このブログでは、短期スイングトレードをテーマにして記事を投稿しています。

※この記事は個人的な見解であり、投資売買を推奨するものではありません。また、投資は元本を保証するものではありません。必ずご自身の判断と責任に基づいて行動して頂きますようお願い致します。必ず免責事項のページも合わせてお読みください。
- 1.前回のストーリー
- 2.重要イベントの確認
- 3.通貨の動き
- 4.日経225:トレンドラインと水平ライン
- 5.アメリカ3指数
- 6.SOX指数
- 7.ビットコイン
- 8.NT倍率
- 9.投資主体別売買動向
- 10.騰落レシオ
- 11.個別株の人気テーマ
- 12.貴金属:ゴールド、シルバー・プラチナ
- まとめ
1.前回のストーリー
2025年12月は、金利が世界の経済を動かしています。
- 12/10(水):アメリカFOMCで金利引き下げ発表
- 12/19(金):日本銀行が金利引き上げ発表
日米の金利差が縮小することが事実として確定しました。
金利に関わる日米のイベントから、安全資産としての貴金属需要が増加しシルバーが60ドル超え、中国の先物市場開始から引き続きプラチナ上昇、割安のパラジウムも大きく上昇しました。
2.重要イベントの確認
12/22(月)~12/26(金)は重要な経済発表イベントはありません。
季節的な行動は次の通りです。
- 海外投資家がクリスマス休暇に入る
- 中長期投資家が損出しをしやすい(節税のために、損失を確定する売り)
- クリスマスラリー、悼尾の一振:「年末に株価が上がりやすい」とするアノマリー
大口プレイヤーがいない状態で、大きな資金を持っている個人投資家の動きが、チャートを動かしやすい1週間です。
3.通貨の動き
ドル円は急激に上昇して157.6円台です。
日米金利差が縮小しても円安が進んでいます。

日経225はドル高円安で上昇する傾向があるので、12/22(月)は上昇して始まる可能性が高いです。
11/20の高値157.8円は目立つ抵抗線です。ここを超えて来れば12/26(金)時点で160.5円までの高値追いが起こりやすい環境です。
ファンダメンタルズのポイントは、「157円の上昇を日銀が「急激で抑え込むべき円安」と判断して為替介入を実施するかどうか」です。12/19(金)22時ごろは片山財務相から口先介入がありました。チャートを見ると、下ヒゲを付けて、ドル円の買い場を提供しただけのようにも見えます。

12/22(月)12:30時点で、157.4円の二本の支持線が効くかどうかが重要ポイントと見ています。

口先介入のレベル確認
チャート外の要因は口先介入と為替介入なので、要人発言と口先介入のレベルは次の通りです。
【口先介入のレベル】
為替介入が行われる前の、口先介入の本気度は5段階のレベルがあると認識されているようです。
- 5:断固たる措置をとる。あらゆる措置を排除しない
- 4:容認でない、必要であれば適切な措置を講じる
- 3:急激な相場変動は望ましくない。ファンダメンタルズから乖離している。警戒感をもって市場を注視する、行き過ぎた変動は望ましくない
- 2:ファンダメンタルズを反映するのが望ましい。市場を注視している。
- 1:コメントしない
【片山財務相(12/19金)の発言】
- 過度な変動や無秩序な動きには、日米財務相共同声明の考え方を踏まえ、必要に応じて適切な対応を取る
- 足元の動きは非常に一方的で急激であると憂慮している
- 為替介入も「当然考えられる」
【今の口先介入レベル】
12/19(金)の片山財務相の発言を踏まえると、口先介入のレベルは3.5程度と考えられます。「断固たる措置、あらゆる措置、容認できない」というワードが出て来るタイミングが、為替介入を本格的に警戒するタイミングと見ています。
それまでは、ドル円は口先介入が何度かありつつも上昇の押し目を提供するにとどまり、160円を目指すと見ています。口先介入のレベル引き上げ → 瞬間的な円高=日経225採用の大型半導体株の押し目→為替介入を警戒しつつも160円の上昇トレンド。
一方で、為替介入のインパクトとトラウマを投資家やトレーダーに与えることを考えるなら、160円の節目に到達する前に為替介入をすることもふいを突く上では効果的と見ています。海外機関投資家が休暇に入っているこの1週間で為替介入を行う可能性も残されています。
こうしは要人発言のニュースは速報性が大事なので、私は みんなのFX|トレイダーズ証券 の発信が見やすくて好みです。スイングトレードやデイトレードに活用しやすいです。
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4.日経225:トレンドラインと水平ライン
日経225の値段は、2025/4/7から引いたトレンドラインを、12/19(金)の大引けで超えてきました。
また、抵抗線は2025/11/4と11/20を結ぶラインが上から降りてきています。
長さを判断軸にするなら、支持線の方がより長期で効いているので、株価は上方向と考えることもできます。
支持線と抵抗線の二つのどちらが効くかの観察が大事で、2025/12/23(火)の15:30時点の株価が50,500円の上に来るか下に来るかで、水木金の方向性が決まると見ています。

日経225への影響が大きい個別株を見ると、25日移動平均線が下向きでその下に株価がある個別株が多いです。
ソフトバンク、アドバンテスト、東京エレクトロン、ディスコなど、25日移動平均線にタッチするまで上昇し、そこから上下どちらに行くかを考えるようなチャートと見ています。
12/22(月)は、日銀の会見を待っていた資金が急激に流れ込んで、どんどん上昇をどこまでも目指すような雰囲気があると感じます。ありあまる数十億の資金を持つ個人投資家が日単位の逆張りを新規にするなら、49,500円、50,000円、50,500円と3段階で売りを入れると想像しています。
日経225先物では、日足のボリンジャーバンドが真横を向いていることを私は注目しています。ボリンジャーバンドは正規分布をすることを前提に作られている指標のため、今は真横を向いているため逆張りが効きやすい形と捉えています。
注意したい点として、ボリンジャーバンドを使った逆張りはいつかは必ずレンジ相場をブレイクして、損失確定してトレードを終えることです。
真横の日足BBのバンド幅が拡大するバンドウォークに移行するかどうかは、12/23(火)15:30時点で日足BB+1σの約50,500円を上に抜けるか、反転下落するかどうかにかかっていると見ています。
この分岐点を踏まえたうえで、売りと買いのポジション形成を考えます。
【売りポジション】
・新規エントリーなし
・保有している売りポジション
12/22(月):後場まで損切りを待つ
12/23(火):15;20時点で、BBと日経225が50,500円より上なら損切り。下なら持越しをして今週中に決済するかを判断。
【買いポジション】
・新規エントリー:ギャップアップしていない個別株を買いエントリー、12/23(火)大引けで決済
・保有ポジション:同じ
※個別銘柄の選び方については、記事の後の方で書いています。
5.アメリカ3指数
ダウ平均、S&P500、ナスダックと、すべて上値余地があるチャートです。日経平均株価の上昇には追い風と見ています。
6.SOX指数
SOX指数も反転上昇して、上値余地があります。

日経225には大型半導体株の値動きが大きく影響するので、SOX指数の上昇は個別株の買い要因です。円安も急激に起きているので、ほぼ12/22(月)は買いが優勢と見ています。
7.ビットコイン
下落してきてからの下値横ばいです。
ここ1-2か月は、ビットコインを株式の先行指標として見ています。大きく下げなければ、日本個別株の上昇を邪魔しないと見ています。
気がかりなことは、これまでの「円のキャリートレード(金利の低い円でお金を借りて、リターンの大きい他の市場に資金を移して差額を稼ぐ方法)で溢れたお金がビットコインや海外資産に向かう流れ」が終わりつつあるかもしれないことです。
円調達を原資にしたビットコイン投資の縮小は、11月12月でもう終わったのか、縮小途中なのか、これからさらに進むのか、それが分かりません。
日銀の植田総裁の12/19(金)の記者会見を過ぎて、当日はビットコインは下げることなく上昇しました。ビットコインは土日祝関係なく動いています。12/21(日)の23時頃の今は、先週からヨコヨコの動きです。
ビットコイン/ドル(BTC/USDT)リアルタイム価格・チャート | みんかぶ 暗号資産(みんなの仮想通貨) )
日本の金利が0/25%上がったとして、それでもまだ諸外国の金利の方が高いので、円のキャリートレードは縮小しつつも残っていると考えることもできます。また、日銀の金利引き上げの影響はじわじわと効いていき、ビットコインもじわじわ下落をするかもしれません。
とにもかくにも、今は下ねヨコヨコの状態なので、ビットコインが上昇するためには何かしらのインパクトのあるニュースが必要と考えられ、閑散相場の年末年始で経済イベントが無い中で、大口に比べると遥かに小さな資金の個人投資家が無理やり価格を動かすことは難しいと考えられます。
ビットコインを株式の先行指標と位置づけつつも、下値ヨコヨコが続くとすれば日経225に与える影響は小さいと考えて、急変が起きていないかだけを引き続きチェックすることにとどめればいいと考えています。
8.NT倍率
25日移動平均線は下向きで、中長期的には日経平均採用銘柄よりも、日経225以外のTOPIX型の個別株の方が優位性がありそうです。
ただし、日足ではレンジであり、下がってくる25日移動平均線との間に値幅があるので、12/22(月)からの週は、一旦の日経225採用銘柄の上昇も見込めると見ています。
日経平均型でも、TOPIX型でも、1-3日のスパンならどちらでもいいといった相場環境と見ています。週単位のスイングトレードや、年末年始の持越しまでを視野にいれるとすれば、上がり切っていない、持続的な上昇が見込めるTOPIX型の銘柄を選ぶ方が良く、TOPIX型の代表的な業種である銀行・商社・建設・エネルギーには注目をして見ています。
9.投資主体別売買動向
海外は買い越し、個人は売り越しです。
圧倒的な資金を持つ海外に付いて行くと考えれば今週も「買い」です。
ただし気がかりな点は、海外投資家はクリスマス休暇や年末休暇をとるらしく、今週に限っては海外投資家は相場への参加者が少ないと考えた方がいい点です。
個人投資家の割合が多いことと、日本人投資家は逆張りが好きと言うことを仮定すると、12/22(月)の寄付きで個別株が華々しい上昇をした後に、12/24(水)からの逆張り売りエントリーをする人も一定数いると見ています。
その売りも巻き込んで日単位の踏み上げがあるとしても、持続性は節目ごとに判断が必要と見ています。
- ドル円12/22(月)12:30の157.4円
- 日経225の12/23(火)の15:30時点での50,500円
が私の具体的な判断値で、ここに
- クリスマスラリー
- 悼尾の一振
と、いつ何時も年末は上昇するとでも断言するような、読むことが難しいアノマリーの影響が加わります。
買いか売りかで言えば、買いが良さそうと、ふわっとした感覚を持っています。
先週金曜日時点で売りポジションを持っている場合は、売りで踏み上げられたままのポジションで年末年始の休場の約5日間を過ごすのはとても気分が悪いと思います。
素直に順張り買いエントリーをして売りエントリーは控える方が、心穏やかに年末年始を過ごすことができると思います。
とは言いつつ、無視できないと感じるのが騰落レシオの過熱です。
10.騰落レシオ
12/19(金)引け時点の騰落レシオは、
- 6日:155台(過熱)
- 10日:120台(やや過熱)
でした。日単位では過熱しています。6日騰落レシオが継続して150を超えると上昇は持続しにくいと考えいて、やはり12/23(火)の15:20の株価が50,500円の上か下かで、上昇がもうすこしジワジワ続くか、売りエントリーと利益確定をする人が増えて上昇が止まるかを判断することが大事と考えています。
6日騰落レシオの連続150超えは、暴落からの戻りの時期以外では続いても4日程度と見ています。今週では、連続上昇が起きる場合は12/22(月)~12/25(木)と見立てています。
そのころには、日経225の個別大型半導体銘柄のチャートでは、上から降りてくる25日移動平均線にローソク足が抑えられて、相場環境の見え方が変わってくるタイミングと推測しています。もしも売りエントリーをするなら、12/25(木)頃が頃合いと見ています。
11.個別株の人気テーマ
先週12/15(月)~12/19(金)は次の個別株が人気で注目を集めていました。
【貴金属関連】
- 銀・プラチナ・パラジウムの上場信託(金の果実シリーズ)
- 住友金属鉱山(5713)
- DOWAホールディングス(5713)
- 三井物産(8031)
【銀行】
- SBI新生銀行(8303):再上場で注目を集めました。
- 銀行株・地銀株:IPOの換金売りとして、1-3日下落していました。
【下落トレンド】
- 任天堂(7974):メモリの高騰から、製造原価が収益を下げると見込まれ、下落しています。3空叩き込みかつ週足-2σで反発上昇した後、-1σに沿った下落のバンドウォークをしています。反発上昇が続くかどうか注目です。
- サンリオ(8136):9社の機関投資家の空売りが参加しています(野村證券が12/15(月)に新規空売り参加)。新規売りが51万株増加、新規買い100万株増加と押し目買いも入っていて上昇の希望は残されています。信用倍率は約13まで下がっていることも買い目線の人にはプラス材料。一方で回転日数は38.8日と含み損でホールドしている人が多く、上昇すると戻り売りが出て下へ押し戻される流れも起きる可能性があります。5,000円の節目~24カ月中期移動平均線の4930円で下げ止まり、反発上昇するかは注目です。
- Abalans:太陽光発電の企業です。エーバランスと読みます。スタンダード市場の個別株であり、一度下げるとプライム市場の株のように反発上昇するとは限りません。手出し無用の個別株です。
私個人の感覚では、先週に上昇した人気個別株よりも、その1週間前に上昇した人気個別株の方が、下落調整が済んで上値余地がある銘柄が残されていると感じます。こちらの記事の最後の方でpickupしています。
【ペロブスカイト太陽電池】
高市首相は、太陽光から国産のペロブスカイト電池量産&輸出を発表しています。
- 伊勢化学:ヨウ素
- K&Oエナジー:ヨウ素
- 積水化学:本体の製造
ヨウ素2社の配当利回りは1%前後とそれほど高くないですが、無配では無いので買い材料にはなっています。積水化学は実証実験段階なので、今日明日に売り上げが上がる状況では無いですが、2026年の国策銘柄としては注目をしています。
3社とも、抵抗線をブレイクアウトすれば、上値追いの買いエントリーをしやすいチャートの形のため、2026年に向けて特に注目しています。
12.貴金属:ゴールド、シルバー・プラチナ
貴金属は
- 需給からの上昇可能性
- 株式の価値と比べた安全性
- 現金と比べたリスク
などの要因で上下します。
急騰の理由は次のように見ています。
- 中国とインドの工業需要
- 機関投資家がペーパーシルバーを使って値段を下げていたため、その巻き戻し
- 重要イベント続きで不安定な株式市況
- インフレ対策としての実物貴金属需要
シルバーは60ドルを超えて、「価格を再定義する段階」というフレーズが多くみられ、今後も息の長い上昇に期待をしています。
上場信託についてみれば
- プラチナ(1541):まだ基準価格に対して3.86%のマイナス乖離。
- 銀(1542)、パラジウム(1543):基準価額に対して約2%プラス乖離:
- ゴールド(1540):ほぼ乖離なし
年末年始の今は、ちまちまとゴールドの長期積立をする段階と見ています。今からプラチナ・パラジウムに短期で買いエントリーすることは激しい値動きに付いて行けない可能性も高いです。特に貴金属はここで下落すると思っても急激にどこまでも上昇を続ける性質のある商品なので、大納会までの営業日数が少ない中でのエントリーは避けるべきと考えています。
私は心穏やかな年末年始を過ごすために、ゴールド以外の貴金属ETFの新規エントリーはしない予定です。
まとめ
- 12/22(月):上昇して始まる見通し。ビットコイン・SOX指数・アメリカ3指数ともに日経225には追い風。NT倍率関係なく全面高の可能性もある。
- 12/22(月)12:30:ドル円12/22(月)12:30の157.4円を基準に、支持・抵抗の二本のトレンドラインの勝敗を確認してトレンドフォロー。157.8円の抵抗線を超えれば、160円越えを目指す。
- 為替と外需株は、口先介入で「容認できない、あらゆる措置、断固たる」という言葉で手てくるまで円は売られると見て外需株の買いポジション優勢。押し目は積極的に買う。
- 12/23(火):15:20時点でポジションをホールドするか、決済するかを判断。基準は50,500円より上か下か、そして日足ボリンジャーバンド+1σの向き。
- 騰落レシオ加熱連続日数(4日連続過熱なら12/25(木)が目途)、日足BB+1σの向きとバンド幅を見て売りを判断。
- 金利高がビットコインへの資金流入に影響を与えているか、情報集とチャートを観察。
- 6日騰落レシオは12/22(月)寄付き時点で150台の過熱状態。長続きはしにくいことをベースに考えて、為替介入・騰落レシオ加熱から、週末年末にかけての買い相場。12/25(木)を目途に上昇ストップからの売りにつながるかを判断。
- 日経225採用の大型半導体株は下がってくる25日移動平均線にタッチした時点で、逆張り戻り売りエントリーするかを判断。売りトレンドや需給が悪化している個別株(任天堂、サンリオ)のチャートに目を通す。
- シルバーとプラチナの新規エントリーはしない。ゴールドは長期積立はアリ。
- 年末年始は心穏やかで過ごすことを意識する、特に売りの踏み上げ上昇には要警戒。年内に決済しきれない量のエントリーをしない。
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短期スイングトレードは読書と実践で経験を積んできました。今も勉強している真っ最中です。
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