この記事では、最近よく考えていることを少し整理してみました。
- 教育のスピードは、教える側の制約に依存している。
- 副業は「ストック作り」が役に立つ
という話です。

1.教育ペースは「教える側の都合」で決まる
私は副業で家庭教師をしています。
学年末や受験シーズンになると、ひしひしと感じることは「教育のペースは教える側の都合で決まっている」ということです。
私は専業でないので、使える時間は本業以外の時間です。実際の授業以外にすることがたくさんあり、1月~2月は特に立て込みます。
- 授業内容の時間配分を考える
- 板書用のノートを作る
- 1人ずつの過去問の対策(自分で1回解く)
- ご両親への報告
- 月謝の請求
時間をかければ簡単なタスクでも、時期が重なることで負荷が高くなります。
どんどんと先へ進みたい(進める)生徒さんが現れたとして、準備が間に合わないので「ちょっと待って」と言いたくなります。指導ペースを速めるには教える側の事前準備が必要だからです。
2.ティーチングは難しい
大人社会での最近のトレンドでは、
- ティーチング:古臭くて、簡単にできる低難易度の取り組み。
- コーチング:最先端の取り組みで、高尚かつエレガンスな取り組み。
という風潮があるように感じます。
私の感覚では、どちらにも良し悪しがあります。むしろ、始めての知識を相手が吸収する時期にはティーチングの技術の方が大事だと感じます。特に次のような特徴がある相手には必要です。
- 教えられていない問題に対して「できない」と取り組む前に避けがち。(答えにたどり着く実力があるので、もう一歩踏み込む態度が欲しい)
- 学校に教科書とノートを全部置いていて、自宅学習をしない。
基礎知識や背景理解が無い状態で「自由に考えてみよう」なんてことをしても、的外れな考え方しか生まれません。
ティーチングは手取り足取り教えることを含むので、指示をした相手がミスをすれば、指導した側も連帯責任を負います。ティーチングを「古臭い・簡単・低難易度」と捉えるのは誤解で、実際には多くのことが求められます。
- ある程度の全般的な広い知識
- スケジュールの時間軸上に、学習テーマを位置付けて計画する作業
- 計画をつくる時間を確保する段取り力
- 理解がなかなか進まない時や、週1回授業で前にやったことをほとんど忘れてしまう時の対応(進むか、留まるか)
- 小テストで合格基準に満たなくても、時間で区切り、次の単元に進むこと。後ろ髪を引かれずに区切る力。
担当をする相手の人数が増えれば増えるほど、ティーチングに使う教材の必要性を強く感じます。ティーチングが簡単というのは、「教材づくりや段取りが十分にできている状態なら簡単」と補足が必要だと思います。
3.コーチングに逃げて楽をしない
教える側に時間的な制約があると、どうしても「時間稼ぎのためのコーチング」に逃げたい気持ちが出てきます。
- 準備が足りない時の時間稼ぎに、質問を受ける時間をとる。
- 「教える側は「教えた」のだから、それ以上の工夫は相手に任せる
- 「わからない問題はどれ?」と、ピンポイントのニーズありきの問いかけをする。それに教師が応えることで「消費者ニーズを満たせた」とこじつける。
成果をうやむやにして、「機会の提供をしているから最低限は良し!」と言い続ける態度は、一時的ならまだしも、数十年とこうした態度を続けると怠惰な人になってしまうような気がするのでこれは避けたいです。
4.専業の人の優位性を真似る
最後に、専業で学校教師や塾講師をしている人は、ティーチングに優位性があると考えています。
似た分野で副業をしている立場では、本業の人の優位性を真似ると良いことがあると思っています。
- 板書用のノートを作成している。
- 小テストのストックがある。
- 場数:リアルタイムで学習指導要綱に沿った授業を数多くしている。
こうした優位性は「時間をかけて、ティーチング用の資料を作りストックする行動」
に基づいていると考えています。
副業では、「教材のストック作り」をして、流れを止めずに課題をどんどん供給し続けられるようにしたいと考えています。