近所のローソンに「お辞儀」がとてもきれいな店員さんが働いています。
その人のお辞儀の良さの理由を「静止する動作」という視点で考えてみました。
1.分離礼で「静止」を見せる
その店員さんは、わずか5秒にも満たない間の動きがキビキビとしています。
注目したのは「分離礼」です。
これは発声とお辞儀の動作を、それぞれ分けて行う動作です。
- こちらに顔と体を向けて、発声前の準備動作をする
- 「ありがとうございました~」と発声する
- お辞儀をする
発声と動作の途中には、一瞬だけ切り替えのための「静止」があります。これは速すぎても遅すぎても違和感につながるのものなので、店員さんの「ちょうどいい」具合のスピード感がキビキビとした動きの印象を作り出していました。
2.二手先をイメージする
そしてもう一つ、動きがキレイに見える理由に、
- 上半身と下半身の動きが分離している
という特徴がありました。
一言で表すなら「体がふにゃふにゃしていない」。下半身が前後左右に多少動いても、上半身を体幹が支えているので引きずられない。
頭の中に2手3手先の動きをイメージできて、無意識でできるくらいに体に動きをなじませている様子です。
分離礼のお辞儀ひとつに、その人の練習回数、教えられた経験、場数、考えていたことが現れているように思いました。一つの動作に積み上げてきたその人の歴史を感じる瞬間に「いい仕事」を感じるのだと思いました。