETF(1694)の乱高下

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2022年3月8日から18日にかけて、ニッケルの取引であり得ないことが起きました。

LME(ロンドン金属取引所)でニッケルの取引が停止されたのです。

 

2日で2倍(200%)になった直後に、そこから2日で半値(50%) になるという状況でした。コモディティ市場の荒さを見せつけられた期間でした。

 

中国企業の空売りの踏み上げが要因だったのですが、驚くことに、この間の急騰急落の取引を無かったことにするという措置が中国の企業に対してとられました。

 

「ぶっ壊れ」「後出しジャンケン」などの声が聞かれ、本当にその通りだと思います。何が起こっていたのかを残します。

 

 

1.WisdomTree ニッケル上場投資信託(通称ニッケルETF)の基本情報

正式名称:WisdomTree ニッケル上場投資信託

銘柄コード:1694

管理会社:ウィズダムツリー・マネジメント・ジャージー・リミテッド

信託報酬:0.49%

1口あたり分配金:0円

単元:10単元から取引可能

 

商品先物の口座を開いていない人でも、現物口座で取引ができるニッケルETFです。配当金はありません。

 

情報元:1694-j.pdf (jpx.co.jp)

 

2.ニッケルの乱高下を時系列で整理

時系列

■LME(ロンドン金属取引所)

※ロンドン時刻です。

2022年3月8日、場中にニッケルの取引停止

2022年3月16日、取引再開、値幅制限を8%,12%と段階的に変更。

 

三つの要因

要因1:ロシアのウクライナ侵攻

侵攻をきっかけに、コモディティ市場が高騰していました。

 

要因2:インフレーション

各国が金利を引き上げる政策をとり、インフレに強いコモディティを買う動きが強まりました。

 

要因3:中国企業の空売りの踏み上げ

青山控股集団の創業者である項光達氏をはじめ、各企業が空売りをしていました。その踏み上げが、価格急騰の主要な原因です。

魔の「18分間」頭から離れず-ニッケル市場大混乱、存続懸かる各社 - Bloomberg

 

3.ニッケルETFの動向

EFTの基準価格に影響するLMEの取引がキャンセルされたのです。指標に連動することを目指すニッケル上場信託(1694)と実際のニッケル価格(取引停止中)が、連動しづらくなりました。基準が無くなって訳が分からない状態でした。

 

2022年3月9日は、ストップ高なのに、値幅制限で前日比マイナス1370円(1単元)

と、頭に「???」といくつも浮かぶ板が出ていました。SNSやYoutuberの反応を調べると、こうした出来事はかなり珍しいようです。

 

3月11日通知 (minkabu.jp)

3月15日通知 (minkabu.jp)

3月17日通知 (minkabu.jp)

 

LMEのニッケル取引、16日再開 全上場商品に値幅制限: 日本経済新聞 (nikkei.com)

ニッケル業界の大物、大規模ショートポジションの一部を今週買い戻し - Bloomberg

ニッケルについて、今回は空売り勢に対して世界の需要+投機がまさった結果でしたが、一度話題になってしまったので入るタイミングに迷っています。ETFを買えないうちに上がってしまうならそれでも良いかなと思います。金・銀・白金を選ぶ方が穏やかな気持ちで売買できるかもしれないと感じています。

 

4.未来に活かす:法人での投資とレバレッジ

法人でも証券口座を開いて、レバレッジをかけた投資をすることができます。

 

中国の恒大集団のニュースはすっかり話題に上らなくなりましたが、経営危機は去っていません。もしも、他の法人がレバレッジをかけて中国不動産に投資しているとしたら、中国の不動産バブルが崩壊すると、一体どうなるのでしょうか。

 

今年2022年1月明けにNYダウや日経平均が急落した時には、利益確定をして損失を埋め合わせた人もいるかと思います。

 

これと同じように、もしも法人が中国への不動産投資で損失を出したなら、持っている個別銘柄を売却することで、埋め合わせをするのではないかと気がかりです。

 

3月25日時点で、VIX指数は20台、スキュー指数が140台をとっています。仮に数週間持ち合ってから日経平均やNYダウの指数が再び下落に向かった場合、商品市況がどう動くのかを追っていきたいです。