短期スイングトレードで今考えていることです。
1.大きなイベント後は不思議なドル高円安
9月3週目のイベントが終わり、日銀金融政策決定会合やアメリカFOMCを過ぎました。
- アメリカは金利を0.5%引き下げ
- 日本はしばらく金利は維持
この状況でドル高円安に動いていることが一番不思議だと感じています。
元々、9/24-26の期間は大きなイベントを気にすることなく動きやすいと想定していました。実際のところは、9/24はためらって配当狙いの買いエントリーをしませんでした。
理由としては、
- 買い業種と売り業種を両方備えていたことで、考えを切り替えるために初動が遅れた
- 日経平均株価の上がりが強くはなかった
- 三連休が2週連続したので、相場を考えるリズムが崩れた。
- 非鉄金属の業種などはじわじわと上昇していたので入るタイミングを決めにくかった
などが挙げられます。
2.何でもかんでも上昇の材料になっている??
今は、短期的に何でもかんでも上昇の理由になっているような印象を受けます。
- ドル高円安で上昇
- 米国株と一緒に上昇
- 選挙で上昇
- 9月配当をとるために上昇
「米国株が下がっても円安だから上昇」、「ドル高に戻っても米国株が上がっているから上昇」、「両方下がっても選挙のご祝儀相場があるから上昇」と、選挙までは一旦下がったとしても反発上昇をするシナリオが私の中で優勢になってきています。
3.9月配当
9/26は権利付き最終売買日です。
電炉に注目をしてみると、配当利回り5%以上、PBR1.0%未満の銘柄があります。
特に注目をしているのは、中山製鋼所・共英製鋼・東京鐵鋼の3社です。
2024年9月配当銘柄 | ||||||
コード | 名称 | 配当利回り | 9/25終値 | 業態 | 9/25 大引 PBR |
1株あたり配当 |
5408 | 中山製鋼所 | 5.05% | 792 | 電炉、鐵鋼 | 0.41 | 40 |
5440 | 共英製鋼 | 5.14% | 1,751 | 電炉 | 0.39 | 90 |
5445 | 東京鐵鋼 | 5.26% | 5,190 | 電炉 | 0.86 | 273 |
5406 | 神戸製作所 | 5.13% | 1,753 | 鐵鋼(自動車比率↑) | 0.65 | 90 |
5410 | 合同製鐵 | 5.69% | 4,215 | 電炉 | 0.48 | 240 |
5444 | 大和工業 | 5.50% | 7,274 | 電炉 | 0.88 | 400 |
5411 | JFE HLDG | 5.59% | 1,968 | 電炉へ転換中、高炉 | 0.5 | 110 |
その3社の他は、週足の一目均衡表の転換線がローソク足の頭を押さえていたり右下がりで支えが無かったりするので、私は買いエントリーをするのは下がるリスクが大きくなると感じています。
あくまで日経平均株価の週足移動平均線は右下がりなので、下落トレンド開始の兆しは続いていると捉えています。個別銘柄の短期的な上昇があっても、まだ下がる余地も十分にあると考えています。
ドル円の為替のように不思議なことはありますが、短期的に個別銘柄が上昇するなら付いていき、下落の兆しがあればすぐに手放すことを意識していくことを考えています。
※投資とトレードは元本を保証するものではありません。実際に行う際は免責事項をお読みいただいた上で、必ずご自身の責任と判断で行って頂きますようお願い致します。