このサイトでは、性教育をテーマに「本の選び方」や「信頼性が高いサイト」を紹介しています。記事は毎週金曜日に投稿しています。
今日は、性教育にネットの無料サイトは使えるの?という疑問にお答えます。結論から言うと、子どもが1人で見ても安心安全な、信頼できるサイトがあります。
上手にサイトを使う方法や、それぞれのサイトの特徴、向いている人を紹介します。
子どもが見るための性教育のおすすめサイト(無料)
TENGAヘルスケア:セイシル
TENGAヘルスケアが運営している、一般向けの性教育のサイトです。
10代からの質問に、医者の先生が答えてくれる「モヤモヤ相談室」が中心のコンテンツです。「ニキビが気になる。体形が気になる」という質問から、「この行為で妊娠しますか?」などの踏み込んだ内容まで、Q&A形式で読むことができます。すべて無料です。
<レビュー>
幅広い年代の子どもが見ることを考えると、相談室の量はちょっと少ないかな、と感じます。また、どうしても成人向けグッズの会社という先入観を強く持つ人がいるので、子どもや知り合いにサイトを紹介するハードルが少しあると感じます。
実態は、10代の悩みを気軽に投稿できる参加型サイトとして、おすすめのサイトです。
ピルコン
2007年から長く活動しているNPO法人のサイトです。
項目分けがシンプルで見やすくて、情報量も充実しています。文字を読みたくない人向けにyoutube動画もたくさんあります。
30代までの無料メール相談や、LINEでの相談も受け付けているので、大人・子ともに使いやすいサイトです。もちろん全部無料で見ることができます。
<レビュー>
サイトを見た感想としては、とても親切で分かりやすいです。
ママ友や親子間で「こんなサイトがあるよ」と話題に上げやすいサイトです。
記事がたくさんあるので、欲しい記事にたどり着くには少しだけ時間がいるかもしれません。それだけ内容が充実したサイトなので、ぜひ訪れてみてください。
過去記事で紹介した、男子の中学生・高校生向けの『マンガでわかるオトコの子の「性」』という本を出版している団体です。
一般社団法人にじーず(LGBTの居場所)
LGBTQ+の人たちが実際に集まる場を提供している団体です。集会の開催ペースはだいたい月1回と、すぐに参加は難しいかもしれませんが、関心がある方は参加を検討してみると良いかもしれません。
つながるブック
恋愛・SEX・避妊・月経・妊娠などの記事があり、女性向けのコンテンツが主体です。他のサイトと比べると、コンテンツ量がもう少し欲しいと感じます。
親のための性教育の有料コミュニティサイト
次のサイトは月数百円の有料コンテンツがあります。無料サイトとは違った目的で使えます。
命育
コミュニティ重視のサイトです。
性教育の悩みを、ネットの向こうの相手に話したい人にとって良いサービスです。また、月額税込み418円の有料会員になることで、性教育の教材のダウンロードや悩みの投稿ができるようになります。
<レビュー>
性の悩みQ&Aがありますが、無料のままではほとんど先を読めません。子どもが見ることを考えた場合は、無料の範囲だけでは悩みを解決できない可能性があります。
そのため、親のためのコミュニティ重視のサイトだと感じます。
<おすすめする人>
- 418円を出してもいいので、他の人が使っている性教育の教材を使いたい
- 性教育を語れるコミュニティに入って、悩みを共有したい
目的をもって登録をすれば、上手に使いこなせるサイトです。
まとめ
家庭に必要な性教育の知識は、無料サイトで多くの情報を得られる時代になってきました。
まずは無料で見られるサイトを活用して、必要を感じるなら有料サイトに登録をしてみてくださいね。