このブログでは、短期スイングトレードをテーマにして記事を投稿しています。

※この記事は個人的な見解であり、投資売買を推奨するものではありません。また、投資は元本を保証するものではありません。必ずご自身の判断と責任に基づいて行動して頂きますようお願い致します。必ず免責事項のページも合わせてお読みください。
- 1.前回のストーリー
- 2.重要イベントの確認
- 3.日経225:トレンドラインと水平ライン
- 4.SQ週&FOMC前ポジション解消:日数から逆張りを狙う
- 5.ドル円
- 6.NT倍率日経優位、6日騰落レシオ70台低値、SOX指数ダブルトップ付近
- 7.ビットコインは下げ止まってレンジ
- 8.プライム市場売買代金とTOPIX
- 9.貴金属市場はシルバープラチナ
- 10.まとめ
1.前回のストーリー
前回の投稿記事はこちらです。
100円以下の小型株が急騰する場面もありましたが、やはり持続性のある個別株の王道はプライム市場・時価総額のある銘柄です。
2.重要イベントの確認
- アメリカFOMC:12/9(火)、12/10(水)。
- 特に12/10(水)のFOMC結果発表とパウエル議長の発言(日本時間12/11木,早朝5時頃)
- 日銀金融制作決定会合:12/18(木)、12/19(金)
金利→為替→米国株と日本株(外需株)→日経225と影響します。
今週はドル円を最重要の指標として見ています。
3.日経225:トレンドラインと水平ライン
2025/12/8(月)から始まる週のトレンドラインを次のように引きました。
今はレンジの中にあります
上限は、
- 53,600円
- 52,600円(週足レンジ)~
- 52,350円(BB+2σ)~
- 51,650円~
下限は、
- 49,450円~
- 48,350円(週足レンジ)~
- 48,250円(BB-2σ)~
- 48,000円
を想定しています。
上昇していくように見えるチャートですが油断はできません。
- 移動平均線はゴールデンクロス直前。
- 日足MACDは1本目のプラス。
- 日足ボリンジャーバンドは真横で、完全なレンジ相場の中
ゴールデンクロスとMACD1本目の今、順張りで入って逆に動いた時の心理的ダメージは強烈です。
特に12.7(月)は上下どちらにも大きく動く余地があるので、この日は指数と個別株はノーポジションが精神衛生上は良いと考えています。
売買するとしても、12/7(月)は大引け、12/8(火)は寄付き~前場引けを見てからのエントリーの方が相対的にしやすいですが、大きなイベントがあるので大きなポジションは取りにくいです。
4.SQ週&FOMC前ポジション解消:日数から逆張りを狙う
ファンダメンタルズを考えずにチャートだけを見るなら、日足レンジを重視して、ボリンジャーバンドの±2σを超えたなら逆張りエントリーをしてもいいと考えています。
日数としても、米国FOMCでのパウエル議長の発言がある水曜日までは、日本市場では月火水と3日あります。
3日あれば、日足ボリンジャーバンドの±2σに到達する可能性は十分にあると考えています。
ファンダメンタルズを組み入れるなら、先週からのトレンドはアメリカ利下げ(期待)からの米国株高です。素直な動きを想定するなら、米国株はするすると上げていき、12/10(水)にリスクポジション縮小のための手仕舞い売りが起きるシナリオです。日本株(外需株)も月火買いの水曜売りのリズムが素直な動きだと思います。
一旦の日経平均の大きな下落を想定するなら、日本のSQの翌週を視野に入れて、
- 12/10(水)までにドカンと下げて、米国FOMCと日本SQをキッカケに年末ラリーの上昇
- 12/12(金)SQをキッカケにドカンと下げて、翌週12/17(水)頃から年末ラリーの上昇
- 下げたら年末年始までズルズルと下げ続ける(可能性は低いと思っています)
月火で買い上げられたなら売りでエントリー、売り叩かれたなら買いでエントリーの心構えをしています。個人的には、買い上げられた後、イベント前のポジション解消売りを水曜日で狙う方が心理的にやりやすいと感じています。
極端に動いた価格からの反発を狙うため、日足ボリンジャーバンドを一番に重視して、今週は相場を見ていきます。
5.ドル円
ドル円に影響を与えるイベントが盛りだくさんです。だからこそシナリオがいくつも分岐してとても難しい1週間になると推測しています。
- 12/10(水):FOMCの議長発言
- 12/18(木)、12/19(金):日銀金融制作決定会合
- 不定:日銀の口先介入、為替介入
アメリカは金利下げ期待があり、事実で下がるか上がるかは全く読めません。12/11(木)からの流れがその週と次の週のドル円そして米国株の動きを決め、米国3指数が上なら日本株も上を目指すと想定されます。どう動くかは発表とその後の動きを待つしかありません。
気にするべきは日銀の為替介入のタイミングで、口先介入や為替介入の動向(片山財務相の動向)の確認は引き続き必要と考えています。これはチャートからタイミングの分岐を考えています。
目先の重要点は「11/20高値からの抵抗線を、価格が上に抜けた日の翌日」と考えています。

①ならドル円は円安ドル高方向に勢いづいて、「よし、ドル円の追い風で日本株も上昇」と勢いづきます。
②なら、上がるか下がるかヤキモキする動きで、私はどちらかというとこの場合は円高ドル安方向を見ています。日本株の日足ボリンジャーバンドのレンジ相場とも合ってきます。
③で大きく下落する方向性は12/8,9には起きる可能性はありますが、これもFOMC発表後の動きは全く読めません。仮に日銀利上げ確定を織り込み済みとすれば、逆に反発上昇の勢いが強力になり、日銀は為替介入をキッカケにしてドル高円安を中長期的に抑え込むことがしにくくなると考えられるので、③の実現可能性は低い方と考えています。
となると、為替介入のインパクトを最大化しようとするなら、①の上昇トレンドに乗ると見せかけて勢いづいたところを上から下に売り浴びせることが、投資家とトレーダーにとっては一番精神的ダメージが深くトラウマを植え付けることができるので、
- アメリカ利下げは実施されると見られている
- 日銀利上げは織り込み済み
と、サプライズなしの可能性が高いと考えて、私は1のシナリオを最重要視しています。
さらに、日銀にとっては、①のシナリオでも11/20高値の157.893ドルまで様子見をしていると水平ラインの売り買いの攻防になり為替介入の実施タイミングが読みにくく難しくなるので、アメリカ利下げ確定からの円安ドル高が今にもまさに始まろうとした瞬間(抵抗線をローソク足の終わりが抜けた日の翌日2日目)が、売り叩いて円高に誘導をするポイントだと考えています。
ドル円の動きの見通しを立てることは、今はとても難しいです。理想的な為替の環境としては、ドル円は12/8(月)~10/(水)までは小さなコマのローソク足の動きをして、そのうちに日経平均は上下のボリンジャーバンド±2σまで到達、指数や日経225連動の個別株の反発の値幅をとる、こうしたトレードができることを私は期待しています。
6.NT倍率日経優位、6日騰落レシオ70台低値、SOX指数ダブルトップ付近
- NT倍率の日足チャートでは、TOPIX(日経225採用銘柄以外)よりも、日経225採用銘柄の上昇の方がまずまず優位
- 6日騰落レシオは約72と低値
- SOX指数はダブルトップ付近
これらから、12/8(月)に限っては、
- 日経225採用銘柄の中から、
- 半導体銘柄を避けて
- 買いエントリー
に優位性があると考えています。※ギャップアップして始まった個別株は手を出さないでいいと考えています。
日経225採用個別株の中からは、
- 三井金属(5706):貴金属
- TDK(6762):電機
- 富士通(6702):電機、中期トレンドフォロー
- 三井物産(8031):トレンドフォロー
- IHI(7013):レンジ内上昇
- 三菱重工業(7011):レンジ内上昇
TOPIX銘柄からは
- JX金属(貴金属)
に注目をしています。
7.ビットコインは下げ止まってレンジ
私はビットコインを、米国株と日本株の先行指標として見ています。
11月後半にかけて大きく下げたビットコインは、12月はレンジ相場で9万ドル前後の動きをしています。
大きく動かなければ、株式に与える影響も少ないと考えています。急な変動が無いかどうかに注意を向ける必要はありますが、集中をして見なくてもいい時期と捉えています。
8.プライム市場売買代金とTOPIX
プライム市場の売買代金は、ここ5営業日は5兆円台です。
ここから年末ラリーの上昇に向かうためには、6兆円、7兆円と売買代金が増える必要があります。売買代金は持続する上昇かどうかを判断する指標にします。
また、TOPIXは上昇トレンドです。今は「日経225・外需株」をメインに見ていますが、転換点として
- 何かの理由で強い円高進行
- 日経平均株価(主に半導体株)のハッキリとした短期下落トレンドへの転換
- ビットコインの急激な下落開始
などが起こった場合には、
- 日経225採用銘柄以外
- 内需個別株
へのシフトできるように準備をしておくと、注意を向ける対象を切り替えるときのスイッチングコストを減らすことができます。
金融系のうちチャートの形で上昇しきっておらず買いやすい個別株として
- りそな銀行(8308)
- 滋賀銀行
- 群馬銀行(8334)
- アコム(8572)
を見ています。
9.貴金属市場はシルバープラチナ
貴金属市場では、純銀上場信託(1542)は日足週足と下側に窓を空けている状態で、激しい空中戦です。ただ、大元の銀スポット価格のチャートに窓はないので、銀価格(XAG/USD)を見ることが大事と考えています。
中長期的な上昇要因としては
- 2026年のシルバーの供給不足予測:「シルバーの現状」 | 池水雄一の貴金属講座 ブログ一覧 | 池水雄一の貴金属講座 | ブログ | 「金の果実」シリーズ|三菱UFJ信託銀行 2026年も供給不足の改善は望めないため、8250円超えに備える(白金コラム) | 岡地株式会社
- 中国とインドの工業用需要、太陽光需要増加
- 中国は銀に輸出規制をかける
- アメリカが銀を重要鉱物に指定(2025年11月)
- 地上在庫の減少
- 投資家の実物への需要増加(=実物の裏付けのないペーパーシルバーへの不信感の増大)
- 株式の下落ヘッジ&インフレヘッジとしての貴金属の買い需要
- 金の果実シリーズは計算式上は円安ドル高なら有利、ただし為替介入(=円高転換)警戒中なのであくまでほどほどの追い風
シルバーに売買チャンスはあることをビリビリと感じていますが、高値圏で持ち続けられることとはまた別です。数十分で1ドルも下落する動きが、12月に入って何度も繰り返し起きています。1日に3回起こるなど、意図的な売り崩しをしようとする主体がいるかもしれないと感じています。
59ドルに近づくと発生する強烈な売りを見越して売りポジションを短期で持つか、急激な下落の反発リバウンド上昇を見越して買いポジションのタイミングを図るか(夜間に起きることもあり1日中狙い続けることは難しい)、決めておく必要がありそうです。
短期トレードとしては、まだ純プラチナ上場信託(1541)の方が持ち続けやすいです。
買い要因としては、
- 中国の広州先物取引所でプラチナ(とパラジウム)の先物取引が取り扱い開始
- 13週移動平均線に支えられて上値余地がある。
- 2026年はわずかに需給均衡の見通しがある一方で、関税の影響もあり値動きはWPICも予測通りにいくかどうかは不確かと書いている
です。
株式が最高値圏で、インフレ進行もあるため、実物の貴金属需要は継続すると考えています。一番手は銀、二番手は王道のゴールド。プラチナは工業用需要が大半で、金銀に比べて割安なことで注目されやすい鉱物です。値上がりタイミングと値幅は、銀に比べて微妙にテンポが後ろにずれるかもしれませんが、チャート上での持ち続けやすさを重視して、今週の貴金属はプラチナを主体にトレードを進める見通しです。
金の果実シリーズの基準価格からの乖離率を利用した短期トレードも一つの方法とした上で、コモディティ特有の日単位の劇的な乱高下の影響を抑えたいとすれば、貴金属関連の個別株を数週~数か月の中期で買いポジションを持つことも、心穏やかにスイングトレードをする方法の一つとして考えています。
10.まとめ
私が考えた短期スイングトレードの売買タイミングと、売買する対象をまとめます。
- FOMCのパウエル議長発言が12/10(水)、日本時間で12/11(木)早朝が一つの重要なイベント。金利・ドル円・日銀為替介入動向を最重要視。日経225銘柄の外需株から、日経225以外の内需株への転換点がどこか、今週と来週は注意して判断する。
- 月火で日経平均株価が上か下に動くなら。電機個別株は12/10(水)当日までの短期トレードを重視。
- 日経225が上方向だった場合:12/10(水)にポジション縮小に合わせた新規売り(デイ~1日スイング)。ボリンジャーバンド±2σに来れば理想的な逆張りポイント。
- プライム市場売買代、金騰落レシオ、ビットコインの動きを、短期トレンド転換の兆しとして使う
- 12/12(金)~12/17(水):12/11(木)の動きを見てから、水平ラインまたはボリンジャーバンドの±2σを目指した数日間の短期トレンドフォロー。銀行・貴金属に注目。
- 12/17(水)~12/18(木):外需&半導体は日銀のニュースに備えたポジション縮小に合わせたレンジ内の逆張りエントリー(デイ~スイング)
- 貴金属:株式のヘッジ需要と、コモディティ単体の需給チャートから、シルバーを見つつ、プラチナの買いポジションを短期でトレード。優位性がとれない場合は、コモディティ単体から貴金属テーマの個別株に切り替え
※この記事は個人的な見解であり、投資売買を推奨するものではありません。また、投資は元本を保証するものではありません。必ずご自身の判断と責任に基づいて行動して頂きますようお願い致します。必ず免責事項のページも合わせてお読みください。
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