最近の新刊のタイトルには、記号や句読点、漢字かなで表記の揺れがある言葉が多く使われています。そこには、出版社・編集者・作者の販売戦略があると私は考えています。
図書館の蔵書検索や、メルカリやブックオフなどの中古サイト内での検索に、商品名でヒットさせないようにすれば、新刊に関わる人達にとっては、収入源になる新刊の売り上げを増やすチャンスが増えます。
例えば、『〈叱る依存〉が止まらない』、『勝てる投資家は、「これ」しかやらない』、男の子/おとこの子、積み立て/積立て/積立。確かに、1回検索してヒットしないなら、図書館や中古には無いと諦めて、新刊を買おうかという気持ちになりますね。
中古検索で本を見つけにくくして中古市場で買わせないためのタイトル付けは、出版社側の存続に関わる、新しい販売戦略なのだと感じています。