先週と今週のトレードでは、ドル円の動きを一番意識しています。
10月3日から4日にかけての深夜に、ドル円が150円を超え、直後に147.287円まで円高になりました。今は、149円前後をうねうねとしています。
1.商品関係は下落
大阪金先物の価格は連続で下落しています。
ゴールドの他にも、シルバー、白金、パラジウム、銅、ニッケル、原油、小麦などが下落しています。アルミニウムとトウモロコシは日足レベルで上昇しています。
2022年は、米国株が下げれば商品に資金が移動して金や銀の価格が上がっていたので、今はお金の流れが変わったような気がしています。ゴールドには金利が付かないという特性があるので、金利が付く別の金融商品に資金が流れているのかもしれません。
資源価格に連動しやすい、住友金属鉱山の価格も下がっています。
2.資源国通貨
アメリカドルが強い。資源商品は弱い。
それなら、アメリカドルと資源国通貨(カナダドル、ニュージーランドドル、オーストラリアドル)の組み合わせのトレードが良いのではないかと、考えています。
通貨ペア | 日足の移動平均線 | スプレッド |
アメリカドル / カナダドル | アメリカドルが優位 | 1.6 |
ニュージーランドドル / アメリカドル | アメリカドルが優位 | 1.6 |
オーストラリアドル / アメリカドル | アメリカドルが優位 | 0.9 |
アメリカドル / 日本円 | アメリカドルが優位 | 0.2 |
売りと買いのスプレッドを見ると、楽天証券ではかなりの差があるので、ドル円以外はあまり触っていませんでした。ここにきて、ドル円の動きが激しくなってきて、私の生活リズムと合わなくなってくるようにも感じます。しばらくは資源国通貨のトレードをお試しでするか、ドル買いの「待ち」でいようと考えています。
3.素直に個別株の新規売り
10/2の個別株の前場上げと午後の下落を見ると、素直に個別株の新規売りが一番シンプルでわかりやすいと感じます。
信用取引をしていると、
- 買った銘柄の、利益確定の売り。
- 新規売り
- 売った銘柄の、利益確定の買い戻し。
- 新規買い(私は、信用取引ではほとんどしていません)
1と2、3と4は同じではないと感じます。言葉にするなら、「利益確定する場所ではあるけれど、新規にエントリーする場所ではない」というポイントがあります。
10/2と10/3の移動平均線・MACD・ローソク足を見ると、久々に「利益確定売りと新規売り」が重なった銘柄が増えた気がします。
例えば、
- 日本特殊陶業(5334)
- 加賀電子(8154)
- 阪和興業(8078)
などは、素直に新規売りをしやすいチャートだと感じます。ローソク足の上から、日足の短期移動平均線が下がってきています。短期的には売りですが、週足の中期移動平均線は右肩上がりなので、週足の線にタッチしたところが第一の反対売買のポイントだと考えています。週足短期移動平均線を下回って終了するようなら、売りは継続です。
売りが多いというよりは、買い手がいないので、板を見ると売りが買いの2倍、という銘柄もありました。加賀電子では、売り板25,900に対して、買い板5,700というアンバランスな状況でした。
4..資金は移動する?
- 金利が上がって、債券は下落。
- 米国株は下落。
- 日本株は下落。
- 資源商品は下落。
資金をどこに振り分けるかを考えると、私は、素直にアメリカドルに集めることを第1候補に考えています。
今考えているのはこの流れです。
- 移動平均線・MACD・ローソク足を見て、素直に個別株の新規信用売り(信用取引)&エグジット
- 日足のローソク足が、日足の短期移動平均線を上に抜けて来た時にアメリカドルを買う。&エグジット
- ドルを買っている間に、円高メリット銘柄が底打ち反転するかどうかをチェックする。
- 日銀の為替介入があれば、円高メリット個別日本株を2~3分割で買い集める。
貴金属の中でも、特にシルバーは盛り上がって欲しいところです。コモディティに興味があるなら、この記事で紹介した本がとても面白いです!
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これからも、貴金属・コモディティ・資源商品をメインテーマにして、個人投資家&トレーダーの立場から発信を続けていきます!